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クラウドユーザーに向けた気軽な勉強会の開き方(前編)

おはようございます!あやなるのアドカレ7日目分! アドカレ4日目で、初心に帰り、自分のお仕事や活動の話をもっとしたいと思ったので、今日はお仕事の話です。

現在私はWeb系企業のインフラ開発の部署で、タレントデベロップメントを担当しています。社員の採用や人材育成をやっているので、外向けに一言で言うときは「人事」としていますが、実は他にも色々やっています。

今日はその中でも、うちの部署が開発するプライベートクラウドのユーザーたちのタレントデベロップメント、言い換えるとすれば、ユーザーにとっての学びの場のコーディネートについて、話したいと思います。

ユーザー向けの研修などを、ユーザーサポートの一貫として担当しております。技術力ゼロのコミュ力しかない私を開発の部署で受け入れてくれて、ユーザーサポートの一員に入れてくれたCTOは、なかなか先見の明がありますよねw

イケてるユーザーサポートシステム

そもそも社内向けのサービスで、ユーザーサポートのチームがいるのが、もしかしたら珍しい話かもしれません。

関係性はこんな感じ。

クラウドサービスの開発エンジニア 

ユーザーサポートチーム(開発と同じ部署内)

ユーザー = 事業側のエンジニア

事業側の部署

クラウドサービスの開発エンジニアたちが開発に少しでも長く打ち込めるように、彼らと同じ部署の中に、ユーザーサポートチームという問い合わせ窓口を別途構えています。幅広い知識のあるエンジニアや事業側のことを理解しているエンジニアたちが、パブリッククラウドのSREやTAMと呼ばれるような、コンサル的な動きをしています。

すごくいいシステムだと思うので、まだそうゆうチームがない企業にはオススメしたいです。

入口として、ミートアップを開催

ユーザーサポートの中でも、私の担当は、そのさらに入口の部分。実際にSREやTAMがコンサル的に個別に関わる手前の勉強会を「ミートアップ」と称して開催したり、ユーザーのためのトレーニングを作っています。

ゆくゆくは、プライベートクラウドの社内ユーザーコミュニティを活性化させることを目指していて、それが自社と社会にとってプラスになるだろうと信じ、日々奮闘しております。

トレーニングを受けるほど時間はないけど、気軽に情報を入手したい。

そんなユーザーが多いので、ちょうど1年前にミートアップの開催を提案しました。開発エンジニアたちがドキュメントの更新を頑張ってはいるものの、それについて直接解説を聞いたり質問したりできる場で、かつみんなが短時間で気軽に参加できる場を設けたかったのです。

ここまでが前提。この1年どんな風にミートアップを開催してきたの?というところを、まとめていきたいと思います。読んでくれた方の参考になれば嬉しいなー。

コンテンツは大きく3つ

①Introduction: 新規ユーザーの獲得をターゲットとした概要と使い始め方の説明。半年に1回開催。
②Use Cases: 既存ユーザーに向けてのデモを含んだ詳しい使い方や事例紹介。隔月で開催。
③Q&A Session: 最新アップデートの共有と質疑応答のみ。毎月開催。

もしかしたら最初は③だけでも気軽でよかったかもしれません。
私の場合は①から開催し、②を増やしました。どちらも質疑応答の時間をとっていたのですが、毎回質問がたくさん出るので、③もはじめました。参加者にとっては、質問ができたり、他の人の質問が聞けたりする場があるのが嬉しいようです。

質問をたくさん引き出すコツ

「え、質問ってどうやったらたくさん出るの?」って思った人もいると思うので、コツをいくつか紹介します。

  • まず、開発エンジニアに回答者として参加してもらってます。彼らは事前準備なしでも参加できますし、ユーザーの声がまとまって聞ける貴重な機会にもなっているようです。

  • ユーザーにとっては、開発エンジニアから技術的な細かい話を聞けるところで、満足度が高く、そもそもだからこそ質問もしたくなるということみたいです。開催後のアンケートでも質疑応答の満足度がとても高いです。

  • 情報を少しでいいから共有して質問を促すことも大切。ポータルを見せてちょっと説明するだけでも、質問のきっかけになります。

  • 匿名で自由に質問してもらってるのもポイント。名前がわからないようなシステムに入力してもらっています。

  • 逆に直接話したい人については、公開で相談してもらったりすることもあります。相談のやりとりを聞くのは、他のユーザーにとっても勉強になるそうです。

続きは次回

毎回700字程度の記事を目指していたはずのですが、今日もあっとゆうまに長くなってきてしまったので、本日はここまでにします。次の記事でまたお会いしましょう~!






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