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東日本大震災の経験より〜災害時の祈りの心

元旦の夜。不安と寒さの中で過ごされている方々が護られますように。

今の私には
祈ることしかできませんが
祈ることならできるので
祈り続けたいと思います。

東日本大震災を体験した一人として、
心のセラピストとして、
お伝えしたいこと。

それは。現地へ。
不安、心配の気持ちを送り過ぎないで、ということ。

貴い命に関わる大変な状況。
心配になり。不安になる。
当然のことと思います。

現地の方は、もちろん。
安全圏にいても、知っている人がいれば、不安になることでしょう。

けれど、安全圏に居る人は。
不安の気を。現地へ送らないように努力することが大切と思うのです。
もっと言うと、現地の方のために、
【自分を最大限どう使うか?】
に思考と心を使うことが大切。

現地の方は、状況によっては、携帯の充電が生命線になっている可能性が高いです。
現地でリアルに手を差し伸べてくれる相手のみと連絡したいはず。

自分の不安を鎮めたいから連絡をする行為になっていないか?
まず、自問自答する必要があるでしょう。

それよりも、電源がしっかり確保できて、物資が必要になる頃に送ってあげることに思考を使う方が良いでしょう。
これにも、『自分がしたいことをする』ではなくて、現地の状況、要望を鑑みて判断することが大切になってきます。


東日本大震災の時
電気とガスが何日も復旧しなかっので、町中から乾電池が消えた時、愛媛の実家から届いた宅急便が有難かったです。

その時以来、離れている友人達と、
『いざという時は、お互いに遠慮なく支援を仰いで贈り合う』
ネットワークで繋がっています。


それまでは、私は。
祈るに尽きると思っています。

直接、現地の人と連絡がとれなくても、『心配だ。不安だ。』と思っていると、
思いは重いとなって、
気エネルギーで現地へ流れ込みます。


新海誠監督の映画
『すずめの戸締り』の中で描かれた、
人の思いが土地の気、動きに影響することが、私はあると感じています。


東日本大震災の時
建物が崩れた土埃が町中に舞い、まるで『不安・不満』の文字が書かれているような空気、その中で呼吸している思いでした。
自分達の心の重さで精一杯の最中、外界からこれ以上、注ぎ込まれたくない。そんな風に思いながら日々を過ごしたことは、今でも覚えています。

自分の不安は、自分で面倒をみて
セルフケアする。

現地の方を本当の意味で想うなら、
『励まし』の気持ちに切り替えることが大切です。

励ましには
闇の中に光明を見出すような
信心の光があります。

大難を 小難に
小難を 無難に

そう唱えるだけでも充分
祈りになります。

TVや報道を目にして
心が不安に囚われそうになった時にも
心の声でも構わないので
三回唱えてみてください。

今は、祈るしかできない私は
祈り続けたいと思います。

写真は
鹿島神宮:地震抑え要石
高千穂神社:地震鎮めの鎮石

どうぞ1秒でも早く
不安な状況から抜け出して
安心の日常へ変わりますように


追記:水害への警戒の参考に
現在は水辺ではないのに、波切不動尊の祠や水神の神社がある場所は、昔、水害が起きたことを後世に残すために、そこに社や祠を建てた場合があるらしいのです。

社や祠は、そう簡単に動かさないし壊されないから、『ここまで水が来たことがあると子孫に伝えるために』という古の人々の知恵の賜物でもあるそうです。

日本の中世紀には、現代よりずっと水位が高かったので、今の水位に置き換えると差違は出てくるでしょうが、水害の可能性のある地域にお住まいの場合には、『高い所へ避難しなければ!』という場合に、上記のような、祠や社よりも高い場所へ避難すると、より安全かと思います。ご参考まで。

#鹿島神宮
#鹿島神宮要石
#高千穂神社
#高千穂神社鎮石
#祈り
#すずめの戸締り

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