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ボーダーライン episode9「指導巡査交代の日」

~ノギー分署会議室~

橋本:皆、おはよう
巡査達:おはようございます
橋本:今日は、ルーキー達の指導巡査を入れ替える
絢音蘭世:え?
橋本:今日は絢音の指導巡査はジェイで蘭世の指導巡査が○○ね
○○ジェイ:はい
橋本:いつもと違う指導巡査と組んでそれぞれの違いを見つけて
絢音蘭世:はい
橋本:じゃあ以上
○○:新人!行くぞ!
絢音:はい!
ジェイ:行くぞ!
蘭世:はい!
○○ジェイ:お前じゃない
絢音蘭世:え?
○○:今日は指導巡査が交代してるんだぞ?
絢音:すみません...
○○:まぁ良い。新人!装備持ってこい!
蘭世:はい!
ジェイ:絢音もだ!
絢音:はい!
○○:これは大変そうだな...
ジェイ:ああ...
○○:蘭世はどうだ?
ジェイ:良い警官だと思うぞ?
○○:そうか
ジェイ:絢音は?
○○:優秀だな
ジェイ:そうか。じゃあ、行くか
○○:そうだな

~ノギー分署武器庫~

蘭世:坂井刑事ってどう?
絢音:良い指導巡査だと思うよ?
蘭世:厳しい?
絢音:まぁ、厳しいかな~
蘭世:怖い...
絢音:アンダーソン巡査は?
蘭世:優しいよ?
絢音:そっか
蘭世:怒られる前に早く行こ...
絢音:そうだね

~ノギー分署駐車場~

○○:新人!遅いぞ!
蘭世:すみません!
○○:早く行くぞ!
蘭世:はい!

絢音:お待たせしました
ジェイ:全然いいよ。行こうか
絢音:はい!

~ヒナター・ロード~

○○:仕事は慣れたか?
蘭世:いえ。慣れません
○○:だろうな
蘭世:坂井刑事は...
○○:○○でいい
蘭世:はい。○○さんはこの仕事に慣れたのっていつですか?
○○:覚えてないな...だが、この仕事は慣れないほうが良い
蘭世:え?
○○:慣れたら気が緩むからな...
蘭世:なるほど...

純奈無線:ディスパッチより全ユニット。ノギーロード9871で586
○○無線:2-A-35。向かう。コード2

~ノギー・ロード9871~

○○無線:2-A-35。コード6

○○:どうされました?
女性1:この車が邪魔で車が出せないんです
蘭世:紹介してみます
○○:頼む

蘭世無線:2-A-35より指令室。次のナンバーの紹介願います。8NHS234。黒のセダン
キャリー無線:紹介の結果。所有者はハリー・ウエスト。1971年2月23日
蘭世無線:2-A-35。了解

○○:新人。どうする?
蘭世:違法駐車で違反切符を切ってレッカー移動します
○○:よし。やれ
蘭世:はい
○○:今、レッカー移動しますので
女性1:ありがとうございます

純奈無線:ディスパッチより全ユニット。ヒナター・アベニュー3210で家庭内騒動
ジェイ無線:2-A-23向かう。コード2

~ヒナター・アベニュー3210~

ジェイ無線:2-A-23。コード6

ジェイ:よし。行こうか
絢音:はい

トントントン

絢音:警察です
男性1:なんだ?
ジェイ:もめていると通報が来たのですが
男性1:いや。問題ない
絢音:家の中に他に誰かいますか?
男性1:妻が居るが?
絢音:奥さんとお話できますか?
男性1:分かった。少し待ってろ
(奥さんを呼びに行く男性1)
絢音:どう思いますか?
ジェイ:奥さんと話さないと何とも言えないな...
絢音:そうですね...
女性2:何ですか?
絢音:少しお話できますか?
女性2:いいですけど...
ジェイ:旦那さんは俺と話しましょう
男性1:ああ

女性2:何?
絢音:旦那さんから暴力とか受けてないですか?
女性2:・・・
絢音:もし受けてるなら警察に言ってください
女性2:・・・
絢音:私の名刺を渡しておきます
女性2:ありがとう...
ジェイ:絢音。もう行くぞ
絢音:はい。何かあったら連絡してくださいね?
女性2:はい
絢音:では、失礼します

ジェイ:どう思う?
絢音:また通報が来ると思います
ジェイ:同意見だな

~ノギー・ヒルズ~

蘭世:お腹減りましたね...
○○:何食べるかな
絢音:あ、○○さんと蘭世ちゃん
ジェイ:お疲れ
絢音:何食べます?
○○:俺はトリプルチーズバーガーとコーヒーで
ジェイ:俺はダブルチーズバーガーでいいかな
絢音:私はチーズバーガーとお茶かな
蘭世:私はフィッシュバーガーにしようかな
絢音:買ってきますね~
○○:頼む

絢音:お待たせしました
○○:サンキュー
絢音:いえいえ
蘭世:お待たせしました
ジェイ:ありがとう
○○絢音蘭世ジェイ:いただきます
○○:いつもと違う指導巡査はどうだ?
絢音:○○さんとアンダーソン巡査だと色々な違いが見えて勉強になります
○○:そうか
ジェイ:純奈はどうだ?
純奈:それぞれの教え方で勉強になります
ジェイ:そう
○○:これ美味いな...
ジェイ:本当だな...

純奈無線:ディスパッチより全ユニット。ヒナター・アベニュー3210でまた273Dが進行中
絢音無線:2-A-23。コード3で向かう
○○無線:2-A-35もコード3で向かう

絢音:家庭内騒動が重度の家庭内暴力の通報になりましたね...
○○:急ぐぞ

ウーーーーーーーウーーーーーーーウーーーーーーー

~ヒナター・アベニュー3210~

カチャ(銃を構える○○絢音ジェイ蘭世)

トントントン

○○:警察です!
絢音:開けてください!
ジェイ:出てこないな...
○○:俺と蘭世は裏に行く
ジェイ:頼む
○○:行くぞ
蘭世:はい
ジェイ:ドアを蹴破る
絢音:了解です
ドンッ(ドアを蹴破るジェイ)
絢音:警察です!誰かいませんか!
ジェイ:クリア!
絢音:こっちの部屋もクリア!
蘭世:こっちもクリア!
○○:オールクリア...
絢音:なんで居ないんですかね?
ジェイ:おい!これ!
○○:血か...
絢音:どういうこと...

○○無線:2-A-35から指令室。ヒナター・アベニュー3210の273Dの通報の詳細を送ってくれ
キャリー無線:通報の内容は付近の住宅の住人から叫び声や物が壊れる音がするとの通報です。また数分前に黒のバンが走り去ったと通報が来てます。ナンバーは2SNH325
○○無線:2-A-35。了解。207の可能性。黒のバンの手配と応援を要請する。コード3
キャリー無線:ディスパッチ。了解
巡査1無線:2-Lー05。コード6

蘭世:207ってことは...
絢音:誘拐...
○○:黒のバンが見つかったら向かうぞ
蘭世:はい
巡査1:状況は?
○○:誘拐の可能性だ。刑事が来るまで現場保存頼む
巡査1:了解
○○:よし。行くぞ
蘭世:はい
ジェイ:俺達も行こう
絢音:はい

~ヒナター・ヒルズ~

蘭世:見つかると思いますか?
○○:見つけ出すしかない
蘭世:そうですね...

~ヒナター・ロード~

ジェイ:黒のバンなんかたくさんいるからなぁ...
絢音:そうですね...

ヘリ1無線:Air6より黒のバンを発見。ノギー・アベニューを西方向へ逃走中
○○無線:2-A-35向かう。コード3
絢音無線:2-A-23も向かう。コード3

絢音:行きましょう!
ジェイ:ああ

ウーーーーーーーーウーーーーーーーーーー

~ノギー・アベニュー~

○○:どこだ?
蘭世:この辺のはずなんですけど...
○○:ああ...
蘭世:あ!居ました!

○○無線:2-A-35。ノギー・アベニュー3475で黒のバンを発見

ウーーーーーーーウーーーーーー

ジェイ:ノギー・アベニュー3475か!
絢音:急ぎましょう!

絢音無線:2-A-23。1分で着きます!

ジェイ:あれか!

絢音無線:2-A-23も黒のバンを発見

ガシャン(黒のバンが横転する音)

○○無線:2-A-35。黒のバンが横転!ノギー・アベニュー1298!

カチャ(銃を向ける○○絢音ジェイ蘭世)
○○:手を挙げて車から出てこい!
絢音:早く出てきなさい!
○○:近づく!
絢音:援護します!
ジェイ:裏に回る!
蘭世:援護します!
○○:え?
絢音:誰も居ない...
ジェイ:どういうことだ?
蘭世:分かりません...

ジェイ無線:2-Aー23よりAir6。車内には誰も居ない。誰か逃げるのを見たか?
ヘリ1無線:誰も見ていない
ジェイ無線:了解...

ジェイ:どういうことだよ...
○○絢音:・・・
蘭世:最初から誰も乗ってなかったんですかね?
○○:違う...
蘭世:え?
絢音:車の下にマンホールが...
ジェイ:おい...まさか...
○○:下水道に逃げたな...
ジェイ:下水道は入り組んでるから見つけるのは一筋縄ではいかないぞ...
蘭世:絢音!
絢音:どうしたの?
蘭世:これ...
絢音:私の名刺...
○○:誘拐の可能性から誘拐になったな...
ジェイ:どうする?

バンッ(銃声)

ジェイ無線:2-Aー23より。下水道の中から銃声!
巡査2無線:2-L-07。コード6

○○:絢音。どうする?
絢音:え?
○○:下水道に助けに行くのか。諦めるのか...
絢音:私は助けに行きます!
○○:よし
ジェイ:蘭世はどうする?
蘭世:私も助けに行きます!
ジェイ:分かった

○○無線:2-Aー35より付近の全ユニット。2-Aー35と2-Aー23はこれより下水道の中に入る。Air6は付近のマンホールを見張っててくれ
ヘリ1無線:Air6。了解

○○:おい!ここ頼む!
巡査2:了解
○○:よし。行くぞ
絢音蘭世:はい!

~下水道~

○○:ライトを点けろ
絢音:はい
蘭世:下水道って入り組んでるからどこに行ったか分からないですね...
ジェイ:どうやって逃げた方向を特定する?出入口も多いぞ?
○○:下水道は響くから静かにすれば足音が聞こえるはずだ...
絢音ジェイ蘭世:・・・
絢音:あっちです!
○○:行くぞ

~数十分後~

○○:血か...
絢音:ここで銃を撃ったんですね...
蘭世:誰か怪我してますね...
ジェイ:急いだほうが良さそうだな...

~数分後~

○○:あ、居たな...
絢音:追いつきましたね...
○○:相手は2人か...
ジェイ:どうする?今、行くと反対から逃げられる可能性があるけど...
○○:撃たれた時の盾もないんだよな...
蘭世:どうしますか?
○○:バレないように尾行して外に出たタイミングで逮捕だな
絢音ジェイ蘭世:了解

~数十分後~

○○:やっと外に出るのか...

~ヒナター・アベニュー5643~

男性1:おい!行くぞ!
女性2:やめて!

○○無線:2-Aー35より全ユニット。被疑者と被害者が下水道から地上へ出た。ヒナター・アベニュー5643。コード3で応援を
ヘリ1無線:Air6。被疑者を発見

男性2:急ぐぞ!
男性1:ああ!
○○:行くか
絢音:はい
○○:LAPDだ!
絢音:武器を捨てなさい!
ジェイ:手を挙げて腹ばいになれ!
男性1:来るな!
バンッ(銃声)
○○:隠れろ!
蘭世:はい!
(壁に隠れる○○絢音ジェイ蘭世)
○○:さすがに片側しか包囲してないと面倒だな...

ウーーーーーーーーー

橋本:警察だ!武器を捨てろ!
○○:捨てないと撃つぞ!
カチャ(銃を男性12に向ける橋本○○絢音ジェイ蘭世)
男性1:・・・
男性2:分かった!捨てる!
カチャ(銃を捨てる男性2)
○○:近づく!
蘭世:援護する!
橋本:逮捕します
○○:あなたも逮捕します
絢音:大丈夫ですか?
女性2:はい...足を撃たれたけど...ありがとうございます...
絢音:いえ...

○○無線:2-A-35。被疑者を逮捕。コード4。救急車を要請する。被害者が足に被弾
純奈無線:ディスパッチ。了解

ジェイ:救急車が来るまでパトカーに乗りましょうか
女性2:はい...
橋本:お疲れ様
○○:ありがとうございます
橋本:新人はどう?
○○:優秀ですよ?
橋本:どっちが優秀?
○○:絢音ですねw
橋本:そうw
○○:はいw
橋本:あ、あんたら臭うから署に戻ったらシャワー浴びなよ?
○○:はいw

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