となりのオタク「貴族系オタクガールと的の神様」編

この話はなんのオチもないんですけど
あまりの衝撃に残しておこうと思います。

最初にお伝えしておきたいのですが
私はかなり重度なオタクでアニメやゲームが
大好きです。

おそ松さんは十四松がすきです。
ハッスルハッスル!


新幹線でも妖怪ウォッチしたり。
趣味の1つです。
あと今は刀剣乱舞が好き。
本業審神者にしたい。


この日私はアニメ専門店に寄った帰り道
近くのカフェで戦利品を眺めようと入りました。
大好きな漫画の新刊を買ったのです。ふふふ。


ここのお店はそういった専門店が回りに多く
オタク率もとっても高い!
スマホを見ればキャラクターのストラップが
じゃらじゃら付いていたり
特徴的な青いショッパーを持っていたりと
オタクらしいオタクが集うお店です。

さすが週末。
そこら中でアニメやゲームの話が飛び交い
「あのカップリングまじやばいよね!沼!」とか
「ゲームの課金1万円もしちゃったよー」など
みんなそれぞれのオタライフを楽しんでいる話が
聞こえてきます。

そんな中で、私の隣に座っていたオタクガールが
喧嘩を始めました。

(いやー困るーこの近さの喧嘩はやだなー。)

「だから申し訳ございませんでした、と

申しているではありませんか!」

バンッと机を叩き食ってかかります。

おお...
こじらせた系オタによくいる
貴族系敬語を使うオタクガール...


は?と思われるかもしれませんが

オタク業界ではあるあるです。

本当、なんでだろうね。


貴族「私(わたくし)のやることなすことが
気に入らないと!
そう言えばいいではありませんか!」

友「そんなこと言ってないじゃん!」

20代半ばくらいのオタクガールが
声を張り合って喧嘩って

外でやろっか?

なんて思いながらも店員さんが注意もしないし
まぁ、いいのかな...なんて思いつつ
私は漫画に集中を向けました。**
(この時点で席を変われば良かった)**

話をまとめると、ともに仕事仲間で
2人で決めるべきミーティングの予定などが決まらず
お互いがお互いに怒っている様子。

友「何でダメな時点で言わないわけ!?」
貴族「貴方に申し上げたところで
解決するのですか?
しませんよね?理解いただけませんものね!
友「じゃあどうしたいわけ?」
貴族「はぁ...もう勝手になさってくださいませ」

ぬああああああ
何なのー何なのー!
どうしてこの2人は一緒にいるの!?
もう気になるよーーーやめてよーーー!


オタクガールの中には
一定数「貴族系敬語」を使いこなす人がいるけど
喧嘩になるとすごい迫力ある。

なぜか分からないけど
オタクガールって敬語がすきなんですよ。

礼儀正しすぎるくらい正しく、という
不思議な文化が根付いていて
おかしな言葉になっていることが多々あるのです。


この2人、ずっと話が平行線のまま
喧嘩をしていたのですが

急に貴族の子が

スマホでゲームをやりだした。

いやーそれはダメだよ...
どんなにイラっとしていたとしても
大人になったら、相手の話は聞くべきだし
スマホゲームはないわ...

ゲームを始める貴族ちゃんに向かい
相手の子は
友達「なんかさ、あんた都合悪くなると
LINEも返さないじゃん?!本当に困るんだけど!」

貴族ちゃん「貴方とLINEしても
話が通じませんもの。

これ以上はお返事できません、と返しておりますので
ご理解いただけたいとお願いしているのです!
わたくしがいけないんでしょうね。
申し訳ございません!

(こっ...これ以上はここにはいられない...)
本当はもっといろんな話が飛び交っていたけど
かけない....!
とにかく貴族ちゃんが踏みつける→
負けじと友達が言い返す。

どんどんヒートアップして
さすがの私もオロオロオロオロ...

逃げる勇気必要すぎる。

となりの客は選べないんですよ!!


いそいそと荷物をまとめながら
彼女たちのスマホについているキャラ同士は
仲がいいのにねえ。なんて
心で呟いた時でした。


友「いい加減にしてくれる?!
どうしたら2人でやれるか考えてるのに。
このままじゃ答え出ないよ?

スマホばっかやってないでさ!

友達が言った瞬間
彼女のスイッチがオン。

貴族ちゃんが
バシッ!!!っと

スマホを投げつけた!!

そして私の戦利品が入った荷物に

クリティカルヒット

ひいいい飛んできたあああああ!

怖いいいいいいぃぃぃ!


なんで私に飛んできたの?!
なんなの?ノーコンすぎない!?

そもそもスマホなんて投げるものじゃないし
オタクのスマホは

ストラップが鋭利!


口で勝てないと思ったり
イライラがピークになると
どうして人は、ものを投げたくなるんだろう

ポカーンとする私と
ポカーンとする彼女たち。

思わずスマホを拾い、おどおど返したら

貴族ちゃんが泣き出した(OvO)

「私のハルちゃんがあああああ!」

投げた衝撃で床に落ちて缶バッチの
針がついているところが大破。

Oh Dear!!?


もうやだ...神様....!

思わず英語が出ちゃう!

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そこに店員さんがきて
彼女たちは退場していきましたが
私は固まったまま(OvO)
怖かったにゃん。


いかなる理由でも、周りを巻き込む喧嘩は

本当にやめて欲しい。

たまに、大ゲンカしている人を
レストランやカフェで見かけるけど
大人気ない、としか思えないよね。

オタクガールは比較的社交的で
みんなすきなものが同じだと仲良くなることも多く
あんまり怒らないイメージなのですが
スイッチが入った時の怒りがすごいのかも。
(私も人のこと言えない気がする)

この日言いたいことはめっちゃあったんだけど
最後の衝撃で忘れてしまった。


「当たらなくてよかったね!」って
ハニーさんがなぐさめてくれたのですが
なぜか私、ものを投げられた経験が
やたら多い。


歌舞伎町のドン・キホーテの横で
中身はいったペットボトルを投げられたり
大阪の新世界でヤクルトの空き容器投げられたり
ライブでビール投げつけられたり。


ここまできたら、的の神として生きていきたい。
そんな気持ちでこれから生きていこうと
この出来事の帰り道心に決めました...
(あ、でも投げるのはお金が良いです。)

よきかな、よきかな...?

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