となりの男女「まだ見ぬストーカーが怖いアラフォー」

前回のとなりの男女にたくさんのいいね
ありがとうございます。
予想以上の反応でありがたや。
私の脳内は常にあんな感じでして
たくさんの方に読んでいただけて嬉しいです。

今のところ1番面白い感想は
『次こそ机の上で踊ってね!』でした。
今回も面白い感想お待ちしてます。

さて、先日のこと。
週末に母とカフェでお茶をしていました。
チョコレートの入った
パリパリのクロワッサンが美味しいお店です。

空いている席は少ないこともあり
またカップルの隣に陣取りました。
(懲りないねえ..)
さすが週末。会話もいっぱい飛び交っています。

話が聞こえてくると
カップルではなく、友達同士みたい。

幸薄そうなよく話す女性と、
ちょいコワモテ系スカジャンの男性。
2人とも40代半ばくらいです。

席に着いた途端
一番に聞こえてきた彼女の発言。

女「私ストーカーに遭ったら怖いから同窓会とかいけないんだよね」

まじかよ。
なんの話?なんの話?
すでにこちらアンテナバリ3です!
今の子もバリ3って知ってるのかしら。

どうやら話を分析すると
結婚経験のないアラフォー女子で
彼は元同僚らしい。
男「いやー、どうだろうかね?」と苦笑する男に
女「えーまぁもう私もアラフォーだけどさー。

ニュースとか見ると、
恋愛のもつれでストーカーになったりとか怖いじゃない?」

男「、、、、、」

だれかーーー!彼にお湯かけてーーー!

固まっちゃってるからーーーー!!!

レスキュー!レリゴーレリゴー!!


私のほうが冷や汗だよ。
なんで
①同窓会に参加する→
②ストーカーにあう→
③殺される なのか
私、わかんない・・・。
世の中同窓会では何が起こっているの

女は口紅がはみ出した口で話を続けている。
大変申し訳なく私が評価するならば
全くモテとは遠そうな方である。
話し方や仕草も男性ウケは皆無だと思う。

愛嬌はあるのだろうか。
まぁ、でも好みだよね。
それを想像しながら続きをご覧ください。

早口で追い立てるように、話続けている。
ねぇ?っていうときの口の歪み具合が絶妙な人で
時たま空になったグラスを吸っては
女は「はぁ〜」と口に出しながらため息をついた。

はぁ、も「はあぁ〜↑」みたいな
なんだか思いふけったため息。
なんて言うかため息がとってもヒロイン風!

私のため息なんて、常に

あ゛ーーー みたいなやつなのに!

今まさに出そうだよ!!!



女「だから私ね、LINEとか入れないんだよね」
男「えええ、絶対いれたほうがいいよ。
連絡先とか聞かれないの?」

女「聞かれてもメールアドレス教えてるよ。

だって変わんないじゃん。
メールで十分じゃない?」

キタああああー!!!!
LINE入れない理由、わたし的にNo.1の
「メールと変わらないでしょ」論。

使ってから言って欲しい・・・・
そもそも便利ツールを使いこなせずして
恋人ができるほど世の中は
甘くないんですよ!!!(持論)

私の周りでもLINE使ってない人の
フリー率異常....

男「でも出会いを求めるならイマドキLINE必須だよ?」

(そうだそうだ!)

女「えーでも

ストーカー怖いし」

(゚д゚)
ごめん、私たぶん10分以上
盗み聞きさせていただいている中でも
ストーカーは全て(仮)でしかない。

お前のストーカーは
何処にいるんだよおおおおおおおお
予知なの?ストーカーに遭いたいの?

遭ってから心配しようよ!!?

男「ぜんぜんストーカーとか大丈夫だよ!
今日みたいに何度もメールとか
やりとりするみたいな感じで使えるんだって。
便利だよ~」

女「えーでもすぐ返さないと
失礼になったりするんでしょ?
なんだっけ・・・
性格的に既読無視?とかできないっ!!!

もう、どんな表情で言ってるのか二度見したよ。
めっちゃ真剣だった。。。
すごく真顔。
なんでやってないあなたが
既読無視を心配するのか。

その後10分くらい彼は偉かった。
彼女にLINEの便利さをプレゼンしてた。
私だったら企画採用するレベルの
濃厚なプレゼンでした。

とくに「スタンプが可愛くて!」と
コワモテメンズが真面目に語る姿は
超テンション上がった
。採用するわ。

その後女が一言

女「でもやっぱLINEいらないかもー♡」

なんで彼にLINEのこと聞いてたの?

なんなの?

熱意あふれる10分間はなんだったの?

超かわいいペンギンスタンプ見せた

彼の気持ちにもなってやれよ!!!

女「私Facebookとかもしてないの。
個人情報漏れると怖くない??
知らない人に顔とか見られるんだもん。」

男「大丈夫だよ~!!
俺教えてあげるし!
Facebookは危ないからやめたほうがいいよ。」

女「そうなんだー!やっぱり!
私ずっと思ってたよ!」

もうツッコミどころは満載すぎて
これまたアイスコーヒーを一気飲みし
お店を出ることにした。

これ以上は辛い。
着地点が行方不明だよ。

思わず「そんなことないですよ!」って

ウッカリツッコんでしまいそうで辛い!


私は思ったのです。
ネットの世界の格差を。
私は暇さえあればインターネットを通じて
情報を発信して、受け取ってを繰り返している。

インターネットを使うことで知り合う人の
幅の広さも分かっているし
危険回避の方法も知らず識らず
身につけている。

それはあくまで経験によって
手に入れたもので、未知の人にしたら
知らない誰かと知り合うことも
繋がることも恐怖でしかないのだ。
ニュースで流れる
「ネットで知り合って」ということも
きっと遠く考えているんだろう。

現実世界とネット世界は、密に繋がることで
自らの知らない情報を手に入れることができる。

きっとこの女性は
ネットの世界は自分の生きる世界と
別のものだと思っていて
何かを受け入れるということにハードルが
とっても高いんだろう。

結婚したい、恋したい、愛されたい。
人の欲求と年齢は関係ないし
顔も関係ない。

でも、ここで分かったのは
①人のアドバイスを素直に受け入れることは必要
②人の時間は大切に!
③伝わらなかったとしても真意を持ってプレゼンを

という、なんか仕事でも使えそうな
人生の真意だった。

のれんに腕押し状態の人に
無理に話をしても伝わらないのだ。
判断力を備えておきたい。

最後、彼女の一言に突っ込みながら
お店を後にした。
あぁ、400円、とってもいいコーヒーを飲んだ気がする。

女「やっぱチョ◯クロより、
チョコレートのスコーンが良かったぁ!」

お客様、ス◯バはここのお二階です。

最後まで読んでくださりありがとうございます!面白かったらいいね!超おもしろければサポートいただけると嬉しいです!これからもがんばります。