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後ろの少年と親友ポケモン

私はゲームがすごく好きで、やりはじめると割と中毒のように続けてしまうので自己規制をかけるくらいにテレビゲームが好き。
私は弟が2人いるので、小さなころからゲームに親しんでいた。

今日、道行く小学生3人がすごく楽しそうに話しながら後ろをついてきていた。
話題は「どのポケモンと親友になりたいか」だった。

テレビ版のポケモンではサトシという男の子が、ピカチュウをつれ旅をしている。自分ならどんなポケモンを選ぶのか?と。

小学生の男の子たちが選びそうなポケモンって、強そうなポケモンが多いんだろうなあ。リザードンとかかなあ?と思いながら
話を聞いていると、案の定2人は強そうなポケモンを選択。

ゲームをやりこんでいると、やっぱり勝負ごとがメインになるので
そうした強い相棒がほしい気持ちはとてもわかる。

そんな中1人の少年が
少年A「俺はヒトカゲかゼニガメがいいな」
少年B「なんで?使えなくない?」
少年A「強くなくてもいいから、ぼくはそばにいてほしい」


おおお、違った路線から話を切り出した!
少年A「俺、せっかくなら一緒に寝たいんだよね。あとかわいいポケモンがすき」
少年C「そっかー!一緒に寝たり遊びに行けるポケモンいいよね!」
少年B「だったら俺はイーブイがいいなー進化したとき何になるか楽しそうだから!」
少年A「たしかにしっぽが気持ちよさそう......」

なんてかわいい会話なんだ......!笑

テレビゲームは想像力の欠陥を生むとか、教育に対して悪い影響を及ぼすなんて話もあるけど
彼らのように「実際にいたら、こんな遊びができるな!」とか「このポケモンはこういうところがメリット、逆にデメリットは」というような
想像を膨らませて、きゃっきゃきゃっきゃと楽しそうに話す子どもたちはたくさんいる。

いつもポケモンの話を自分以外の人が愛情をもってしているときに「作者名利に尽きるだろうなあ」と思う。
特にポケモンは一度やってしまうと、愛着を持ってしまうので

私はずっと一番初めに選んだフシギダネが大好きで
ポケモンGOもフシギダネだし、車の鍵はずっとフシギダネがついている。
はじめて選んだポケモンは、人生において大事な相棒になっている。

フシギダネを選んだ理由は4本足で歩くというところだった。
犬が家族にいるので基本的に二足歩行の生き物に違和感があり(笑)また植物を育てるのがすごく好きなので、くさタイプのポケモンを選んだ。

その後、割と戦っていく上でかなり大変なポケモンを選んだということを知ったんだけど(笑)それでも、一緒に戦って最後フシギバナでクリアをしたときの感動は忘れられない。

妄想のようだけど、毎日毎日ゲームの中で旅をした相棒は一生の友達になった。32歳になった今でも。

ゲームの世界には夢が詰まっているし、努力が詰まっている。
いやなことや苦手なことも繰り返さないといけないし、さらにいうなればそれだけ自分の人生の時間を消費するのだ。
それでもゲームを通じて学ぶことは多いし、少年たちのように「一緒に暮らせたらいいな」という妄想がずっと続くのはとっても楽しいと思う。


少年C「どのポケモンも選べないから、いっぱい一緒に暮らしたい!」

その気持ち、すごくわかる。
ポケモンってすごいよね。



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