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【つれづれ】ママではない私がママのイベントで思うこと

名古屋では日本で最大級のママのイベント
「ハッピーママフェスタ」が開催されていて
ナゴヤドームが3日間ママたちで溢れかえる。

今年で4年目を迎え、初年度から考えると
本当にママたちのお祭りとして成長を続けている。

ママだけでなく、パパや
おばあちゃま、おじいちゃまも
みんなで遊びに来て頂き
毎年10万人を超える入場者数に。
関わっている一人として、とってもうれしいし
感謝しかありません。

本当にありがとうございます。


今日はそんな「ママの一大イベント」を通して
独身で子どもの居ない私が思う
「ママ」の環境について
思う事と、私の内心を書いておこうと思います。

私は子どもがいないので、子育てについて思うのは
「大変な仕事なんだろうな」ということである。

24時間本当に気が抜けないまま。
一生懸命子育てをしていない人はいなくて。

それは環境が整っていようが、いまいが
「命のあるひとを育てる」というプレッシャーと
毎日戦うというだけですごいことだと思うし
お金も時間も浪費しかない。
それを「生んだから」という事実の元に
育てるママというのは本当にすごいことなのだと
私は思っています。

私自身は子どもたちに接する仕事を経験しているけど
自分の子ではないので
毎日365日24時間一緒にいるママたちには
尊敬しかありません。

仕事でママの声を聞く機会があったのですが
「毎日誰かに申し訳ないと思いながら生きている
それが何より辛い。
子どもには
『怒ってばかりでごめんね』
『もっと美味しいご飯作れなくてごめん』
『お迎え遅くなってごめん』
会社には
『自分だけ時短で帰ってごめんなさい』
『子どもが風邪ばかりでごめんなさい』
交通機関に乗れば
『子どもが泣いてごめんなさい』
とにかく何をしていても
「ごめんなさい」と思っている。

子育てはとても楽しく、生き甲斐なのに
毎日謝ることばかりで、何より
自分が辛い。」

自分の選択で生んだのはみんなわかっていて。
「じゃあ生まなきゃいいのに」なんて
冷たいことをいう人に対してさえも
「そうですよね。弱い母ですみません」と
謝っている人だって中にはいる事実を知りました。


深く知れば知るほど、ママたちは大変で。
独身の私には何ができるんだろう。
私はこの仕事に携わってから、何度も
「あなたはママじゃないからわからない」
何度も言われてきました。

これは、事実以外の何者でもなくて。
そのときは謝る事しか出来なかったけど

「ママじゃない私でも手伝えたり、助けたり
少しでも役に立てることをしよう。」
と思い
今日まで仕事を続けてくることが出来ました。


ときどき「ママたちに関わらない事が
一番ママのためになっているんじゃないか」と
思うこともしばしばあります。
理解したフリをすることも、何か提案することも
最終的に傷つけているんじゃないか、と。

それでも
私は今出来る「何か」を
続けていかなければいけないのです。

その一つが私にとって
ハッピーママフェスタなのだと思います。
ママたちが、安心して遊びにくることができる
そんな場所を作る、とってもとっても小さな
微力でしかない私ですが
それでも毎日必死でがんばるママたちの
思い出になるような時間になってくれたらと
思っています。


独身女子と子育てママのわかり合えない気持ちは
お互いに「あなたにはわからない」という
無理な同調を求めるところにあるのだと思います。
「子育ても家事も仕事も大変なんです」
独身女子に言っても
「残業も満員電車も出張も大変なんです」
ママに言っても。

結局それって
マウンティングでしかないんじゃないか。

自分を相手より持ち上げたいだけで
相互理解には到底遠い。


私自身、そういうくだらない女同士の
あれこれに同調をするのはもうやめたいし
「大変なんだね〜」って流したところで
きっと相手は

イラッ!

としていることでしょう。
そう思うとすっごく生産性ない。

独身女として出来る唯一のことは
「ママを否定しない」ということ
それだけなんです。

何も出来ない訳じゃないんだな。って。
否定しないだけできっと救われる人も
いっぱいいるんだなって。

ハッピーママフェスタがきっかけで
チャンスをつかんだり、自分らしさを知るママも
本当にたくさんいるんです。
それはきっと「ママなのに」という否定が
ここにはないからなのだと思います。


ママを取り巻く社会をどうこうしよう!と
大きな事はすぐには起こせないけど
「否定しない」はココロに言い聞かせれば
きっとすぐに出来る事で。

それぞれの人が認め合い
自分らしく生きる社会を作っていく。
これから日本に求められていく
真の優しさにつながっていくのではないでしょうか。


私もいつかママになるのかなぁ。

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