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となりの男女「ネットワークビジネスと人間力」

たくさんのフォロー&スキありがとうございます。
私もスキをしてもらうたびに「私もあなたのことスキ!」と比較的声が出てしまうので、そういうスマホ見ながらつぶやいている女がいたら、たぶん私です。。。


今日は以前のエスプレッソと東京を体験したカフェでの出来事を(またかよ)

この日は友達との待ち合わせで早く着いたのでひとりカフェで時間を潰していました。となりには、スーツを着慣れていない男の子が。


どうしてスーツって着慣れていないと、すぐ分かるんでしょうね。顔つき?持ち物?彼はスケジュール帳を眺めながら何かを書いたり、確認したりしていて。

そんな中
女「お待たせしました」
あ、待ち合わせだったんだ?彼より少し年上風な20代後半の女性が。

男「あっども。初めまして」

初めまして同士の待ち合わせだったんだ。
全然接点なさそうな2人だけど、これまた気になる組み合わせがとなりに。
これは引きよせの法則なんでしょうか???

女「待ちましたかぁー?」
男「いや待ってないっす。」
女「よかったぁー!写メとあんまり変わりませんね」
男「あざす。
よくアプリでこうやって会ったりするんですか?」

おおお、この2人最近話題の出会いアプリで出会ったらしい。

こんな若い子も使うんだねー勝手に年齢層が高いのかと思ってたよ。

女「まぁ、そこそこ会いますねー。

私ネットワーク(ビジネス)やってるんですよー」


ああ、そういう系か。
ここのカフェ多いんです、勧誘系の説明とか。(その話も書いていきたい。。)
いきなりのカミングアウト、素晴らしい勢い。


男「あ、メッセージで言ってたやつっすね。おれもやってたんすよ」


来た、適材適所!!!!!

何かやっぱりあるのかな、引き寄せの法則的な。
そんなピンポイントで出会えるもんなの?会う前のやり取り気になるわ。

女「今はそんな力入れてないんですけどネットワークやると色んな人と知り合うじゃないですか。そんな中でみんな『ショボい人しかいない』って分かって。

自分はそういうのが嫌なんですよねぇ。意識低いっていうか。せっかくお金稼げるのに人間力がないっていうかぁ。


ノンストップで一気に意識高い自分アピールに入った彼女。。。


彼女曰く、自己啓発本を読むのが趣味で
自分を高めることに貪欲
自分はトップまで上り詰めたけど限界が見えた
今はネットワークビジネスで得たスキルを使って起業を視野に入れている
いい人脈に恵まれているからその気?を大切にしたい etc etc etc



先生!!もうお腹いっぱいです!!!



目の前のチーズケーキを、見てるだけで胸焼けしそうです!!!!!

もう意識高いと思い込んで、ネットワークビジネスやめられなくなっちゃったという、典型的な子じゃない!!!?


色んな人生あるだろうから、自分が良ければいいんだろうけど

そこで「私の人生は素晴らしいんですよ!」って初対面で勢いよく話されても困るんじゃない?


彼はところどころ「あー」とか「っすね」みたいな、聞いてるんだかわからない相づち打っていて


私だったら殴りそうです。笑

人の話は目を見て、しっかり聞いてほしい。



女「そんな感じです。アプリだと会えない人に出会えるんで。

だから人間力磨きですね。」


男「あーあるあるっすね」



あるあるなんかーーーい!!!

私本当にご縁がなさすぎて理解できない。類友なの?そうなの?一体どこがあるあるなのか聞きたい。


男「いや、でも起業とチョロいっすよね」
女「ですよねえ。何か自分で事業とかしてるんですか?私今仕事してないんですけど。」
男「いや、今は某クーポン誌の営業っす」
女「あー無駄な時間過ごしてるパターンだね♡早く仕事始めたほうがいいよ!」



もう無理。

私の顔、悟り開いて菩薩状態。

地獄のつく耳だけど菩薩状態。
つっこむところがありすぎて、わからないです!仕事していないけど、人の仕事をけなすのも、してない起業をチョロいって言ってるのも
お互いに初対面でマウンティングし合うのも!一体ここ何が起こってるの?



その後、彼と彼女はお互いの知識をぶつけ合い。日曜日のお昼くらいにやってる政治の討論番組みたいな「いやそれは」合戦。


いいよね、熱意あって。

でもこの出会い、まさに失敗のパターンなんじゃ。
出会いアプリで会ったということは一応好意があるのかと思ってたけど、違う結果で終わるのかなあ。


この辺りで友人から電話がかかってきて、待ち合わせの話をしていたんですが隣から聞こえてきた衝撃の言葉


女「じゃーホテル行きますか」


さすがの私も思わず振り返ったよね。


一体今まで話した会話の中にどこがどうなったらホテルに行けるんだ。
こんなの絶対お断りだよ!


男「あ、ハイ」


あ、ハイじゃねえええええええええ。


あんなバカにされてたじゃん?
あなたたちの反対側に座っているおばちゃまなんて、口からレタス飛び出して慌てている。


わかるよ、おばちゃま。その気持ち私も同じです。

私たちの凝視をものともせず、彼らはさっさとお店を出て行った。

彼らがいなくなった後、私とおばちゃまが、おたがいにうなづきあったのは気のせいではないと思いたい。


共通点は「ネットワークビジネス」という、たったそれだけで(たぶん)
特定のコミュニティに所属することで、ある程度そこにいる人とは仲間意識が生まれ、受け入れられたと安心するのかもしれない。

彼女は人間力を磨きたくて、アプリで出会ったと言っていたけど
自己啓発本を何冊も読んで、セミナーも行ったとしても
彼女の人間力は全く磨かれていないのでは?と思うところである。


マシンガントークの中で家族には理解されないんですけどね、と漏らしていた。きっと友達も理解しないだろう。

そう思えば「理解してくれる」というだけで、ホテルに誘うくらいは魅力なのかもね。(理解は出来ないけど)


このふたりから学ぶのは

①共通コミュニティの偉大さ
②ネットワークビジネスは意識が高いと思っている
③アプリの出会いは目的によってはバカにならない

ってことでしょうか。


少し離れたテーブルでは、新たにネットワークビジネスの勧誘チームがパソコンと資料を並べ熱心に説明している。


「みんなが始める前に人生を変えなくちゃ!」


人生が変わるキッカケはなんなんだろう。
もしかしたら彼女の人生が変わるのは長年のネットワークビジネスよりも、今日の1日かもしれないなぁ。

人生は選択の連続である。失敗も成功も味合わなければわからない。


私もそろそろ帰ろうと思ったときに、元気なJKがとなりに座り
ここのチーズケーキ、チーズの味がして嫌いー!」と言いながら、チーズケーキをパクパク食べ始めた。

なんでチーズケーキ選んだのさ...

ここに、人生の選択を失敗し、知っていても
自ら誤る人もいることも書いて今日は締めたいと思います。


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