仕事でのコミュニケーション
この記事はクラウドワークスAdvent Calendar 2023 シリーズ1の11日目の記事です。
聴覚障がいがある私のコミュニケーション方法
聴覚障がいがある私は、どのようにコミュニケーションをとっているのか。
世間一般の聴覚障がい者のイメージは手話を使って話すというイメージだと思う。
私は手話は使うものの、大学で少し覚えたレベルの手話なので手話メインではなく、基本は読唇術を使った口話でのコミュニケーションとなる。
読唇術を使った口話でのコミュニケーションとなると、昨今のコロナ禍は本当に大変だった。マスクをしていなければならないため、特に接客業の方と話す時がいちいち相手の言いたいことを筆談してもらったり悪いけれどマスクをとって口元を見せてもらったりしなければならず大変だった。
社内のコミュニケーション
クラウドワークスに聴覚障がい者は私だけだ。
アクセシビリティに興味があるメンバーで情報共有するチャンネルがあるが、そこのメンバーも手話はだいぶ前にやってみたものの覚えていない、という状況。
つまり手話は全く使っていない。
それでも、私が社内でコミュニケーションを取れているのは、ひとえに周囲のメンバーの協力があるからだ。
コロナ禍の時は基本リモートのため、Google Meetで会議し、そのGoogle Meetではみんなできるだけマスクをとって口元が見える状態で話してくれる。
字幕も最初の頃は英語しかなかったけれど今は全然余裕で日本語で出てくれる。
出社した時には、咳が出る場合を除いてマスクをとってしっかり顔を見て話してくれ、必要があれば筆談してくれる。
今後のクラウドワークスのコミュニケーション
ただ、今までのコミュニケーションは聴覚障がい者が私だけで、かつ手話メインのコミュニケーションでなかったから成り立っていたコミュニケーションなのだ。
今後、クラウドワークスに入社する障がい者はどんどん増える。
もちろん聴覚障がい者だけではないが、もし私以外の聴覚障がい者が数人でも入社したらどうなるだろう。
それぞれの障がいの度合いによるとは思うが、例えば手話メインの人が入社した場合。
その人は手話をメインで使えないことでフラストレーションが溜まり、手間がかかる筆談ばかりでその人自身だけでなく周囲のメンバーもストレスが溜まってしまう。
そのネガティブな環境を解消するにはどうすればいいか。
全員でなくて良い。
簡単な挨拶の手話だけで良い。
それだけでも、自分を見ようと、コミュニケーションをとってみようとしてくれている姿勢があるだけでポジティブな印象が生まれる。
現在、手話に興味があるメンバーで手話勉強会を少しずつやっていこうと企画している。
将来のクラウドワークスのメンバーと少しでもポジティブな環境で一緒にコミュニケーションを取れるように、今いる私たちが一歩一歩進んでいる。
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