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創業するなら自己資金を貯めてから!リスクの少ない起業のススメ

こんにちは!静岡県の中小企業診断士、大滝綾乃(オオタキアヤノ)です。

すっかり肌寒くなりましたね。秋の気配を感じられるようになりました。今日はハロウィンでもありますが、私の地元では「神様のお立ち」の日です。八百万の神様が、出雲に戻る日だそうで、神様にお赤飯を持たせます。ちなみに、10月は「神無月」と呼ばれますが、これは旧暦の10月(現代の11月)のことで、この月は全国の神様が出雲に行ってしまうためだそうです。さて、秋になるとお祭りなどのイベントが多く開催されますね。今年は4年ぶりに地元のお祭りに参加しました。あいにくの雨で寒い日でしたが、良い記念になりました。

雨の中、合羽を着て踊りました!

また、秋は多くの市町で創業セミナーが行われています。先日、ある自治体で行われていた創業セミナーが最終回を迎えました。私は4日間講師として携わっていましたが、休日を使って学ばれている参加者の皆様の姿勢に心を打たれました。セミナーでの内容を活かして起業に向けたスタートを踏み出してもらえればと思います。

ただ、踏み出すにしても「自己資金が無いけれど起業ができるのか?」という相談を受けることがあります。設備資金が多いビジネスの場合、自己資金が無い状態では金融機関から借入が増え、利息を支払う必要が出てくるなどのリスクを伴います。また、自己資金がないと、金融機関や投資家からの信頼を得るのが難しい場合があります。

特に最近は変化の激しい時代ですので、自己資金が無い場合は最低限の設備で始めてみることを勧めています。その方が柔軟性は高く、迅速に市場の変化に対応できるからです。逆に借入をして設備に投資をしても、投資費用を回収するまでに時間がかかったり、金融機関から返済を迫られたりするリスクが伴います。会社員時代と大きく異なり、事業の資金繰りを常に確認する必要があります。創業時の売上規模や必要経費などについてしっかり検討していただくことをお勧めします。

「将来は独立したい」と考えている方は、少しでも自己資金を貯めておくことをお勧めします。本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日はハロウィンですね!