見出し画像

【閲注】なんで恋愛が出来るんですか?

※明るい話が全くないことに書き終わって気づいたので閲覧注意※


こんにちは!ayanoといいます。今月の29日で19歳です、インターネットが好きです。
最近、某氏の恋愛遍歴noteが話題になりましたね。あまりにも濃くて重い体験、でも正直最初の人の見出し見た瞬間爆笑しました、ごめんなさい。
そしてまあ、何故それを見てこのように筆を執っているのかというと、

……「彼氏欲しい」「彼女欲しい」って何!?!?!?全く分かんない!!!!!

からです。
前々から恋愛観を拗らせている話はしていましたしふわふわとその思想を述べたりはしていましたが、あまりにも悲しい結論に至ってしまう、誰かを傷つけてしまう、と考えた末深い話までは出来ずにいました。
しかし、まだわたし自身もどうして恋愛観を拗らせてしまったのか、恋愛が出来ない(もしくは、そう思い込んでいる)のか、あんまり分かっていません。
だから過去の出来事とかそれに伴う思想とかをつらつら書き連ねていくことでなにか見えてくるのかな、と思い、書かせていただこうかなと思います。

それなりに暗い話をします!!!恋をしている人とか彼氏彼女が欲しい人を傷つけるようなことを言います!!!閲覧注意です!!!







いいですね?



事の発端は小学二年生の時かなと思います。当時はまだ可愛らしく、ぷっちぐみとおばけマンションを愛読していた子供でした。しかし、一つの事件が起こります。
父親が浮気し、離婚しました。
昔から度々ツイートしてる話題だし、少なくともわたしと妹は父親と普通に関係を築いており、母親も「私も悪かったところがあった」と言っているので、今となってはこれ自体は別に大きな問題ではありません。
しかし、思えば、この出来事がわたしの中で「結婚したからといって上手くいくとは限らない、人並みに仲がいい家族だと思っていたのに」と思わせるきっかけになったのではないか……と思います。
ちなみに、この前母親と話してたら妹には真実を伝えず、方向性の違いで別れたということにしたらしいです。そんなバンドみたいな……

こうして「家庭の事情」でわたし達は引越し、わたしも転校することになりました。転校前の学校は人数多いし近くに治安の悪い地域があるしでそれはそれは荒れており、わたしも隣の席のロン毛カスにいじめられ毎日泣いていたので転校自体はよかったことでは、と今では思います。
転校した当初は陰キャなりに無事友達もでき、クラスにもなんとなく馴染めて楽しかったです。しかし、小学生とはクソガキ。高学年になるにつれて、だんだん性格の悪い人間が現れていきます。そしてその中にはわたしの友人もいました。(当時は)それなりに気が弱かったこともあり、仲良しグループではいじりの対象とされ、同じ班になった子にはいびられるような生活をしていました。よく頑張ったな……

当時の生活を書いたものが人狼垢にありました

そしてその「いじり」の一環として、男関係の噂をされるようになりました。高校になっても長く苦しめられることになる、噂の始まりです。
最初に言われたのは「あやのはK・Kのことが好きだ」という噂でした。Kとは全然普通の関係だったので、今も「なんで???」と思っています。当然そんな事実は無いので毎回否定していました。しかし噂というのはクソなので、否定すればするほど「照れてて〜」だのなんだの言われるわけです。カスですね〜。この噂は5年生まで続き、最終的に一つの事件を起こします(これ自体は別にわたしの思想に影響していないと思うんですけど、まあまあ意味不明で面白かったんで話します、飛ばしていいよ)。
ある日の昼休み、人気のない階段裏に呼び出されました。いたのはわたしとKと上で話したタチの悪い同じ班の奴ら数人。囲まれて、謎の選択を迫られます。
Kが手を差し出して言うのです。
「付き合っていいなら手を取って握手して、だめならビンタするか女子トイレに閉じ込めて」

……は?

未だに意味がわかっていません。いじり、からかいの一環にしても謎。
まあ今のわたしでしたら容赦なく殴って帰っていたと思いますが、当時はまだ気弱なクソ雑魚いじめられっ子。そんなことは可哀想だ、でも付き合いたくはない、と数十分悩みました。最終的に「この先もいじられるか、わたしがこの人をいじめてしまうか」みたいなことを考えていた気がします。やさしい。最終的にチャイムが鳴った上この後もこの話を擦られなかったので終わったのですが、本当に意味がわかりませんでした。なんだったんでしょうか。

まあ何はともあれ無事に進級し、六年生になります。そこで、一つの出来事があります。好きな人が出来ます。名をHとします。普通にいい人だったな〜という印象なのですが、一つ問題がありました。
Hくん、彼女がいたのです。
彼女ちゃんはわたしの友達の一人でした。当時からカプ厨だったわたしはその二人のことがそれはそれは好きで、だから、付き合っていると知った時も悲しくないし……と思っていた記憶があります。好きな人が出来ると全く隠せないタイプ(割と今もそう)なので皆にバレてただろうし、なんなら修学旅行で同室の子に吐かされたりもしたのできっと彼女ちゃん、下手すればH本人にもバレていたかもしれません。それでも中学までなんだかんだ仲良く出来て、グループで遊ぶこともあったので、本当に幸運だったなと思い返します。
そして、この時のわたしは、所謂略奪とかまったく考えておらず「友達と幸せならいいや〜」みたいな考えでした。こっちは叶わないんだからそっちは上手くいってくれよ!みたいな気持ちもあったと思います(二人は中学が別だったので結局自然消滅したのですが)。
この時から周り>自分、カプを見たい気持ち>自分が付き合いたい気持ち、だったみたいです。たぶん、この思想が大きく膨れあがった結果の今です。
(追記)今のわたしが一番近いのってリスロマンティック(相手に恋愛感情を抱くが、相手から恋愛感情を持ってもらうことを望まない)だと思うんですけど、少なくともこの時は妄想してときめいたのでそんなことはなかったと思います。もっとも、当時から二人が別れたとしてもその後を狙うつもりも付き合うつもりもなかったと思いますが。仲良く出来ればそれでよかったです。

こうして少しずつ拗らせたまま中学に入ります。まず、小学校からの友人で、わたしが恋愛観を拗らせる原因の三割くらいを担っている子(Sとします)を紹介します。
彼女はわたしと違い誰とでも仲良くなれるタイプで、特に男子とはどんな人とも仲良くしていました。家が近くて家族ぐるみの付き合いがなければ仲良くなれなかったと思います。そんな彼女に初めての彼氏が出来たのは小六の時、しかしこの話は中学進学に伴って自然消滅した上、取り立てて話すこともないので割愛しようと思います。
さて、中二の時です。わたしは中学で美術部に所属していたのですが、その中で何故かカップルが流行りました。二ヶ月くらいで一気に三組出来ました。カプ厨わたしは当然歓喜、毎日のように話を聞いてニコニコしていました。
Sと三番目の彼氏(二番目の彼氏もいましたが一回ダブルデートしたくらいですぐ別れたので割愛)、この彼氏をTとします。コイツが特級呪物でした。たまに通話などで話すことのある「別れた後にメンヘラになった友達の彼氏」がコイツです。Tは口が悪く性格もあまりよろしくないので最初苦手でした、しかし少しずつ話せるようになったところでSと付き合うようになりました。タイミングが良かったことやTが面白人間であることに気づいて人間的に好感を抱くようになったこともあり二人を最前列で推していました。帰り(Sの家が近所なので一緒に帰っていた)に反対方向にもかかわらずTが途中まで送っていたのでその後ろをついていったりしてました。何してんの?ちなみに、恋人つなぎでした。(というか未だに一部の恋愛ソングを聴く時にイメージしてるのはこの二人です。君の体温とか)
しかし、この二人に陰りが見えてきます。きっかけはTの生活態度のダメさが露呈し始めたこと。課題を出さず、部活にも行かず、でも彼女とはイチャつく……そんな生活がバレ(というかわたしが口滑らせちゃった、当時は死ぬほど後悔していました)、あっという間に愛想を尽かされてしまいます。
この時「あんなに仲良しで好きだったのに、こんなにあっという間に崩れていくものなんだ」と思ったことも、たぶんきっかけの一つです。
最終的に二人は別れ(別れの手紙をわたしが渡すことになったのはなんで?)、たぶんまだ未練があったのであろう彼氏がゴネたり誕プレを渡そうとしてたりと諸々ありましたが、最終的にはしっかりと別れます。
そして、前述した同じ部活のカップルたちも徐々に距離が開いて、三年生の秋には全員別れました。カプ厨のわたしは自分の幸せを勝手に託していたので話を聞く度に、とても悲しくなり毎度泣いていました。こうして、だんだん「上手くいっててもいつか別れる」という考えを拗らせていくようになりました。

ところでわたしには中一の頃から習い事が同じで知り合い、仲良くしている男子がいました。彼をRとします。

こいつ。わたしなんか目じゃないくらいの老人。

同じクラスになったのは中二の時のみだったのですが、当時のRは諸々あって病んでおり、その時の担任がカスだったこともあり、席替えで必ず近くにされるなど、完全にわたしが見張り役というか、セット扱いされていました。そうするとまあ、言われるわけです。噂です、●ね。
まあその時のわたしとRはマジで距離感バグってたので(あんまり思い出したくない)、言われても仕方ないのかな……とは思います。それにしても話したこともない男子にまで突然からかわれたり、担任の先生にも勘違いされていたり、っていうのは流石にやりすぎでは?と思いますが。
ここで何故彼の話題を出したのかというと、ちょっとしてからまた出てくるからです、時系列順につらつら書いているので前後して申し訳ないです。

まあRの話は置いといて、中二の冬、また事件が起こります。
度々ツイートしている、学ランアンチのきっかけです。
当時わたしは成績がちょっと落ちたことから塾に通っていました。賢かったので普段は一番優秀な教室に通っていたのですが、そこにわたしと同じ中学の人がいなかったこともあり、テスト前は同じ中学の人中心の別の教室に通っていました。そこには小学校の時からわたしをいじっていたヤツやら中一の時に嫌がらせしてきたヤツやらがいて、普段はまあまあ友好な関係を築いていたのですが、ある日事件が起こりました。

マジでカス

この時は本当に加害者軍団の圧が怖くて「学ランを着るか、死ぬか」みたいな状況でした。といっても当時はその男子に机を蹴られたくらいで特に何もなく、むしろ自分から友達にネタにするくらいのものだったのですが、三年になり、何故かその男子(Mとします、イニシャル多くて申し訳ない)にちょっと避けられるようになります。二年生の時は漫画の貸し借りをする程度の仲だったのに、どうしてだろう、と悩んでいた帰り道でした。
クラスの悪ガキが、わたしに対してMの名前を呼んだのです。
「何かしらが原因で学ランのことがバレ、Mがからかわれるようになったのでは?」とその時に気づきました。幸いからかいはすぐに終わり、卒業頃にはMとも普通に話せるようになった上、全然今でもインスタ相互だったりするんですが、今まで無かった「噂のせいで話せてた人と話せなくなってしまった」という一連の流れは、わたしに陰を落とすことになります。ちなみにMはそこそこ小さいはずなのに学ランはブカブカでした。

こうして「仲良い人皆が恋愛で幸せになれるならそれがわたしの幸せ」という考えに至ったままで高校生になります。初手コロナでクラスメイトとあまりコミュニケーションが取れなかったこと、高校生ってやたら男女の距離遠くね?になったことなどから部活仲間とその舎弟以外とはあんまり話さない生活をしていたのですが、誕生日にひとつ、大きな出来事が起こります。

Rに告白?されます。なんで!?!?!?
まあ周りの態度とか諸々から中学の時から察していた部分はあったのですが、それが「付き合いたい」という欲であったことまでは知らなかったため、普通に驚きました。この頃から自分が誰かと付き合うなんて解釈違いだと思っていたし、Rは友達、親友であってそういう関係ではないと考えていたのですが、「今まで通りでいいから」と言われたので、一旦付き合うことになりました。
結論から言います。一週間後にごめんなさいをしました。
今まで通りでいいと言われてもどうしても関係性が変わることを恐れていること、向こうから「いつ𓏸𓏸に言う?」「出かける?」のようなLINEが来る度にその変化がとても怖かったこと、何より、両親や友人のように、別れてしまったらそれまでの関係まで変わってしまうことが一番怖かったのだと思います。実際、付き合っていること、付き合うことを想像しただけで吐きそうになるくらいには無理でした。というか今改めてLINE見返して吐きそうになっています。死にたい。
Rはとてもいい人だし、就職で彼が関東に行った今でも仲が良いのですが、どうやら未だに未練があるらしく、たまに話が出る度に本当に申し訳なくなります。わたしみたいなカスでごめん。
……でも「わたしが死んだら俺も死ぬ」はちょっと重いかな!!!

こんな出来事もありつつ、高校は上記の通りなのでたまに知り合いの情報などを得たり友達の好きな人の話を聞いたりしつつ恋愛とは程遠い生活をしていました。部活仲間に別の仲間と付き合ってるのー?とか言われてキレそうになったりもしましたが堪えました。噂、本当にクソ。別界隈のカプが別れた話を聞いてまた拗らせたりもしました。
しかし、高校三年生、共通テストを前日に控えた夜(そんな日にスマホ触るなよ)、SからLINEが来ました。話題そのものは共テの激励だったのですが、その中で「新しい彼氏ができた」という話をしたのです。
彼女は高二の時に新しい彼氏を作っており、しかも話した数ヶ月前には「今の彼氏と結婚する予定」などと言っていたのです。しかし話を聞くにその結婚すると言っていた彼氏とはその発言の一ヶ月後に別れていた、と。
その文章を見た時に悟りました。

「あ、どんなに仲良くて結婚まで見据えていても、そんなにあっさり別れちゃうものなんだ」
「じゃあ付き合うって、意味無いんだ」

好きなカプが別れる度に考えていた思想がここで確立しました。ここから、幸せそうな二人を見ても「でもどうせ別れるんだ」と後ろ向きな考えを持つようになります。といっても皆様ご存知の通り、未だにカプは大好きです。というかカプの皆様に「わたしの代わりに幸せになって」を一方的に押し付けています。まず、別界隈に年単位で付き合っているカプはいますし、こんなに恋愛結婚が流行っている時点で上の考えは消えているはずです。彼らだけがわたしの救いとなっています、末永くお幸せに。

それでもわたしの中で「どうせ」が消えないのです。別れた二人を見ると「やっぱり」と思ってしまうのです。

こうして生まれた今のわたしの恋愛観は「片想いが一番良い」「ずっと報われない片想いがしたい」「両想いになりたくない」です。拗らせてますね。付き合うことは出来ないのに好きになることは出来るのがポイントです。しかしこの考えに至るまでには上のような出来事があったのです。元々の恋愛関係における自己肯定感の低さと、このような過去が今のわたしを形成しているのです。
ちなみに今は二年半ほど一途に片想いできているのでかなり幸せなんだと思います。この話は墓まで持っていくので誰にも話しません。
TLで彼氏欲しい、彼女欲しい、と言っている人達は凄いなと思うし、誰かと幸せになれる人はもっと凄いなと思います。わたしも何かが違っていたら誰かと幸せになれたのかな?と考えることもありますが、まあ現状では無理だと思います。

これを書いても恋愛観が歪んだ原因は半分くらいで、残りはわたしの本来の性質の問題な気もします。しかし、これを書いたことで少しは仕方ないのかな、と思えるようになりました。孤独死でもいいけど綺麗に死にたいな。それでは皆様さようなら。

女性の皆さん、くれぐれも学ランは着ないように。

(24/5追記)これを書いて半年、周りを見たり友達の恋愛相談を聞いたりして一進一退しつつですが「いつか周りの人みたいに恋愛できるようになるのかな〜」くらいには考えられるようになっています。成長やね。今は誰かと付き合うことを想像するだけで吐き気を催すレベルですが、いつか変われたらいいなと思います。そして、そう思えるようになったことそのものがうれしいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?