「君たちはどう生きるか」感想というより、すーたろうはどう生きるか

ほぼネタバレなしですが、厳密にはちょいバレあるので、まだの人は読まない事を推奨します



宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」を見た。
正直、分からない事だらけだった
分からなく作ってる
宮崎監督も「映画を作るコツは分からなく作る事だ」って言ってた記憶がある。
とはいえ、難解だったからこそ、重大ななにかを問われた。そんな気がした。


今の生き方でいいのか。
植物は栄養豊かな土、きれいな水、太陽の光などがちゃんと与えられれば元気に育つ。
本当は難しくない。たぶん。
同じように人間も綺麗な水、食べ物、睡眠、運動、交流など健康的に生きていれば良くって、難しい事は考えなくていいんじゃないのか。
そうも思う。
自然界に無駄なものはあるのか。
きっとない。たぶん。
人間は自然の一部ではないのか。
なら、きっと無駄な人間なんていない。
そんな言葉を本で読んで、確かにそうかもしれないと思った。


「doingではなく、being」という言葉を聴いた。
重度障がい者について勉強すると出てくる言葉だと聴いた。
存在する事そのものに価値を見出すって事なのかな。
なにかをして「役立つ事をする」事にだけが人の価値ではないのではないか。
そう考えたら「どう生きるか」って事がそれほど大事なのだろうかともちょっと思う。


すーたろうはどう生きるか
まずは、映画を見る前の段階から書きます。
一言で表わすならば「過去の自分のために生きる」というのが現段階の答えになっています。
子どもの頃、なかなか辛い家庭環境で生きてきました。
エンターテイメント、特にお笑いが現実逃避の場というか、心の支えになっていた。
そのため、バラエティ番組の企画を考える放送作家を仕事にしたかった。
才能ないと挫折して技術スタッフになった。
2022年にメンタル壊して自分の人生を向き合わざるを得なかった
「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」という本を読んだ。
出た結論は「昔の自分のように繊細で弱くて尊重されないような人でも安心して参加できるいろんなイベントをすること」だという仮説に至った。
一緒に楽しみ合うイベントだったり、支え合いのイベントなどだ。
テレビというレベルの企画ではなく、個人のレベルの企画をするということ。
なので、HPS交流会とお笑い好き交流会をやる。
また、「1対1のイベント」みたいな文脈でコーチング的な事もやっていきたいと思っている。



もう一つ夢がある。
それは子ども食堂みたいなやつ。
「みたいなやつ」だから「子ども食堂」ではない。
「子ども食堂」というタイトルだと、自分の家庭が貧困家庭だと思われるのが嫌で子ども食堂に行かせない親がいるらしいから、「子ども食堂」をやっている人にはリスペクトをしつつ、違うことを自分はしたいんだと思う。
今のところの仮説では「子どもゲーム会」とか「子どもお笑い会」みたいな事をして、表向きには子ども食堂にはせずに、食費は無料で提供するイベントをしたい。
ルールとしては、自分はお金を出すような自己犠牲はしないと決めている。時間は提供する。この辺はまだ曖昧な部分ではある。
シェアハウスみたいなのを運営して、広いイベントスペースを用意するイメージが強いです。

「君たちはどういきるか」を見た。
よく分からない作品だったと言えば、確かにそうなんだけど、すごいと感じたのは事実。
宮崎駿監督は天才だ。でも、一人で出来る事には限界がある。
天才的なスタッフがいてこそのあのクオリティだ。
宮崎駿監督一人だけではやれることに限界がある。
どこかの国のことわざ「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行くならみんなで行け」
その言葉を思い出した。

仲間を増やして
「もっと遠くへ行け」
そう言われたような気分になった。


映画の中で描かれている小説「君たちはどう生きるか」の挿絵に「種を巻く人」の絵が描かれている。
例えば、セクシャルマイノリティの方々は命がけで生きてきた。
日本ではピンときにくいけど、海外のレインボーパレードではセクシャルマイノリティの人が殺されたりしていると聴いた。
自分が知ってる範囲だと宗教的な理由でセクシャルマイノリティは神への冒涜であるとかが理由。
他にもカミングアウトする事で、周りに言いふらされて自殺してしまった話を日本でも聞く。
今は全員が全員ではないけど「多様性の時代だよね〜」なんて言えるのは、命懸けで戦って来た先代の種まきの恩恵であるところが大きいはずだ。


自分のように、親に恵まれず、弱かったり、繊細だったりする人でも花咲ける世界にするための種まきするのが自分の生き方なのかもしれない。
HSP交流会で安心や助け合いの基地を作り、お笑い交流会で心を豊かにして、コーチングで気づきや行動のきっかけを与える。
さらに子ども食堂みたいなので、自分と似たような子どもたちの人生を支えるような。
満足出来るほどはうまくいくかは分からない。それでも
「種を蒔け」
そういうメッセージも受け取りました。
なので、僕がやりたい事をただ、やるだけでなく、いつか誰かがその人のスタイルで種を受け継いで欲しいと願っています。


「遠くへ行け」
「種を蒔け」
この二つのメッセージを僕は大事にしたいと思いました。
「君たちはどう生きるか」を見て、まだまだ生き方の仮説ではあるけれど、現段階ではこの生き方が僕の人生なのかなって思いました。
ただ、遠くへ行くには仲間が必要です。
"繊細さんしかいない街”やお笑いイベントに参加して協力してくれる仲間、普段の仕事や生活の相談してくれる仲間、子ども食堂みたいなものを一緒にやってくれる仲間etc、そして、それらの種を受け継いで巻いてくれる仲間
どうか、僕の仲間になっていただけたらとてもありがたいです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
「君たちはどう生きるか」の感想とか解説とか批評とかでなく、個人的にどう生きようと思ったか、エピソード聞きたいです。
教えていただけるとすーたろうが喜びます!!

これからもよろしくお願いします!!!!

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