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Fête de la musique

6月21日はfête de la musique (音楽祭) のフランス、いたるところでコンサートが開かれます。
私は、今年はパリ郊外の大きな公園で常勤で勤めている音楽院の子供達の合唱の伴奏をしてきました。

曲目は、ピンクパンサーやチャーリー・チャップリンなど皆が知っていてノリの良い曲たちばかり…ということで、コンサートを聴きにきてくださった方々も手拍子で参加型の楽しいコンサートとなりました。

近年、フランスは(個人主義と言われるこの国ですが協調性を養おう!という目的もあり)合唱教育に力を入れているのですが、日本の合唱とフランスのそれを比べると、お国柄が出ていてなかなか面白いなぁ…と思います。

(特に子供の合唱に対する)私の個人的な印象ですが、日本は平均点が高くカチッと仕上げてくるイメージ、それに対してフランスは、一人一人を見るとフニャフニャで心配になってしまう子もいるのですが、それが合唱となると彼らの存在が抜け感を生み出して何とも言えない素敵なハーモニーとなることがあります。

私達一人一人が自然体でいることが、実はバランスのとれた社会を生み出すのかもしれないなぁ…なんて思ったりした1日でした。

Bonne journée! (ボン・ジュルネ=良い一日を!)

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