クラクフ国立博物館 常設工芸品展示室—象牙とガラス 5 芝田文乃 2017年12月8日 23:51 クラクフ国立博物館、常設の工芸品展示室を当館の修復専門家Eさんに案内していただいた。象牙の磔刑像のある祭壇(19世紀後半)は、汚れてバラバラの状態で持ち込まれたものを復元した。 サイズは小さいが、どれも繊細かつ大変表現力に富んだ彫り。 これらの磔刑像が失われずに保存されてよかった。 表情豊かな象牙の楽士たち(被写界深度不足失礼)。 象牙と木でできた物乞いたち。帽子や服は木の象嵌だそうだけれども、どうやって服を着せたのか不思議。 象牙のメイスなど。現在、象牙の国際取引は原則禁止、今後新作が彫られる機会が減っているため、こうした作品は貴重。 常設の工芸品展示室のガラス工芸品。ものすごく技巧を凝らしたガラス器が並ぶ。 緑色のはウランガラス。さらに金や着色を施していて大変凝った作り。 シャンデリアも優美で複雑なデザイン。 形からは何に使うのかよくわからないものもあったり。この左右に首が伸びている黒っぽいのは何でしょうねえ? 他に有名なエミール・ガレの小品などもありましたが、この辺りの装飾過剰なふざけたデザインが面白かったです。 #写真 #フィギュア #ポーランド #ガラス #工芸 #クラクフ #工芸品 #国立博物館 #象牙 #磔刑像 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート