1stインスペクションのセミナーで、
昨年総合グランプリを獲得された、石澤瑠璃子さんのお話がありました。

その質問タイムで、
中日本大会グランプリのグランドファイナリスト：高木あかねさんが
質問されたこと。

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私は「命はみんな美しい」と思っています。
（中略）
瑠璃子さんにとっての「美しさ」とはなんですか？

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私はこの言葉がずーっと胸に刺さっていて、
やっぱりこれを書こうと思って書いています。

高木あかねさんはステージ４の癌を患っていて、
今すごく頑張って闘病生活を送られています。

私は「彼女みたいな人にこそ生きてほしいのに」と感じます。

でもそんな彼女が伝えるメッセージだからこそ、
大勢の人の胸を打ち、心に響く。

中日本大会の彼女のスピーチは素晴らしく、
運営の方々ですら涙を流し、
会場中が泣いていたそうです。

私は日頃、
あかねさんのInstagramやnoteの発信を見ていても
涙が出ます。

（そして感極まって応援メッセージを送ったり…
闘病やお仕事で大変でお忙しいとも思うのにすみません。笑
でも返信してくださる😭ありがたい…）

「命はみんな美しい」
この言葉が私にとっては、あまりにも刺さりすぎた。

私は占い依存で多額の費用を使い込み、
自分の人生を自分で決めることもできなくなった
情けない人でした。

今思うと会社の人間関係もいじめのような状態で、
上司にも叱咤されるばかりで相談もできず。

でも休みたい、逃げたいとは決して言えず。

だって休んだら「あの子逃げたね」って言われるじゃないですか。

ただでさえ、私が上司から怒られているのを
指を刺して
「土屋さん怒られてる」「ザマァ見ろって感じ」と
聞こえるように笑っているような人たちが。

どんなに辛くても、
行かなくなったら終わる。

そう思っていました。

親の期待を背負って入った会社なのだから。

ここで頑張ることが
私を信じてくれた人への恩返しなのだから。

ここで評価されなかったら
あの会社でどうやって生きていけばいいのか。

鬱病を理由に、人事異動をお願いしようもんなら、
「あいつはもう管理職としては使えない」と思われる。

今まで頑張ってきた努力を、棒に振ることになる。

期待しているからもっと頑張れ
って言ってくれる人だっているのに。
（でももう無理だけど）

辞めたら、
今の私に同じだけ稼げる場所なんて、
絶対見つからない。

養ってくれる旦那さんでもいたら
仕事だって好きにできるのに、

婚活もうまく行かない。

そしてそんな現実をなんとかしたくて、
仕事も、婚活も、絶対うまく行かせたい！と、
占いにしこたまハマり、

結婚資金として貯蓄していたお金を、全部つぎ込む。

でも結局、結婚もできなかった。
会社でいじめられているし
評価が低いままなのも、変わらない。

700万もつぎ込んで、
詐欺かもしれないけど、
お金も返ってくるはずもない。

何一つ上手くやれない。
自分のことも自分で決められない。
正解も選べない。

そんな情けない自分ばかりを
あまりにも見てきて、

自分自身への信頼度はゼロでした。

せめて残っている仕事は、
仕事だけは頑張らなきゃ。

私にはもう、この「大企業の総合職」という
看板しか残っていないのだから。

いろんなことが重なって、
いろんな思いがあり、

なぜか思いついたのが、

「大怪我すればいい」

でした。

「大怪我して入院すれば会社に行かなくて済む」
と思ったんですね。

会社の人たちから、「あいつ逃げた」って言われたり、

鬱症状を理由に、人事評価を下げられて
マネージャーを降ろされて
出世を諦めなければならなくなることが、

本当に怖かったんです。

これまで散々、出世を目指して頑張ってきたのに。

だけど怪我が理由であれば
私本人のメンタルに問題があるとは思われないし、

「あの子は大怪我してるんだから
会社来られないのも仕方ないよね」

と言ってもらえると思ったんですね。

そしたら「逃げた」って思われないじゃないですか。

その時に、私は地元のとある電車の駅にいたのですが、

線路に入ってくる電車の速度が
思っていたよりも遅いということに気づいたんです。

「あ、これならぶつかっても
全身複雑骨折くらいで済むのではないか？」

と思ったんですよ。

「そしたら大怪我できる。
絶対痛いけど、
でも正当な理由が付けられて
明日会社に行かなくて済む」

「運が悪かったら死んじゃうかもしれないけど
それならそれで仕方がない」

そんな思考回路で電車が来るタイミングで
飛び込もうとしました。

でもなんか人間の本能的に衝突が怖かったり、
家族の顔がよぎったりして、

ギリギリのところまで行くのに
飛び込めなくて。

結果的に、そんな自分が情けなくて、
ホーム（しかも黄色い線の内側）で
座り込んで大泣きしていたんですね。

駅職員の方から
「お姉さん大丈夫ですか？」
と声をかけられ。

「私はここに飛び込まないといけないんです！
怪我をしないといけないんです！
そうじゃないと明日も会社に行かないといけなくて！」

と大泣きしながら話す私を見て、

「こいつ、ヤベェぞ！」
と思ったのでしょう。（←そりゃそうだ）

駅員室に連れて行かれて、
結果的には家族を呼び、帰宅することに。

家族を呼ぶのは勘弁してほしいと懇願したものの、
当たり前ですが、もう一人では帰らせてもらえず。

そして家族にメンタルクリニックに連れて行かれ、
うつ病の診断を受けました。

私はあの時一度、自分の命を捨てかけて。

大怪我をしたかっただけから、
死にたかったわけじゃないけど、

「結果的に死んだら死んだでしょうがない」
と、思っていたわけだから、

今思うと、なんてことをしようとしていたんだ…
と思います。

そんな当時の私の記憶が、
あかねさんの言葉を聞いて一気に蘇りました。

「どんな事があっても、生きることを諦めない」

あかねさんの背中からはそんな思いが
ビシバシ伝わってきます。

Instagramでも闘病生活のことを発信されていて、
それもきっと勇気がいるんだと思います。

色んな思いがある。それも全部分かる。

でもやっているし、やり続けている。
そういうのが全部、全部、
あかねさんの覚悟の現れなんだと思う。

線が細くて、女性らしくて美人で、
見た目も美しいあかねさん。

でも心はとても強かった。誰よりも。

この人の生き様こそ、「美しい」のではないか。

だからこそ、たくさんの人の胸を打つし、

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「命はみんな美しい」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

その一言で、人を感動させることが出来るのです。

あの一言を聞いて、

「過去の自分が情けなかったなぁ」とか

「それでも生きていて今は良かったなぁ」とか

「やっぱりグランプリをとる人の言葉って全然違う」とか

「あかねさん･･･本当に･･･なんてかっこいいんだ」とか
たくさんのことをふわふわと考えました。

旦那さんからもすごく愛されてて。

闘病により髪が抜けてしまうあかねさんのために
「僕もお揃いにした」と

一緒にスキンヘッドにされた旦那様。

それをInstagramのストーリーで読んで、

「どれだけ深い夫婦愛なんだろう」と
また涙が出ました。

旦那様があかねさんのことを大好きな気持ち。
伝わる。

そりゃ大好きになる、こんな強く美しい奥様。
最高です。

私の占い依存も、自殺未遂も、
知った家族は、

「こんなに辛い思いをしていたのね」
とみんな泣いていたし。

タロットセラピストになると言って
会社を勝手に辞めてきた時、

母は激怒する父に隠れてこっそりと、

「辞めるって聞いて、今後のことが心配だけど
でも実は、半分ホッとしている。

この会社にいたら、
いつか死んじゃうんじゃないかって
心のどこかでずっと思っていたのよ。」

と伝えてくれました。

また私のセッションは７割程度の方が
セッション中に涙を流されます。

「彩乃さんに出会えてよかった」
「本当に申し込んでよかった」

そう言っていただける方もいらっしゃいます。

私が生きていることを
私と出会えたことを、

こうして喜んでくれる人もいるんだな。

と感じました。

またBeauty Japanで東海大会のグランプリを頂いた時も、

たくさんの方に応援してもらって
そのありがたみを、すごく感じました。

「生きていてよかった。
あの時生きることを諦めなくてよかった。」

あれから嬉しいことがある度に、
そう思った気持ちを思い出しました。

私は今、
その「美しい命」をさらにその人らしく輝かせるために、

質の高いセッションを提供して、
悩める人々のお役に立ちたいと
心から思っています。

悩んでいる気持ちが吹き飛んで、
スッキリして、

セッションが終わる直前には
すごく明るくなったお顔を見ると


本当に幸せです。

そんなぼちぼち難のある過去を抱えてきた中で
一人のセラピストとして生きる今の私に

「私は、命はみんな美しい、と思っています」

そのあかねさんの言葉は、

魂が震えるほど響いたんですね。

本当に、心からの感動をありがとうございます。

日本大会でのあかねさんのプレゼンが
本当に楽しみでならないし、
たぶん私は舞台袖で聞いたら、絶対に泣いてしまう。

きっと、絶対に素晴らしいメッセージを
また世の中にプレゼントしてくださる。

そういう人です。あかねさんは。

でも一方で、

彼女と同じグランドファイナリストの立場に
恥じない活動をしようと

また身が引き締まる思いでいるのです。

セッションだけではなくて、
Beauty Japanをきっかけに

私の半生を知ってくれた誰かが
何かを感じてくれて、

誰かの希望になれたらいいな。

そう思って、
今まで恥ずかしいと思って出せなかった

占い依存で多額を使い込んだ過去も、
生きることを諦めて命を捨てようとした過去も

SNSでオープンにすることにしました。

友達にも話していなかったので、
みんな相当びっくりしていたけど、

今では、明らかにしてよかったと思っています。

どんな形でも、誰かの希望の光になれたらいい。
今は心からそう思っています。

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