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【自分史vol.3】「いちじょ」としてモテた頃

今でこそ、クズでビッチと豪語してますが、わたくしとても優等生でしたが、進学校で劣等生になって、出会い系が心の拠り所になってしまったというのが前回までのお話です。今回は、大学デビュー編です。

現役で行きたい大学に受からずに、浪人生になったわたしは毎日灰色の世界で、家と予備校を行ったり来たりしていました。思えば、ギャンブルな1年だよね。合格だけが全ての世界。1年通ったって、受かる保障はないのに、普通の授業に加えて、夏期講習やら、テストやら、勉強しながらもお金がかかる。親の目も辛い。親戚にも会いたくない1年だった。

家でも、ものすごく肩身の狭い思いをして生きていた。実は、一つ受かっていた大学があったのだが、滑り止めと思って全く行きたいと思っていなかったので、そのわがままを押し通しての浪人生活だったので、内心すごく焦っていた。

幸いなことに、講師陣はさすがプロフェッショナル。勉強が人生で一番楽しくて、予備校の中では気持ちを保ってられたが、たまにすでに大学生になった友達に会うときは強気を装いつつも、とても惨めな気持ちだった。

春、第一希望ではなかったが、納得のいく結果が出て、晴れて大学生になった。高校時代にずっとショートだった髪は、浪人している間にいい感じに伸び、1年間抑え込んでいたおしゃれ欲求が爆発して、わたしは「ザ・女子大生」になった。

「いちじょ」つまり、大学1年生女子はモテる。初々しさと、自由に惹かれる危うさと、大人の世界への好奇心と、今思うと「おとなの一番赤ちゃんな状態」だったのかもしれない。大人からしても手玉に取りやすいのかもしれない。人生で最初のモテ期到来だった。

大学の先輩、バイト先の先輩、サークルの先輩、みんながみんなチヤホヤしてくれた。それまで女子扱いされることに慣れていなかったので、とっても戸惑った。外から見える自分と、中から見えている自分が別人のようだった。

あるときはツナギを来て、あるときはヒラヒラスカートを履いて、メイクも楽しみながら、無双状態に突入した。バイト先でも、サークル内でも、気になる人がデートに誘ってくれて、告白をしてくれる。なんだこのイージーモード。

あるときは、他校の彼がアメリカンのバイクで校門に迎えに来てくれるという、少女漫画的シーンもあって、「ごめん、彼が待ってるから(ハート)」と、友達から小走りに外へと向かう自分に酔ったりもしていた。

大学時代何を頑張ったって、恋愛を頑張ってたよ。それしかしてなかった。もちろん、単位を落とさないレベルで勉強はしていたけれど、男の人とのコミュニケーションが楽しくて、恋愛を楽しんでおりましたね。

やっと、対等に付き合える彼氏が見つかって、関係を育むというフェーズに入ったけれど、彼の部屋でやった後に、急にわけもなく寂しくて泣きだしたりとか、自分のメンタルも剥き出しになっていった。

甘えるってどういうことだろうなと長女特有の悩みがあったのもこの頃。長女は甘えたいんだぞ!でも、そんなことしたら嫌われちゃうんじゃないかな、でも少し甘えてみようかな、そんなチャレンジの日々。そうやって恋愛を頑張って楽しんでたよ。

でも、そんな楽しい日々も続かない。世にいう、シューカツ、就職活動の時期がやってきた。わたしは意識がめちゃめちゃ高くて、早くからインターンとか説明会とか、そういうものに参加してった。

自己分析にはまり、mixiで就活日記を書いて、就活先で仲間を増やし、こんなにちゃんとやってるのだから、うまくいかないわけがないとたかをくくっていた。だけど、このときはわかっていなかった。ほんっっとうに苦戦を強いられる未来が待っていることは。

ちなみに今回のトップ画像もその頃のだけど、ちょうど中学から、大学までの写真出てきたから貼っておく!左上から時計回りに、中学→高校→浪人→大学。最後ぽやっとした顔してるね笑。

遍歴

長くなって来たので、今日はここまで。ちょっとチャラチャラしだしたね笑。次回はハードな新社会人編へ突入!

今回も週1note参加してます!担当は水曜日!!来週もまた読んでね♪


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