見出し画像

私が受けたOL時代のセクハラについて

刺激的なタイトルですが、このテーマで書こうと思ったのはこちらの記事があまりにも衝撃的だったことが発端でした。気持ちのいいテーマではないので嫌な人は読まない方が良いです。

端的にかいつまむと、女性社員が営業先のコンビニ店長に契約を盾に性的なサービスを強要され、相手は懲役3年となったが約束した見舞金もいまだ払われず、勤めていた会社もさして守ってくれず、心身のバランスを崩し退職という内容。

今でも、この世のどこかでこういうことが起こっているのかと思うとなんだかとてもやるせなくて、ただ事件は急に起きるのではなく火種としてのセクハラ行為を黙認して受容してきた空気にもあるのかなと思いました。

そうした時に私もその空気の一端を担ってきてしまったなという部分と、あなたの隣で笑っている彼女も言わないだけで結構いろんな目に合っているとかもしれないよという部分を明らかにしようかなと思って、書き出そうと思った次第です。もう結構忘れちゃってたけど。

・飲み会で抱きつかれる、身体をくっつけられる
・カラオケでアイドルの曲を歌えと言われる
・酔って脱いで、身体を見せてくる
・不必要に顔を寄せて話してくる
・お酒を無理やり飲ませる
・ニヤニヤとプライベートについて聞いてくる
・どんな体位が好きかなど性的なことを聞いてくる
・反対方向なのに同じ電車に乗ってくる
・胸のカップを聞いてくる
・役職のある人間に名前でなく「おっぱい」と呼ばれる
・いつもの雰囲気の違う服だとデートと聞かれる

私が会社員だったのはもう5年くらい前だし、当時とはだいぶ体制が変わっているようですし、会社を槍玉にあげたいわけでもない。でもセクハラはそこかしこにあった。社員同士の仲の良さのかげでそれはあった。私が特別なわけじゃない。なんなら愛想もなかったし、少ない方だと思う。

でも、「相手は冗談で言っているから、ノリが悪いと思われないように平気な顔しなきゃ」「ただでさえ、女だからって舐められるから動揺しないようにしなきゃ」とか、全然本心と違う対応をしてました。だから問題として扱われることもなく、日常として過ぎていきました。そして、心が麻痺してった。

余談だけど、OLをやめて初めてスナックでバイトした時に男の人の相手なんて出来るかしらと不安だったけど、会社の飲み会の方がお行儀が悪かったので楽勝でした。すごいセクハラ耐性とストレス耐性がついていたことに改めて気付かされた事案です。

嫌なもの、不快なものにはNOといっていい。
先輩が我慢してきた文化があっても空気を読まなくていい。

今では当たり前と思っていることも、1社目で右も左もわからなかったり、相手の気持ちを害すことが自分の利益を脅かすと思うと、なかなか行動に移せなかったりもするけれど、それでも嫌って言っていいんだよと、新人の頃の私に言ってあげたいと思います。

いつも温かいご支援をありがとうございます💕サポートしたいと思われるような文章をこれからも綴っていきます✨