オンラインショップを立ち上げた。
BASEを使ったのだが、すぐにサイトができて本当にびっくりした。小商いなんて言葉が、少し前から出だしたりしていたが、こんなに簡単にネット上にお店が出来るとは。みんなやろうよ、稼ごうぜ。

今回は4年前に開催した個展のときに作った言葉と写真集を売ろうと思ったのがきっかけだった。

この4年間、何度かの引っ越しをしたけれど処分せずにずっと段ボールにいれたまま側においておいた作品。言葉と写真集とポストカードたち。分身のようでなかなか捨てられなかったんだよね。

4年前の私は、8年弱のOL生活を逃げるように辞めた。でも逃げたと思われたくなくて、当時一番熱い趣味だったカメラを隠れみのにした。写真家になりたいんですと言ってしまった。カメラマンと言わないあたりにも無駄なプライドが見えて今でも恥ずかしい気持ちになる。

かくして私は写真家と名乗る女になった。名乗るからには作品を撮らねばと思い、始めたのが言葉と写真シリーズだった。

ほぼニート状態だった私は、日常で心揺さぶられる景色をiPhoneに収めては、その景色に浮かんでくる言葉を乗せてInstagramにアップしていった。これはと思うものはFacebookにも載せていた。

ささいな作家活動ではあったけど、出来るだけ毎日アップするようにしていた。浮かんだ言葉を人様の前にお見せする行為は裸になるより恥ずかしかった。非難されそう、かっこつけだと思われそう、自意識（過剰？）との戦いだった。

自意識との戦いを勝ち抜いた作品は、それから何年も私を支え続けてくれた。Facebookには、2年前の今日とか、我が過去を前触れなく眼前に晒すありがた迷惑な機能がある。

そこで、当時の私がアップしていた言葉たちがぽこぽこ出て来ると、そのたびに心揺さぶられてしまう。力をくれる。それはこんな言葉たち。

そして、今回この言葉が必要な人がいるんじゃないかなと思ったことが、オンラインショップ立ち上げの経緯だった。現状、言葉と写真集しか商品としてアップ出来てないけど、ポストカードもこれから並べるつもり。

よかったらのぞいて見てね。
オンラインショップayanotoneco