魔法の地球儀 〜気候変動を視る Climate Center (デンマーク ビジュアル気候センター)
「夏ってこんなに暑かったっけ」
聞き飽きるほどの日常会話。
残念ながら今年の夏も、東京は息をするだけで暑い。涼しいコペンハーゲンに降り立って、まず心身ともにホッとした。
今年は“ギャップイヤー”にしようと決めてたから、旅の目的のひとつ、環境のことを知りたくてデンマークでStudy tour に参加してます。
コペンハーゲンから車で2時間、ロラン島にあるClimate Center (ビジュアル気候センター)に着き、暗い部屋に足を踏み入れた。
「うぁ。綺麗」
ふわりと光り浮かんだ、まるで魔法のような地球儀がある。
この地球儀には、NASAなど世界中から収集されたデータをもとに、どれほど海水の温度が上がっているか、北極の氷が溶けると何が起こるのか、台風発生の増加量、2011年東日本大震災のときセシウムの拡散はどれほどだったか…、
気候変動の事実(データ)をビジュアルで映し出してくれる。事実を見せてくれる、魔法の鏡のよう。
「日本は、2012年の時点で熱帯になっていますよ」と、レオさんは説明してくれた。
やっぱりそうよね。
自分の感覚が間違えてなかったことに不思議と安心した。不調の病名がわかった感覚に近いかも。
膨大なボリュームの説明には、化石燃料からの脱却、二酸化炭素削減、マイクロプラスティック、ごみ、海洋生物、食糧生産のこと、世界の事実を突きつけられて、ああ、胸が締め付けられる。
デンマークがグリーンエネルギーへの転換を進める姿勢と努力を知って、
うちの新しい工房は、太陽光エネルギーで電力を賄えたらと計画している。
電気代削減もそうだけど、よりエコロジーでありたくて、
どのくらいやれるのか、とても楽しみ。
このClimate center はたくさんの人に見てほしいな。
知れば、視線が行動が変わるから楽しいから。
Study tour はつづく。
Climate Center ビジュアル気候センター
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