グラレコ1

1分プレゼン大会~事前準備編(テーマ・スクリプト決め)&全文公開~

前回はTalk Your Will#1に出て「澤賞」を受賞した話を記載しました。私はぶっつけ本番で面白い話が出来ないことは重々承知だったので、スクリプトはガチガチに決めました。今回はその際に気をつけたことについて書きたいと思います。

テーマ決めは主催者の意図を汲み、オーディエンスを想像した

今回は主催者から先に「譲れない想いについて、先にテーマをください。」とご連絡がありました。テーマは今回話したテーマと、自身の本業に関連した話をするかで迷ったのですが、特定のサービスの宣伝NGという点と主催者側から例示されていたのが「迷ったら険しい道を選ぶ」というようなマインド的なものだった点から、「自分で自分をかわいがろう」というテーマにしました。これは、いつも私が副業で行っているロミロミ(ハワイの伝統的なマッサージ)やマインドフルネスの際にお伝えしていることですです。実は、6月に開催した The Life School 2018@軽井沢ライジングフィールド(キャンプしながらビジネスと人生を学ぶイベント) で、セルフロミロミのセッションを実施した際に、受講者から非常に反響が良かった言葉でもありました。最終的にはオーディエンスのことを「きっとこんな平日の夜に(しかもWorld Cup日本戦があった日)に人のプレゼンを聞きにこよう、なんて方々は成長意欲が高い方々に違いない。The Life Schoolの受講者とも重なるな。」と想像し、この言い回しにしました。

↑The Life Schoolセルフロミロミセッションの様子

ちなみに、資料の有無は自由でしたが、開場の配置や当日の流れが不明で自分でコントロールできず不安なのと、今回はオーディエンスを内省に促すようなプレゼンにしたかったので、資料は無しと決めました。

(モリチ賞受賞者の三木ありささんは資料の使い方もとても上手でめちゃかっこよかったです・・・あんなプレゼンやってみたい!)

スクリプトは「やってはいけないことはやらない」

日頃から話の組み立てや伝え方をもっと向上させたいと思っており、伝え方関連の書籍を読んだり職場の先輩のコピーをしてみたり・・そしてもちろん今回審査員の澤氏のVoicy(ネットラジオ)を毎日聴き、伊藤氏の「1分で話せ」を読みオンラインセミナーを受講するなどしていました。ただ、元々下手な私が+αのことをしてかっこいいプレゼンにするのはちょっとハードルが高いので、せめて「やってはいけないことをやらない」ということを意識して組み立てました。プレゼンに限らず苦手の克服には「やってはいけないことをやらない」ことが私には向いているかな、と思っています。

スクリプトを決める際徹底したこと
①ロジック破綻させない
②相手がわからない言葉は使わない
③詰め込まない

①ロジック破綻させない

まずは、既に主催者側に送っているテーマは変えられないので、それに応じて話したいことを沢山書き出しました。それを元に「1分で話せ」で書かれているように、結論→根拠3つ→それぞれの具体例に当てはめてみました。そして、足りない部分を考えたり、ロジック破綻していないかを何度も何度も確認しました。詳しくは本を読んでいただきたいのですが、声に出して確認するとロジックが通っているか確認できます。この過程は大変だったのですが、ここが上手くいかないと想いが届かないので、推敲しました。

↑一番最初のブレスト段階・・・ぐちゃぐちゃ(笑)

そして1分では全部伝えるのは難しいので、その中からキラリと光る根拠や具体例などを残します。

②相手がわからない言葉は使わない

これは前述の澤氏のVoicyでも「相手が分からない言葉を使った時点で、相手の気持ちがそれてしまう」ということをおっしゃっていたので、意識しました。前提知識が無い方でも当事者意識を持ってもらえる言葉はなんだろう?と考え、スクリプトを決めていきました。本当は「メタ認知」や「マインドフルネス」やハワイの言葉などのワードを入れたかったのですが、我慢しました(笑)

③詰め込まない

今回私が話したスクリプトは320文字(漢字含む)、7文でした。他のプレゼンターよりかなりゆっくりだったと思います。これは私がマインドフルネストレーニングの瞑想中やロミロミの施術中に相手に話しかけるときのスピードで話した場合、1分で入り切る文字がこのぐらい、と判明したので、かなり削ぎ落としました。最初に問いかけから始まり、オーディエンスに内省を促したかったので、疾走感よりじっくり中に入っていくようなアプローチが良いと考えました。(あと、あまり多いと覚えられない、というのも大きいです・・・苦笑)
そして、最終的な話の組み立ては、いわゆる「起承転結」です。

恥ずかしすぎるけど全文。

で、最終的にどうなったの?!、と思われると思うので、もの凄く恥ずかしいのですが、スクリプト全文を載せて今回は終わりにしたいと思います。もったいぶるような内容でも無いですし・・・。「偉そうに言ってるけど、ロジック破綻してないか?」とか色々ご意見あるかと思いますが、勇気を汲んでいただけるとありがたいです。

~1分プレゼン「自分で自分をかわいがろう」全文~
皆さんに質問です。
一年のうち、今日はよくやった!自分で自分をほめてあげよう、と思う日ってどのぐらいありますか?
友達には、SNSで毎日いいね!ってしているけど、意外と自分のことってあまり褒めてあげられていないんじゃないかな、と思います。
私が伝えたい思いは「自分で自分をもっとかわいがろう」ということです。
「かわいがる」というのは、自分の心と身体に耳をかたむけて、「よく頑張ったね!」とか、「悲しかったね」とか声をかけてあげてください、ということです。
自分の人生の一番の相棒は自分ですから、自身で気分を上げることができれば、周りの環境に左右されず、いつでも安定していられます。
ですので皆さん、是非今日から自分で自分をかわいがってあげてください。

次回は、本番プレゼンを話す際に気をつけたことについて書きたいと思います。自分もやってみようかな、と思ってくれる人が一人でもいるといいな・・・と願いをこめつつ。


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