03. 声

Lyrics: 綾里


青い夜がふわり消えて また赤い朝が来る

淡い日差し 責めるように

僕を染める


煌めく街 変わる変わる

新しい今と成る

秘めた言葉 一つ二つ

空に溶ける


触れて語り 寄り添うことが

人と人が 生きることと

知りて尚も求めようとも

既に失くしている


どうして僕はあなたを忘れられないのだろう

去りし日の声が雨音のように鳴り続ける


明るい星 落ちては消え

終わりに近づいていく

泳ぐ月は 訳知り顔で

今日も回る


耳を塞ぎ 揺れるように

朝と夜を 繰り返して

誰もいない部屋で独り

君を探し続ける


時が過ぎて僕の夢が消えてしまっても

この街は明日も変わらず続いていく

君の顔を 歌を 声を 失うことが

僕を留めている


どうして

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