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荒崎さんとのデュオ。

投稿にムラがあってすみません。国境を超えて4本のライブ+リハをした遠征から帰ってきてすぐにライブが2本ありましたが、その後やっぱりちょっと頭や心の中がいっぱいで仕事や最小限の今やらなければならない事以外は放心状態の数日間でした。すごい数の人とものすごい速さで会い続けていたので電池切れしてました。私内向的なんですよ、誰も信じてくれないと思うけど、これほんとです。まあそれは置いといて。

ご報告が遅れましたが、日曜日の 朝潮橋Piano Bar Kiyomiにてのサックス奏者荒崎英一郎さんとのデュオ、とても刺激的で有意義な時間でした。前回からも日本に去年ついてからも長らくご無沙汰していましたが、やっと機会を作ることができました。荒崎さんのオリジナルや私のアレンジ含めて10曲ほど演奏しました。

荒崎さんの演奏は説明のしようのない不思議なオリジナリティがあり、ソウルフルなんだけどフリーで、またしてもジャズの奥深さを体験するというか、即興奏者なら、一度是非聴いてみていただきたいです。バークリーの大先輩(先輩の先輩)でもあるのですが、色んな形での演奏と、教育者としても甲陽学院でも長らく教鞭をとられておられるいわば大御所ですが、ご本人は「最近は考えていることがすぐ演奏できるように練習してます」と。毎回荒崎さんと共演するたびに、好きなようにやってくださいって言われるんですが、え、じゃあどうしよう?!と自問する羽目になります。そういう緊張感が私にとってもは非常に貴重です。演奏していて気持ちが良いライブも嬉しいですが、それだけで終われない、よっしゃー続けるぞー、って思いたいですから。荒崎さんだけとでなく、そういう刺激はいつも感じられる自分でいたいと思います。でもデュオというのは二人きりなのでちょっとなんかしなきゃな、って焦る時もあるのです、弾く内容より、聴くことにもう少し注力できたらな、ってのが私の反省です。だって何も言わなくても、静かに音を待っていても音楽は流れていくので。もっともっと弾かなくてもいい時間もある。

このライブの2日前にこれまた素晴らしいボーカルの臼井優子さんとご一緒しましたが、ボーカルの方が相手だとまた違った緊張感があります。このライブも非常に楽しく勉強になりました。でもお二人に共通しているところは両者、ご自分らを把握しているということ。どーんと。なんだかんだいいつつ、私は自分を抑えることがあまり上手ではないので、お相手していただけることはとても嬉しいことです。

荒崎さんの話にもどりますが、昔ジェームズバレットくんのバンド「宇宙船はたこのふぇりぃ」のBig Appleのライブに呼んでもらって初めてご一緒したのが2015年です、2016年にまた呼んでもらった時の写真見つけました。なんと貴重なメンバー!

左から(順番間違ってたらごめんなさい):菱沼カンタくん(gt)、原口 祐司さん(ds)、宮本 隆さん(b)、James Barrett(tp)関根アヤ、Big Appleマスター近藤さん、前垣 友紀さん(大正琴) 橋本 たつやさん(ds) 荒崎英一郎さん(ts)


とても物静かな方です。色々オンラインで荒崎さんの音楽を聴いた時があって、一番インパクトがあったのがビッグバンドのアルバムのこの曲でした。何も知らずに聴いてびっくり仰天。まあ聴いてみてください。他の曲も絶品です。


荒崎さんのウェブサイト:https://jazzedu.net/  はこちらで、盛りだくさんのコンテンツに驚きます

お客さまで来ていただいていた 松井元康さんは荒崎さんの生徒さんだそうで、2セット目はシットインしていただき、「Lady Bird」と私のブルース「Double Strut」をご一緒に。なんとも濃い夜でした。お客様が少なく、ワークショップっぽいアットホームさに溢れている不思議なライブでしたが、キヨミママには暖かく迎えていただき感謝です。ありがとうございました。

余談ですが、朝潮橋は私の住んでいる一乗寺からは遠すぎるので大阪の先輩のお家に泊まらせて貰う算段だったので、皆さんおかえりになったあと、ママと少しだけ矢沢と松田聖子の曲を二人でジャム。あれは一種の打ち上げ?とにかく楽しかったです。ママは練習中おっしゃいましたが、歌素晴らしかったです❤️


まだ四月は数本ライブやジャムセッションが入っています。
是非お誘い合わせの上お越しください!


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