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2021/6/29 to R mansion静岡公演事業終了!

すっかりご無沙汰しております。いかがお過ごしですか?

前回の投稿から1ヶ月経っていました。noteの投稿は自分の知見などを記録していけば良いと思うスタンスなので、この1ヶ月の怒涛ぶりを書いてみようと思います。

まずは

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どどん。

6/26(土)静岡市葵区七間町MIRAIEリアンにて、to R mansion (トゥーアールマンション)静岡公演を開催しました。

前日木曜まで「小屋入りしたらサイズが思ってたのと違った、バミリも照明もつけられないから上演を中止します」となりはしないかけっこう本気で心配しました(苦笑)企画を始めた際に会場候補のデータを集めて決定したのに。

あと、ちょうどこの週の静岡はオリンピック聖火リレー期間だったのでカンパニーの現地入りが阻まれないかも心配しました。ちょうどその日は全く違う地域での聖火リレーだったので一安心。

しょうもない心配が頭から湧き上がる度に「イヤイヤイヤイヤ、ありえない!大丈夫!」を唱え、いよいよ金曜日ゲネプロが終了したときには、やった!と感動したものです。

かつ今回の最大のヤマは

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舞台手話通訳士の採用!

静岡は県立の舞台芸術センターがあります。演劇鑑賞事業というものがあり、中高生が演劇に触れる機会も多いです。

情報保障が弱点。

今回私が自分に課したのは「聴覚障害の方へのアプローチ」でした。自分が関わってきた事業に視覚障害の方の参加はありましたが、聴覚障害の方のアクセスがなく準備をしたことがなかった。これでは拡がりがない。カンパニーに相談したところ「手話通訳を入れるのはどうか」で意見が一致。

会場から出てきた言葉を3つ拾いその場で歌にするという即興のシーンがあるため字幕では対応出来なかったのです。

静岡の聴覚障害情報センターに依頼してみたところ…

断られました。

理由は簡単で、ニュースや会議の手話通訳は確立しているが舞台手話通訳となると全くスキルが違うということ。つまり静岡には舞台手話通訳の経験がない。

結果どうしたかというと、日本国内で随一、舞台鑑賞環境整備にノウハウがあるTA-netから派遣していただくことになりました。

それが決まったのが公演1週間前。

やっと聴覚障害の方々が繋がっているコミュニティや学校に営業に行くことができました。

情報保障がないのに来てくださいとは言えないから。

来る見込みは薄いのに人件費追加して手話通訳士を呼んでいいものか、ここもカンパニーからは心配されましたが、私にはそういう職業や作品の見せ方があることを一般に見せることも重要としか思えなかったので躊躇なく呼ぶことにしました。

そのことによって、照明や元々決まっていた配信映像、音響、全てが「情報保障を確実にする」に照準が決まって一気にチームがまとまったと思うのです。

大変なめに合わせちゃってスイマセンスイマセン…

そんな直前までいろんなことが変化していった公演、本番を生で見てくださった方と配信を見てくださった方のどちらからも大好評をいただくことができました。

舞台と映像が両立するということは実はとても困難なことです。妥協せずに全員が力を出してくださった。それに尽きます。

こんな素晴らしい座組で上演できたことに感謝です。

配信チケット1000円で発売中。7月末まで見れます。大人が見ても発見が多い付加価値の高い配信はこちらからお求めください↓

チケット発売サイトの仕様の都合、上に貼ったリンクは販売終了となっていくのですが、毎日購入できるようにしていますのでなにとぞよろしくお願いします。

次はワークショップの話へ続きます。


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