音声SNS「stand.fm」の資金調達の裏側と隠れた真実とは

standfmはシードラウンドとしてYJ Capitalから5億円の資金調達と配信者のチャンネルの収益化をサポートする、パートナープログラムをリリースしました。

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今回のnoteでは、
・なぜstand.fmを創ったのか 
・なぜ資金調達したのか
・「隠れた真実」
・まさかの衝撃の結末とは...
あたりを気の向くままに書いていきます。

しかし書いているうちの、大どんでん返しの衝撃のラストを迎えることになるとは思っていませんでした。是非、最後までお付き合いください。

創った理由の長いポエムが前回のnoteにあるが、ここで改めて軽く。

なんでstand.fmを創ったのか

個人が何か表現できるtoC向けのプラットフォームがインターネットっぽくて大好きで、世にあるサービスでいうと、テレビ、動画表現を民主化したyoutubeや、新しい表現の場としてInstagram、超ええやん。
そんな嗜好性があって、Airpodsという常時接続の新しい行動様式を生む新デバイスの大ヒット、世界でもまだ圧倒的な勝者の不在、という市場の話。
何度か自分も出て、体験として面白かったラジオ、自分で配信しようと思ってもいい発信する場所がなかった原体験。声の持つ特有の距離感や深さから生まれるコンテンツの面白さ。そういうのが色々とシックリきて、創りはじめました。

ラジオを民主化する、誰でも一人は音声チャンネルを持つ未来を作ろうと思って、声のyoutube的なコンテンツのプラットフォーム、ソーシャルなラジオ的な場を目指していました。ラジオ的と表現しているのは、個人により紐づくインタネット、ライブでコメントでコミュニケーションが取れたり、ソーシャルな要素が自然にプロダクトを別のモノにしています。

なぜ資金調達をすることにしたのか?

CGMに振り切ることも決めた時、正直ビビりまくってましたが、結果的に多くの方に配信していただき、オーガニックにグロースし、課題も伸びしろ、事業のやるべき勝ち筋も見え、チャレンジしたいなーという気持ちに徐々になってました。しかし、ウジウジ考えるのが特技の僕は決めきれない中でいました。でもサービスを運営する中で、気づく音声領域の面白さが本当に多く、毎日解像度が上がり、新しい可能性を発見し続けていました、そういう領域だからこそ、事業の可能性を自分たちで狭めず、大きくしていけるはず!!と、決心したと思いきや、その後も、どうしようなぁ永遠にダラダラ悩み続けていました。

そんな時に、YJキャピタルの堀さんから、調達しないの的なご連絡をもらって、ディスカッションさせてもらい、音声領域の深い知見と可能性に対してのインサイトを深めることができ、やりましょうよ〜と熱いオファーも貰って、やべーやるしかねー、やるかーうぉーという感じで最後の背中を押して貰って踏み込んだ感じです。この男気は絶対に裏切れないので、リターン or ダイです。ちょっとした調達の裏話的なアレ。

今回調達した資金は、とにかくプロダクトが重要な領域なので、最高のプロダクトを創るために組織作り。

ただ表現が出来て楽しい、で終わりではなく、収益化ができることでの、長期でファンの方との関係性を作れる場作り、それを実現するための配信者還元の原資。

これまではオーガニックグロースに拘ってきましたが、いざという時のマーケティング強化。やるってなったら、頑張ろう。

サービスを運営する上で見えてきた「隠れた真実

サービス運営をする中で見えてきたことがあります。
隠れた真実ってワードが言いたいだけの可能性が高いのです。

偶発的かつ自然な会話"を生む複数人ライブ"の新しい体験

8/3にリリースした自分的待望機能だが、実際にやってみて想像以上に面白かったことに衝撃を受けた。機能的にはClubhouseと近く、実際には使ったことがないが、体験と近い状態になっていると気がする。

リモート収録だとzoomのように時間と決めて、決めた相手を収録をするが、ライブでは、リスナーの誰かをインバイトしたり、誰かが入ってきて、一緒に話す体験が、偶発的でありながら、自然に実現できる、現実世界で起きているような会話のUXが、インターネットで再現されていて、新しい体験のように感じた。特にwithコロナの時代で、オンラインで誰かと偶発的にコミュニケーションが発生することが、かなり減ってるよね、というのはよく仲間内でも話題になっていたけど、そうした中にセレンディピティを持ち込めるかもしれない。分かりやすいので、コラボライブ、と言ってしまうこともあるのだけど、公式ではコラボライブ、と言わないようにしている。
コラボというワードが持つイメージが、自分たちが創りたい体験とは少しハマっていなくって、厳密に言うと、配信も何か違う気がしている。

コンテンツ消費というよりコミュニケーション的価値、

youtubeの音声版的なモノを念頭においていたところもあるんですが、
standfmでは、コンテンツを消費している側面とは、また別の場の価値として、コミュニケーション価値が生まれている。
また、ながら利用ができること、深いつながりによって、アプリの滞在時間は59分/日、になってきていている。

音声ってめっちゃ何かを拡張できる

これは美術館で音声ガイドをつけた時に気づきました。
テラスハウスの副音声とかや。スクリーンレスだからこそ、できる拡張。
けんすうさんが、standfmは、ARプラットフォームだよね、と言っていて、何を言っているか全然分かってなかったのに、ごまかして「そうなんでよ!さすが分かってますね!!」とか言ってたことを書いてて思い出した。

衝撃の結末とは...

なんで創ったのか、にも書いているように、はじめは世界的な音声コンテンツプラットフォームを創りたい!と思ってたんですよね。そして、今回のSPPでも、配信者さんのマネタイズを支援するプログラムで、愚直にコンテンツプラットフォーム化を推し進めていく形に見えるのですが、書いているうちに、実はただのコンテンツプラットフォームを目指しているわけではなく、最近の脳内では、プロダクト運営の中で発見してきた、コミュニケーションツールとしての価値を深堀りしながら、新しい体験を、新しいソーシャルを作りたいと強く思っていて、新しい別の何かと呼べるコンテンツプラットフォームを超える、新しい音声SNSにしたいんだぜ、という生煮えの頭の中を少し書いてみました。また師匠曰く、ポストプラットフォーム時代だということです。

​というわけで、
最高のプロダクトを創って、一緒に世に広めていってくれるメンバーを絶賛募集しています。まだ一桁台です!エンジニア・デザイナだけでなく、一人目の人事、一人目の広報、コミュニティマネージャー、ビズデブ、コーポレート絶賛募集中です。 少しでも興味が湧いた人は是非、話を聞きに来てください!

最後に


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