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オリジナル絵柄のトランプを作ってみた。

この記事は「年末年始ペーパー」と「創作TALK」という、2つのSNS企画に乗っかる形でまとめた記録になります。




年末年始ペーパーについて


このペーパーは、今回の記事のざっくり概要まとめのような内容になっています。
ネットプリント系にも登録したかったのですが……寒さと降雪でとってもしんどいので……画像の下のほうに、PDFをダウンロードしていただけるボタンの準備だけしました。(印刷はご随意に!)

年末年始ペーパーの内容

ペーパーのPDFのダウンロードはこちら。




なんでトランプ作ったの?

今年の11月下旬くらいに、こんな感じのオリジナルトランプを作りました。

植物っぽい雰囲気のオリジナルトランプ
絵柄の全体はこんな感じです。



オリジナルトランプを作った理由は、自作したとあるアナログゲームがきっかけでした。

今年の6月くらいから「ソロジャーナルRPG」というジャンルの、プレイヤーひとり用のアナログゲームを作っていました。

「薬草魔術師の調合机」物理冊子版ルールブック(B6ヨコ型)


その中で「薬草魔術師の調合机」という作品が出来上がり、色々あって愛着が湧いた作品になったので「この作品の雰囲気に合わせたオリジナルトランプを使って遊びたい!」と思うようになりました。


最初は「自分用に1組だけトランプを作れたらそれでOK」だったのですが、制作の途中経過をX(Twitter)にポストしていたら、意外と周囲からの評判が良く、通販などをしてみようと思い至りました。



制作過程の振り返り

コンビニのプリンターで試し刷りをした時の様子。


線画について

線画を描いている時の様子。

使用したもの
・黒ボールペン(SARALA CLIP 0.5黒)
・ブロックメモ(エトランジェ・ディ・コスタリカの商品)


線画はボールペンで一発描きでした。
(消しゴムを使うのがあまりにも苦手なので、下書きナシ!)

描き損じしても気楽に書き直せるように、用紙は「ブロックメモ」を使っていました。ちょっと紙質の良いブロックメモなので、手触りも描き心地も良くて、描いていて楽しかったです。


余談。
以前は100円ショップのブロックメモを使っていました。そんなに紙質は良くない商品で、当時は「メモ書きができればそれで十分」でした。
ソロジャーナルRPGをアナログで遊ぶようになってから、文房具にも少しだけこだわるようになって「せっかくならちょっと質の良いブロックメモを試してみたい」と思って購入した商品でした。買っておいてよかった。




線画の編集や加工について

アナログ線画から印刷用データ化までの流れ。

使用したもの
・スマホの写真アプリ(基本機能)
・Adobe Illustrator
・Adobe Photoshop


スキャナーは使わずに、スマホで線画を撮影したら、そのままスマホアプリの基本機能で加工していました。(紙の色と線画のコントラストを上げる感じの調整をしました)

そこからパソコンに画像データを移して作業しました。
IllustratorPhotoshopを使って、印刷データ用に加工しました。
(主にIllustratorで線画をアウトライン化したり着色したり)




線画と編集・加工はとにかく「気楽」に!


制作中、特に意識していたのが「気楽に描く。とにかく手を動かす!」でした。

トランプの全てのカードに使うイラストは、54枚。それだけたくさん描く必要があったので、完成させるにはとにかく手を動かし続けることが重要でした。

描き損じへのプレッシャーを減らすためにブロックメモを用紙にしていたのも、スキャナーを使わずにスマホで撮影して線画を調整していたのも、この「気軽に描く」という意識を続けるための作業工程でした。




刷り上がったトランプが到着してから

ダンボール開封直後の様子。

嬉しくて、はしゃいでました。

印刷物が手元に届く瞬間は、ドキドキしますが嬉しいものです。
今回は「バンフーオンラインショップ」という印刷会社さんを利用させていただきました。


届いたトランプは「ゲームマーケット2023秋」に出展する知人のブースに委託させてもらったり、一次創作系に特化した通販サイト「架空ストア」に委託する準備を進めたりしていました。

委託分のトランプを梱包する前に、自室に「簡易撮影キット」を用意して、通販などで掲載するための「写真撮影」をしていました。これも大変だけど楽しかったです。(いわゆる「商材写真」みたいなイメージで撮影していました。仕事で物撮りの撮影補助をしていたことを思い出しつつ)

通販用のサンプル写真①
通販用のサンプル写真②




オリジナルトランプを作ってみた所感・雑感


①100円ショップの商品品質すごい

真っ先に感じたことがこれでした。
自分で作ったオリジナルトランプと見比べて、DAISOやSeriaで購入した紙トランプ、プラスチックトランプの商品品質がとんでもなく高く感じました。この値段でこのクオリティ……100円ショップおそるべし……


②オリジナル箱も作ってみたかった

パッケージについての心残りです。
パッケージ=箱については、印刷会社の基本仕様である「透明な箱」でそのまま頒布することにしました。時間とお財布に余裕があれば、オリジナルの「紙箱」を作ってみたかったな……という心残りがあったりします。


③作るの大変だった

BOOTHなどでオリジナルトランプを作って頒布している人が少ないな……と感じていたのですが、これだけ大変で、しかも印刷費用が同人誌よりもかかってしまうとなれば、それも仕方ないなと思ったりしました。(なので軽々に「みんなもオリジナルトランプを作ろう!」とは言えないです笑)




諸々の告知など

「オリジナルトランプ」と、トランプを作るきっかけになった「ソロジャーナルRPG」は架空ストアにて通販取扱中です。


ソロジャーナルRPG「薬草魔術師の調合机」は、TALTOというサイトでルールブックを無料公開しています。


また、オリジナルトランプの電子版データもBOOTHで頒布しています。
こちらは「CCFOLIA(ココフォリア)」という、TRPG向けのオンラインツールで使えるデータになっています。




次回作……?

オリジナルトランプを作るのが楽しかったので、別の自作ソロジャーナルRPGをイメージしたものも作ろうと計画していたりします。

今度は鉱石モチーフです。「鉱石魔術師の作業机」という作品をイメージして作っています。2024年の上半期中には完成させたい(願望)

鉱石風イラストのトランプ制作途中経過

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