ayatoyuuki

キュイ主宰。劇作家。青年団演出部。 仕事の依頼等はcui99iuc@gmail.com にお願いします。 ◎連載 急な坂スタジオWEB 「余計なお世話です」 https://kyunasaka.jp/archives/6488
固定されたノート

『ダイレクト』(戯曲)

この戯曲、ぜんぜん出来てないですが、2020年あたりにどこかで誰かと上演しようとゆるゆる画策中です。ご期待ください。2018年4月から書き始めて、たぶん2年はかかる。誰かから頼まれた仕事じゃないし、そんなペースで進めるものがあってもいいと思う。誰かの消費のスピードはあくまでも誰かの消費のスピード。僕には僕の適切な速度がある。そういえばキュイの旗揚げ公演のタイトルは『祈る速度』だった。祈る速度。どん

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『プライベート』冒頭(戯曲)

『プライベート』

◎密着

(劇作家は、演出家の稽古場に密着する。そこで行われる稽古は架空の作品であっても、実際に上演される作品の稽古であっても良い。劇作家の稽古場での発言権は、演出家及び俳優との話し合いによって決定される。架空の作品である場合は、どのようなシーンを稽古するかの提案も劇作家はしても良いが、その提案の採用不採用についても、演出家に委ねられる。劇作家はそこで行われることを記述する。記

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アフタートークのアフタートーク(10連発猛省モード)

ありがたいことに11月12月1月と本番が立て続けにあり、喜ばしいことではあるのだけれども目の前のことで脳味噌フル回転状態がずーっと続いていてあああああ「パーン!!!」ってならないよう、リフレッシュのために「特にいま言う必要のないこと」をバババッと書きつけることで気持ちを落ち着けたいと思います。せっかくだから誰かの役に立つ部分が少しでもある文章ならいいと考え、テーマをアフタートークにしました。今や避

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『想像を絶する』パート5(戯曲)《完結》

水曜日

上司に殺意を抱く
化粧ぐらいしたら? と言われて
してますと訂正を入れるのすら癪で
黙っていた
黙って席について
怒りをくすぶらせながら
キーボードを強く叩いた
痩せたら? と言われたときも
死ね
と一瞬で思った
上司はわたしに事実を伝えることで
心を改めると思っている
逆だ
わたしは想像の檻の中に閉じこもる
意思をますます頑なにする
わたしの想像では
(以降、想像上の「わたし」が演じて

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『想像を絶する』パート4(戯曲)

火曜日

想像の廊下を歩いている
現実のわたしはデータ入力をしているだけだけど
あまりにも考えることのない
ただひたすら速く入力すればいいだけの単純作業なので
わたしはわたしを現実に置き去りにして
心置きなく想像の廊下を歩くことが出来る
そこにはわたしの想像の残骸が散らばっていて
撫で回したり
たまに蹴っ飛ばしたりする
想像の廊下の先は鋭く光っていて
永遠に辿り着くことは出来ない
わたしのすべての

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『景観の邪魔』の話。あるいは、人は住んでいる土地を愛さずに生活が出来るのかどうかについて。

こんな家嫌いだこんな街嫌いだ深夜に泥酔した大学生のわめき声もコンビニで頻繁に会うエロ本コーナーの番人のようになっている汚いおっさんもなんべん追い返しても来るNHKもなにもかもなにもかも嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ今すぐ出る今すぐ出るこんなところ。
自分の部屋の前で深夜1時だったか2時だったか30分以上、オーバードーズでもしたんじゃないのかという変則的な暴れ方で扉をどんどんどんどん叩いて延々と甲高

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