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気にしなくていいものを、気にしないように表現している。それが心地いいって感じる要素のひとつ?


私はとても周りを気にして行動してしまいます(多分、自分の想像している2、3倍疲れてるんだろうな)

気を遣わないで良いようなことでも、人一倍気を遣います(心配性、空気読みすぎ)

こういう癖は、小さい時から治りません


気にするものを気にしないようにする、これはよくあります

気にしないものを気にするようにする、これもよくあります

気にしないものを気にしないようにする、これは少し理解に困りますね 簡単に言えば自由に生きようよ、みたいな感じです こうやって生きていければの気持ちも含んだ表現です


その欲・気持ちを絵にぶつけています 

絵を見てくださった人からよく耳にする言葉は「見ていると落ち着く」「ずっと見続けられる」

何考えて描いてるんですか?と聞かれることが多いですが、描く時に何も考えていない、と答えます 無に近い状態です 

絵を分解して考えると、墨の部分は無に近い状態で描いている、です 完成形は一枚の絵ですがレイヤーがあるので分解できます レイヤーは感情であったり、風景、植物、線、そして人

構成している要素それぞれがどういう存在なのか、は後から見つめ直して答えを出しました


生きているなかで街を分解して見ているなんていう人はあんまりいないです(建築に携わっていればそういう目で見るかもしれませんが)組み合わさったものの中で生きているのに敢えて分解するなんて変ですね

歩いていると嫌でも情報が入ってくるのに、絵に向き合う時間は無になれる=気にしなくていいものを、気にしないように表現している これは見てくれる人の考えを当てはめる余白を置いている

新海誠さんは作品を作る際に、観る人の感情の緩急を考えながら作っていると言っていました ずっと興奮している状態は疲れるし、一定だと飽きてしまう それを避けるために間に緩急をつけて考えたり、整理する時間を設けているそうです それは人の気持ちが少しづつ入っていく状態であり、作品が完成されていく過程でもあります 


私はこれからも見ていて心地いい、安らぐなど人の気持ちを心地よく揺らすことができるものを生み出します

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