初個展 oku yuki、 20190608~16 ③


ここからやっと個展の話です
お待たせしました

SNSの力をお借りし、ギャラリーを見つけ、自ら売り込みにいきました
そこのオーナーさんが私の描くものを気に入ってくださり
その日のうちに個展の開催・日程が決まりました、奇跡です

それから4ヶ月、一瞬で過ぎていきました
新しい職場に慣れること
個展の内容決め、DMの作成、展示物の準備
ふたつを並行してこなしていく事ができるのか、不安しかなかったです

今回だけではないですが、まわりの協力がなければ実現していなかったです
特に、パートナーには感謝しています
準備に関してはもちろんですが、メンタルの面で支えられてました
居なかったどうなっていたかな、と
私は大丈夫、というのが口癖です
でも今回は大丈夫という言葉が言えなかった
大袈裟だと言われるかもしれないですが大袈裟ではないんです

ありがとう

ついに、個展初日を迎えました
そうですね前日は案の定寝れませんでした
小学生かな

みんなからの楽しみにしてる、応援してるなどの言葉に背中押されてました
来てくれるかな、楽しんでくれるかな、作品破れないかな、とか
いろんな感情が混じりすぎて自分でもよくわからない状態でした

でも、そんな心配いらなかったぐらい
たくさんの方が初日から来てくださいました
嬉しくて嬉しく仕方なかった
感情の整理をする暇もないぐらい、途切れることなく来てくださる
こんな幸せなことないな、と

おめでとう

この言葉を聞いた瞬間
個展を開くこと、世の中に自分を出したことは
間違ってなかった、そう思いました

普段は聞き役に徹していると述べましたが
そのスタイルは卒業制作の時から変わっていません
私から説明せず、まずは作品を見て感じていただく
人は第一印象が大事だと言われますが
何か作品を見ることにも共通していませんか?
私自身もそこを大事にしているので
自ら説明することはあまりないです

在廊できたのは土日のみ、4日だけでしたが
私がいない平日でも時間を割いて来てくださいました
芳名録を最終日に見返して、
こんなにたくさんの方に来ていただき作品を見ていただけた
それだけでも嬉しいのに、作品を買ってくださる方もたくさん


私の元から離れていく寂しさと嬉しさ
両方ありますが、新たな場所で新たな生き方をする
人に人生があるのは当たり前ですが、
作品にも人生がある
そう感じました


建物と植物をテーマに描き続けていますが
どちらにも強さ弱さはあります

建物は完成している状態は強いがピクセル化すると土や石、水になり
自然災害が起こると弱さが露わになります
植物は建物を引きたてるサブ的な立ち位置など弱い部分もあるが
コンクリートや壁に生えているところをみると強さを感じます

そのふたつが対立するわけではなく
共存している、と言っていければと思っています
そこに人という動的なものが加わり初めて成り立つものが風景です

人が居なければ、都市は死んでいると同然のように感じます
私はその動的な役割を担うために「人≒手」と捉え
何かの動きを摑む存在でありたい、そう思います
そして未来を見つめるだけでなく、未来を遡るように
その存在を描くことを試み続けています

まるで本編に至るまでにわくわくさせる小説の序章のように

”建築に対する見方を自分の手から生み出すもので変えたい”
そう考え始めた365日とちょっと前の自分に感謝します

作品を通し少しでもみなさんが過ごす日々の中で
小さな[oku yuki、]を感じられるきっかけになれることを願っています

ありがとうございました
これからもよろしくお願いいたします


ここまで読んで下さりありがとうございました

miya.m

http://Instagram.com/iii___viii

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