見出し画像

四国八十八か所霊場巡り~いざお遍路さんへ~

たぶん、頭の片隅にはずっとあったことなんだと思う。
霊場巡りなるものをしてみたいなと。

数年前、岡山県玉野市で外国の方々向けに日本の労働法について講演をしたことがあり、そのとき玉野市から船で高松へ行ってみた。四国初上陸。目的は金刀比羅さん。
そして次の年にも金刀比羅さんを訪ねたのだが、与一がよっぴいて矢を放った屋島や善通寺市が近いことを知り、ふらふらと香川県(高松から近い辺り)を旅した。

当然善通寺市への目的は善通寺だし、屋島へは与一がよっぴいて矢を放った場所が一番の目的ではあったが、当然屋島寺へも行った。

最初、霊場巡りの場所だとは思ってもおらず、ただお参りをしただけだったのだが、お遍路さんの格好をした方々を目にして、「は!お遍路だ!やりたい!」と頭の片隅から頭の真ん中にその思いは来たのだった。

屋島は元はホテルか研修施設か廃屋があって、それらも私の興味を満たすものではあったけれど、途中人もほとんどいないような森の中に「歩き遍路の道順」なるものが出てきてますます私の頭には”お遍路”が住み着いた。こんな辺鄙なところを歩いていくのか、、、と思いつつ。

こんなことがあってその次の年も当然琴平には行く予定にしていたのでお遍路の情報も得ようかななどと考えていたのだが、新型コロナウィルス騒動があって旅行は当分の間お預け、私のお遍路への思いもまた頭の片隅に追いやられたのだった。

それから3年。なんとなく呼ばれた気がした。四国霊場巡りについて調べてみた。私は歩き遍路で、しかもいっぺんに88か所すべてを巡りたかったので、何日くらいかかるのか、どのくらい大変なのか、仕事の調整はつけられるか、など調べていくうちにやはり仕事をしているうちは日数がかかりすぎる歩き遍路は無理だなと、そうして行きついたのは四国霊場巡りをタクシーで巡るというものだった。

思い立ったが吉日、さっそく問い合わせ。そしてここなら行けると3月のツアーに申し込み、右も左も、そもそもお遍路の何たるかも知らない、そして弘法大師空海とは何ぞやと無知も甚だしい失礼極まりない私の旅は始まった。

四国の最南端。高知県。ジョン万次郎(銅像)がいた。

つづく。

私がお世話になったのはこちら。旅ネット四国さん。
ちなみに私の旅の運転手をしてくれた某さんは、倒れて、麻痺が残ると言われていたのに見事に生還した人。しかと2度も!お大師様のご加護だと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?