見出し画像

算命学の世界での大晦日と新年

2月3日は節分「”節”を分ける日」

算命学の世界では”大晦日”です。2月4日から新年が始まります。新年が明けるとき(季節の変わり目には鬼(悪いもの)がやってくると言われています)、鬼門の方角から鬼が悪さをしにやってこないよう、夜明け前(日が昇る前)に鬼門にお札を貼って節の分け目の”隙”を埋めます。

鬼門はちょうど丑寅の方角。

鬼門は丑寅の方角のことを言います。算命学の世界では2月4日から新年が始まり、最初の月は”寅”の月となります。なので丑月(旧年)から寅月(新年)に変わるときが1年の節目となり、その間が”鬼門”となるのです。

2月3日に「鬼は外、福は内」と言いながら豆まきをして邪気を払うのは、これから始まる新年の無病息災を祈って行うものです。節分には思いっきり豆まきをして、悪いものを追い出し、幸せを呼び込みましょう!

【余談】鬼は、虎柄のパンツをはいた牛のような大きな角を持ったものとされています。まさに”鬼門”の方角からやってくる”悪いもの”ですね。

2020年2月4日から新しい年です。

2020年2月4日は立春。春の始まりです。2020年2月4日からは『庚子』の年となります。庚は”金”の性質を持ち、子は”水”の性質を持っています。

庚子の年はどんな年?

庚子は水の上に岩が乗っている状態ですが、水の上に岩が乗っかっている状態などあり得ず、岩は水の中に沈んでしまいます。ただ沈むのみで浮かび上がることはできません。何の役割も持たず、世に出ることもできません。

庚子は異常干支といわれています。

異常干支は、正常な(普通の、まともな)環境下ではなかなか力が発揮できないと言われ、まともでない環境下にいる方が成功すると言われています。また、何事も極端で、成功するか、成功することなく世間から”異常”とレッテルを貼られるかのどちらかに落ち着き、中間、普通、まとも、となることはありません。正常となるか異常となるか、両極端に分かれるのです。

子の季節は真冬。真冬の岩はとても冷たいものなので、太陽が助けになります。また、沈んだ岩が水の上に顔を出すためには、岩を押し上げる木や土が必要となります。それぞれ方角をしめすと、太陽(火)は南、木は東、土は中央となります。

今年の干支をフォローするには、仕事をがんばること、人に大事なことを伝えるのに誤解を生じないよう努力を惜しまないこと、特に目下や同僚、母親、兄弟、自分を大切にすること、精神を安定させて、ご飯をきちんと食べ、健康に注意して、奉仕の心を持って人々の役に立つことをしながら過ごすこと。そうして人や物を引き付ける魅力ある人になるよう、がんばりましょう。

2020年もみなさま健康で明るく楽しく過ごせるようにお祈り申し上げます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?