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週末婚

今月はKindleでたくさん本を読んでいる。今日読んだのは『週末婚』という小説。タイトルに惹かれて購入したものだけど、タイトルよりも姉妹の関係の話の方が濃厚だった。

美人で優秀な姉の陽子を持つ、妹の月子。陽子のせいで豹との婚約が破談になった月子は、絶対に姉よりも幸せになってやると誓い、“週末婚”を思いつく。それは仕事も恋も全て手に入れることができる最高の計画のはずであった。家庭と仕事の両立ができ、恋人とのセックスも楽しむことができるはず、そう月子は思っていた。

この小説で出てくる週末婚なら、結婚する意味があんまりない気がした。月子と航一のスタイルは、平日はお互い別の家で過ごし、週末だけ一緒に暮らすというもの。彼氏彼女で、週末だけ泊まりに来る感じと同じではないだろうか。
そりゃ、結婚しているという点で、いろいろな責任とか手続とかあって重みは感じられるのかもしれないけど、家が同じじゃないとあんまり結婚した意味がない気がするなあ。

だったら、結婚してお互いの部屋がある家に住む方がいい気がする。週末は一緒に過ごして、平日はお互いの部屋にこもってもいいし、リビングで一緒に居てもいいしというゆるい感じ。

でもやっぱりこれでも同棲でいいじゃんって気がする。部屋が一つしかないと喧嘩した時や一人の時間が取れないから、各自部屋がある家で同棲してるっていうカップルはいそう。結婚もこのスタイルでもいいのかもしれない。私は嫌だけど。

現に私の知り合いで結婚したけど、部屋は別というカップルがいる。彼女いわく、彼と仕事の関係上生活スタイルが違うから、同じ寝室ではゆっくり寝れないという。確かにそれでイザコザが起きるくらいなら、部屋が別の方がいいかもしれない。
でも私はそれってルームシェアと何が違うのよって思っちゃうなあ。

結婚していない人からすれば、結婚している人ははるかに幸せに思えるのに、なんでこんなにも問題が山積みなんだろう。
人間ない物ねだりとは上手いこと言ったもんだ。

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