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修学旅行について娘と語ったお話

今年も残りわずかとなりましたね。
やはり12月は、さすが『師走』と言われるだけあって、、、
なんだかバタバタと気づけば月末。
気づけば年末。。


今月は延期となった長女の修学旅行がありました。

本当は、秋だったんですがコロナの感染拡大に伴い延期となり真冬の京都と奈良へ。

心の底から楽しみにしていた長女。
私も、長女が元気に行けるように、家族揃ってその日をめがけて健康づくりと感染対策に勤しみました。

*  *

修学旅行の1ヶ月ほど前に、説明会がありまして、その時に校長先生が仰ったことが印象に残っているんです。

この子達は5年生の野外学習もコロナで中止になっている。修学旅行はなんとしても行かせてあげたい。機会を失わせたくない。

そう、力強くおっしゃって下さいました。

その時引率されることになっていた、他の先生方、その時司会を務めておられた教務主任の先生、そして他の保護者の方々、みなさんがうんうん、うんうんと頷いていらっしゃいました。


また、週に数回、次女が公園で遊ぶ際にそのお友達のお母さん達とお話しする機会があるのですか、そこでも6年生の修学旅行については、みなさん口を揃えて、行けるといいね、行かせてあげたいねと言ってくれていました。

そして、私の会社でも、同僚や代表までもが、行けるかな、どうかな、行けるといいなと話してくださってました。

嬉しいですよねぇ、
そうやってみんなが言ってくれるのって。

*  *

いざ、当日となり、天気は快晴。
熱なし、風邪症状なし、元気いっぱいで物凄く張り切って家を出た長女。

私の心配をよそに、スタコラサッサと友達と出発していきました。

しばらくしてマンションから見下ろすと、ちょうどバスが見えたんです。
バルコニーからバスが見えなくなるまでずっと見て、お見送りしました。

その日、私は普通に出勤。
会社に着くや否や、会社のみんなが『晴れたね!行けた?』『二日間晴れるって!よかった!』と言ってくれたんです。

仕事の合間に、予めいただいていた修学旅行スケジュールを目で追い、そろそろ金閣かな?そろそろ旅館かな?と思いを馳せていました。

*  *


長女が1人、家ではないところでお泊まりするのは、幼稚園のお泊まり保育以来です。
12歳となり、当たり前ですが5歳の頃より遥かにほとんどの事は自分でできますが、、

やはり、気になるものですね。

髪、ちゃんと乾かしてるかな、、
酔い止め、忘れずに飲むかな、、
眠れてるかな、、、

あれこれ、心配しつつ、
なかなかない次女と2人きりの夕飯の時間を楽しみました。

翌日。
また出発日同様、仕事をしつつも修学旅行のスケジュールとにらめっこしながら過ごしたことは言うまでもありません。(不真面目)


*  *

バスが小学校に着いたのは17:00ごろ。
私はその時間に、次女と『おかえり旗』を作って帰りを待っていました。笑

旗を振って、お出迎えしよう!と、いきなり思いついて、次女と急ごしらえした『おかえり旗』


雑。笑笑

いくつかつくって、
長女が帰るのを今か今かと待ち構えておりまして、次女はもうウキウキでめちゃくちゃ楽しそうに待機していましたよ。

そしてついに帰宅。


パタパタパタパタ
パタパタパタパタ
おかえりーーー!!!!!!!
おかえり長女ー!!!!!

長女『、、、、、、。』


パタパタパタパタパタパタ
パタパタパタパタパタパタ
おかえりなさいー!!!!
おねえちゃん!
おつかれさまぁ!!!!!

長女『、、、ただいま。苦笑』


なんだよう!!!!
つれないなあ!!!

長女の事だからハイテンションで帰ってきて
弾丸のようにトークし始めると思っていたのですが、、、

長女ね、
なんと、完徹したそうでしてね。笑

まことにおかしなテンションで
帰ってきたんですよ。

がしかし、家に上がりホッとして
色々な話をおかしなテンションのまま
とめどなく話し始める長女。

とりあえず、と一区切りしたところで暖かいお風呂に浸からせて、夕ご飯を食べながら、2日間の話を隅々まで聞かせてくれました。

よく、一睡もせずに2日目を乗り越えたなと思いましたよ。アドレナリンがめちゃくちゃ出てたんでしょうかね。

久しぶりのYouTubeだ!
とか言いながら、スマホ片手にベッドへ行ったと思ったら一瞬で眠りに落ち、そのまま10時間近く泥のように眠っていました。

*  *


小春日和の2日間。

この修学旅行で、長女に学んでほしい、大切にしてほしいと思ったこと、、

それは、冒頭でも書きましたが、あの説明会のときの校長先生の力強いお話、引率の先生方や教務主任の先生の表情。
そして、担任の先生が懇談会の時に、なんとしても成功させたいとおっしゃっていた事。
また、他の学年の先生や、地域の方もみんなが長女達の修学旅行を祈ってくれた事。
それは本当に嬉しい思いやり。

また、修学旅行の成功のため、特に今はコロナ禍できっと従来よりさらに沢山の話し合いや、検討を重ねてくださったと思うんです。

4年生の終わりから始まったコロナ禍。
ほとんどの行事が中止になり、充分に経験できなかった長女の学年に対して、先生方をはじめ、旅館の方や旅行会社の方、沢山の大人が知恵や工夫を凝らしてくれたこと。

そう言った、目には見えないけれど周りの人の思いが楽しい修学旅行を支えてくれた。
そこの所に気づいて欲しいなと思ったんです。

翌日は、長女は家庭学習だったので、のんびりと2人で喋ったのですが、スッと理解してくれたようです。

バスが学校に着いた時、職員室から他の学年の先生達や教頭先生がみんな出てきてくれて、おかえり!と迎えてくれた事がとても嬉しかったそうです。
みんな、本当に行けるといいなって思っててくれたんだもんね、とちょっとウルってしてました。

旅館にお手紙書こうかなー!とノリノリです。

そしてもうひとつ。
完徹してましたが、お友達と語り合っていたらしいです。ゲームしながらお腹痛くなるくらい笑って。

夜、先生も混じってゲームをしたり、引率の他の先生とのおもしろ話なども色々聞きました。

そのかけがえのない思い出。
担任の先生、引率の先生方に、そしてお友達みんなに感謝です。
入学からこれまで、色々な事があったけれどこうやって楽しく過ごせることは全然当たり前じゃないこと。
過ごしてきた日々が今日に繋がっていること。
長女本人がやってきたから得られてるものもあること。


あれこれと、2人で修学旅行についての話を広げて親娘で対話しました。


*  *

あ、、でもあれですよね。
修学旅行のめあては『社会の学習で学んだことを深める』もありました。笑

その話、あんまりしてないや。笑

カッコつけてツラツラ書いたはいいけれど、学校の先生に怒られそう。笑笑

・逆さ金閣が晴れてて綺麗に見えた!
・大仏の鼻の穴通りたかったのにコロナで禁止になってた!
・三十三間堂の張り詰めた空気、アレ何?!

見学したところの感想は、そんな感じで、薄かった、、、、、汗

学習面での学びは深める事ができたのか、
また聞いてみよ。笑


*  *

こうした経験、気付きがあると改めて思いますね。やっぱり、親だけでは、学校だけでは、子供は育てられません。
周りの大人達が包括的に、身近にいる子供たちを見守り育ててゆく。そんな感覚でこれからもいたいものです。

修学旅行を経験して、長女も私もまたひとまわりふたまわり、良き経験値を手に入れる事ができたし、一生の大切な想い出になったと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡

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