8ヶ月

この間7ヶ月の記録を書いたばかりなのに、もう生後8ヶ月を過ぎている。毎日が飛ぶように過ぎてしまう。

先月、四つん這いの姿勢ができるようになったから、そこからはいはいをするのかと思いきや、まだはいはいにはいたらない。それはそれは力強いずり這いで家中を這い回っている。
前に進めるようになると、今度は上にあがりたくなるようで、高さのある場所に手を乗せて、膝立ちをしたり、正座をするように。
同時に、四つん這いの状態から、右足だけ前に出して足の裏をつき、お座りの練習をはじめた。
お座りができるようになるのかな?と思って眺めていたけれど、ある日、ちゃぶ台の上にあるおもちゃを取ろうと一生懸命になっているうちに、ちゃぶ台に手をつき、両足を踏ん張って立っていた。
次はきっと、お座りをするのだろう、と思っていたからびっくり。
育児支援でお世話になっている方に伺うと、座ることよりも立つことの方が実は体の使い方としては簡単なのだそう。
その数日後には、右足は前に出して膝を伸ばした状態、左足は後ろで正座を崩した状態でバランスを取って座れるように。最近は両足を前に投げ出して、背中を伸ばして座れることも増えた。

つかまり立ちもだんだん上手になり、はじめはうしろに思い切り倒れて頭を打つからひやひやしていたけれど、今は上手に片手ずつ離してしゃがむことができるようになった。数歩伝い歩きもしている
身長たった70センチの小さな人が座って遊んでいる様子も、家具に捕まって立っている様子も、本当に本当に可愛い。

お座りして嬉しそうにおもちゃを振ったり、手をぱちぱちとたたく様子はたまらない。思わず抱きしめてしまうし、今も相変わらず毎日10回は可愛い可愛いと言ってしまうから、「可愛い」を自分の名前と勘違いされてしまうかもしれない。

立ったり座ったり、という動作だけでなく、頭を屈めて、低い場所を通ることもできるようになった。上にも手を伸ばして立ち上がるし、少しの段差に足をかけて登ろうとするし、下にも屈んで入っていくし、いよいよ家の中の安全管理が難しい。今朝はとうとう、キッチンの引き出しを開けていた。すごいなあ。好奇心のままに動く人には敵わない。

離乳食は早々にBLWという方法に切り替え、七月からは3食一緒に食べるように。私も、大人の食事+小さな人の離乳食、という考え方から徐々に、家族でお食事、という考え方に変わりつつあり、夫が仕事の日なども、一人のご飯ではなく、一緒に食事を楽しることが嬉しい。七月は、家族で焼肉を食べたり、二人で家で鉄板を出してお好み焼きを食べたりして楽しかった。
つかみ食べをはじめたばかりの頃は、食べている量よりも遊んでいる量の方がずっと多かったけれど、七月半ばからは目に見えて食べるようになっている。
口に詰め込みすぎることも減り、大きなものを上手に一口かじりとり、たくさん噛んで飲み込んでいる。歯はまだ2本しかないので、固いお肉などは何度もすったり、歯茎で噛んでは口から出して、柔らかくしてから食べている。
細長く切った野菜などを、初めは手のひらでぎゅっと握って潰してしまうことも多かったし、一度握ると開くことができなかったけれど、徐々に手を使うことも上手になっている。
おさしみを焼いたものが美味しかったようで、小さくなったかけらを掴もうと指を使おうとし始めたことがおそらくはじまり。今は小さく細く切った野菜も上手に指で掴もうとするし、柔らかいおにぎりも潰さないように優しくもって一口大にちぎって食べている。もちろんまだまだこぼすけれど、コップにしているお猪口での水分補給も、随分と上手になった。
生まれたときには、目も見えていなければ、自分の手を自分の手と認識してすらいなかったのに、目と手、どころか、目と指と口の協働運動をし始めていて、驚いてしまう。

おしゃべりにもなった。家では一人で常に何か話している。私が遠くにいると、甘えた声で呼んだり、視界からいなくなると泣きながら探しに来たりもする。
チャイルドシートが嫌いで出してくれーと訴えるときには、上手に嘘泣きもする。何か新しいものを見つけると満面の笑みで振り回し、自分が遊んでいたものを一方的にとりあげられると泣く。
この人とのコミュニケーションがどんどん楽しくなってきて、この人が保育園で過ごすようになったら、日中は家にいないのかーなんて寂しく感じるほど、兎にも角にも可愛い。生まれた日から今日まで、毎日毎日可愛くてたまらないのだけれども、この気持ちは一体いつまで続くのかな。本当にかけがえのない毎日を、大切に過ごしたい。

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