花譜不可解

花譜1stワンマンライブ「不可解」の衝撃

はじめに

はじめまして、アインスと申します。
今回、花譜1stワンマンライブ「不可解」という事件を体験し、凄まじい衝撃を受けました。
この衝撃が(自分の中で)消化できなくて、忘れたくなくて、誰かに伝えたくて、noteに思いの丈をぶつけようと思い立った次第であります。

私は、いわゆる消費型オタクでこういった書き物や創作活動など一切したことがありません。
なので非常に読みにくいnoteになるとは思いますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
なお、本文では敬称を略称させていただきますので、よろしくお願いいたします。

花譜という存在

このnoteを読まれている皆様はご存知だとは思いますが、花譜というVirtual Singer(以下Vシンガー)について説明させていただきます。


2017年末からブームとなり、広がり続けているVTuberの世界。
企業所属や個人で活動されいる方がいて、活動スタイルも動画投稿や生配信、ゲーム実況、雑談、歌ってみた、ASMR、ラジオ等多岐に渡っています。

そんなVの世界で、花譜は2018年10月18日にVシンガーとしてデビューし、儚くて繊細で、幻想的な歌声で我々観測者(ファンの名称)を魅了する15歳の少女です。
オリジナル楽曲はすべてカンザキイオリさんが作られています。
二人の才能が掛け合わることによって創られる世界に私たち観測者の心は歓喜し、囚われ、永遠に観測し続けることを余儀なくされます(無論、うれしい悲鳴というやつです)

彼女の魅力は私の語彙力ではとても伝えきれないので、YouTubeとTwitter、Instagramをチェックしていただければと思います。

「不可解」までの道のり

デビューから「不可解」までの約10ヵ月は本当に激動でした
2018年末に開催された「Count0」で圧倒的パフォーマンスで視聴者の心に「花譜」という存在を焼き付け、12月28日公開の「心臓と絡繰」が174万再生を突破(2019年8月3日現在)。

高校受験のため約2か月の活動休止と再開、ニコニコ超会議への出演、5月15日に1st EP「花と心臓」を配信限定で発売し同日に発売楽曲の「糸」がiTunesのJPOPチャート3位、総合9位にランクイン

6月5日公開の「過去を食らう」が197万再生を突破し、2019年6月28日に公開された実写映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」の主題歌を担当
(ミリオン突破の曲のみ記載しましたがどの曲も遜色なく魅力的なので聴いてください!)
そして5月20日にスタートした1stワンマンライブ「不可解」開催のためのクラウドファンディングでは開始83秒で目標の500万円を達成し、最終的に目標金額を大きく上回り4000万円を獲得し無事ライブの開催が決定しました。
(花譜ちゃんの反応がとてもとても可愛かったので是非Twitterでチェックしてください!)

強くてニューゲームかな?と思ってしまうような経歴です。
(書き起こしてみるとほんとすごいですね......)

そして「不可解」へ

2019年8月1日、恵比寿LIQUIDROOMにて「花譜」という少女を観測することによっては、私は、私たちは、真の意味で、

観測者

になることができました。
(ライブに参加した人全てを共犯者と花譜および運営チームは表現されておりますが、あえて観測者と表現させていただきます)

会場入り

ステージを確認して最初に気づいたことはスクリーンが3重構造になっていることでした。
前面に写幕スクリーン、ステージ中央にポリッドスクリーン、後面に映像スクリーンとなっていました(こういった映像スクリーンの名称に詳しくないので、間違えていたらすみません)

ライブに先立ちYouTube LiveとLive Viewingで様々なVTuberからの応援メッセージが流れ、Live会場ではVTuberの歌ってみたやオリジナル曲が流れていました。会場は、開演時間が近づくにつれてざわめきが大きくなり、抑えきれない情熱や衝動、期待感で溢れていました。

少女降臨

会場が暗転し、花譜の声が響き渡ります。
ポエトリーリーディング調の「少女降臨」です。

仮想」と「現実

その境界線を完膚なきまでに破壊して、花譜という少女は現実の世界に現れました。

「私はここにいる」
彼女は叫びました。
バーチャルの存在である花譜と現実にいる演奏者の方々が並び立ちます。
その時、仮想と現実が融合し「不可解」なものへとLive会場が変容しました。

その事実を私が受け入れきれないまま、花譜は歌い始めます。

「糸」「忘れてしまえ」「雛鳥」「心臓と絡繰」

次々と歌われる曲、流れる美しい背景映像、前面のリリックモーションに生演奏、素晴らしい才能をもったクリエイターたちが私たちに問いかけてきているように感じました。

俺たちは音楽が好きでたまらなくて、全力で音楽を表現している。お前たちに受け止めきれるか?」と

私は、よくわからない興奮というか感情に包まれながらも彼女たちの作り出す音楽体験を見逃すまいとしました。

彼女を見つめているうちに私は、「花譜」は現実に存在すると、「今を生きているごく普通の少女」なんだと、唐突に理解させられました。

いきなり何を書いているんだこいつは

と思われているかもしれませんが、ほんとうにそうなのです。うまく文章にできませんが「不可解」を体験した観測者ならわかっていただけると思います。(普通の少女という認識も後に不可解なものにさせられるのですけどね)

既存の4曲を歌い終わり、年相応の初々しいMCが入り、新曲を連続で2曲披露されました。
正直、新曲はCFの先行公開とストレッチゴール分を合わせて、多くても3曲程度だと思っていたので驚きました。
合計7曲も新曲があるとは思わなかったので新曲が発表されるたびに意味が分からない!どれだけ私たちを驚かせれば気が済むんだ!となりました)

しっとりとした曲調の「エリカ」のあとに、ポップでキュートな「未確認少女進行形」が披露されました。

「未確認少女進行形」はある意味衝撃的な曲となりました。
彼女が今まで歌ってきたオリジナル曲や歌ってみたはシリアスな曲調のものが多くキュートな曲は歌っていませんでした。
「花譜ちゃんは可愛らしい曲も歌ってくれるんだ!」と思い、歌いながら愛らしく踊る花譜ちゃんの姿に

全観測者はハートを撃ち抜かれたと信じております


ほんとうに滅茶苦茶かわいかったんですよ、えぇ…。

音楽が好きな女子高生(?)

新曲を披露した後MCに入り、
「わたしのすきなうたをうたうよ」
と彼女は言い、カバーする曲やアーティストについて本当に楽しそうに話していました。
そこにはつい先ほどまで歌で私の感情を揺さぶっていたアーティストとしての「花譜」ではなく純粋に音楽が好きな女子高生がいました。
しかし、歌い始めた途端に、彼女の印象はがらりと変わります。
音楽が好きな少女からありとあらゆる感情を歌で表現する、幻想的な「花譜」という存在へと

「うつくしいひと」「五月雨」「死神」

3曲のカバーを歌っていましたが、それぞれ違う花譜が存在していました。
目の前で歌っている少女は本当に同一人物なのか?
私が見ているもの、聴いているものは現実として存在しているのか?
そんな不安に襲われもしました。でも、歌い終わりMCに入ると目の前にいるのはいるのはどこにでもいそうな女子高生であり、私がいつも見ている「花譜」なのです
彼女は普通の少女なのにそうじゃないよくわからないナニか。

まさしく「不可解」な存在でした。

祭壇に捧げられた魔女

カバー曲を歌い終わったかと思えば立て続けに新曲「祭壇」が披露されました。彼女は「同じ時代を生きる皆に捧げます」と言い歌い始めました。Virtualの世界をテーマにした「魔女」と似ているなと思いながら曲を聴き、終わったかと思えばイントロが終わることはありませんでした。
会場全体が「まさか」とおもっていると繋いで歌われる「魔女」この時、会場全体が唯々その世界観に圧倒されているだけでした。魔女を歌い終わり、
「祭壇は魔女とつながりがある曲です」と彼女は語りました。(正直ここら辺の記憶が曖昧なので詳しく書けません。唯々圧倒されるだけでした)

終演へ加速する世界

止まることなくライブはどんどん加速していきました。
CFで先行公開された「quiz」、大沼パセリさんのRemixによって重厚感がありながらもどこか不安定さを感じさせる「夜が降り止む前に」、そしてロック調の新曲「夜行バスにて」が披露されました。
花譜も歌いながらリズムを刻む動きが大きくなり、この一瞬一瞬を楽しんでいることが伝わってきました。

バンドメンバーの紹介を経て、とうとう最後の曲

過去を喰らう

となりました。
私の一番好きな曲です(この曲が一番好きという方も多いのではないでしょうか)
全力で歌う花譜、それに引けを取らないパフォーマンスを繰り出すバンドメンバークリエイターによる素晴らしい演出、彼女らの体現する音楽に必死に応えようとする観測者たち
会場にいるすべてのものが一体となって「不可解」を作り上げているように感じました
(私も一緒に作り上げられたこと、とてもうれしく思っています)

ですが、残念なことに曲が終わり、ライブが終了してしまいます。
スクリーンから消える花譜、舞台袖に捌けるメンバー、閉まるカーテン

ですが、観測者たちの気持ちは鎮まりませんでした。
終わらないほしいという祈りが込められたアンコール大合唱、私も喉がつぶれても構わないと思い力の限りアンコールを叫びました
そうして、観測者の祈りが伝わりカーテンが開かれ、御伽噺が語られました。

古くて新しい物語

それは「花譜」という少女のこれまでのお話でした。最初は気軽に返答していた観測者たちは、彼女の言葉に、世界に飲み込まれていきました。
御伽噺の最後の言葉

きみなんてだいっきらいだ。

観測者たちの感情を置き去りにしたまま続けてカバー曲

「神様」「命に嫌われている」

が歌われました。
この時、私の感情はぐちゃぐちゃになりなにも考えられなくなりました。唯々衝撃的で、なんと表現したらよいのかまったくもって分かりませんでした。
(この御伽噺が本当に過去の話なのか、それともおとぎ話なのかは現時点では分かりません。今後の展開に注目してきたいと思います)

星の海へと羽ばたく少女

感情がぐちゃぐちゃのままさらにぐちゃぐちゃにされました
ストレッチゴールの新衣装

「特殊歌唱用形態:星鴉」

唯々ひたすらにカッコイイ!!!!

デザインも素晴らしいが変身の演出が私の心にぶっ刺さりました!!!!
ほんと素晴らしかった!!!!ありがとう!!!!

衣装のデザインの感想や感謝を照れながら話す花譜ちゃんがとても可愛かったです。

ちなみにこの新衣装、デザイン:PALOW.さん、監修:川サキ ケンジさん、
制作:與古田和俊さんだそうですよ。

普段の衣装が「第一形態:雛鳥」という名称で、
第2形態はまた別にあるとのことですので、CFの合計金額は本当に運営の予想を上回っていたんだなぁと改めて実感しました。
(それだけ花譜ちゃんが魅力的なのです)

そして、少女は不可解な花になる

アンコールも終わりとなってきました。
残りはあと2曲、ライブをテーマとした楽曲「不可解」
そしてCFによって作られ今の花譜のすべてが詰め込まれた楽曲
「そして花になる」
メッセージ性の強い「不可解」と今までの楽曲名が歌われた「そして花になる」どちらもライブの締めとしてこれ以上ない曲たちでした

アンコールが終わり、暗転してエンドロールで終了かとおもっていたらまだ続きがあったのです
御伽噺直後の続き「またね」

またあえたらいいね。 またね。

という言葉で締められ花譜1stワンマンライブ「不可解」は幕を閉じました。
観測者一同「絶対にまた会おうね!!!!」ってなってたと思います。
私はなってました。
(正確にはエンドロールと初のフルアルバム「観測α」「観測β」の発表もありましたが割愛させていただきます)

このライブは花譜という
不可解な花のお披露目に過ぎない

このライブで衝撃的なことは色々とあったのですが、一番の衝撃は花譜という存在の序章でしかないというところですね。

もちろん天才的な才能を持ったクリエイター集団による、芸術作品と表現できる圧倒的音楽体験仮想と現実の融合が可能であると世界に見せつけたことVTuberの歴史的大事件であったことなどもすごい衝撃的でした。

ライブが終わった後しばらくは「やばかった」「すごかった」「最高だった」など完全に語彙力なくなっててそれらしか言えなかったし「なんかすごいことが起きてたんだなぁ、これVTuberの歴史に刻まれるんだろうなぁ」としか思いませんでしたし、考えられませんでした。

それで、感情の整理がある程度付いた次の日にですね、運営のTwitterが更新されたわけですよ。

あれだけのクオリティで私に襲い掛かってきたのにこの人たち全然満足してないんだな!
と認識しまして、Twitterでお見かけした、

「不可解」は「孵化回」でもあったんだな

という書き込みが頭を駆け巡り、

花譜はまだ孵化したばかりの雛鳥で、これからどんどん大きくなっていって今以上の見たことのない世界を私たちに観測させてくれるのか

と思い至りました。

それに加えて当日ライブ前の花譜のツイートを思い出し、

文字通り私の世界は8月1日を境に変えられてしまいました。

あらゆる可能性を秘めた、未完成の才能であり、その片鱗を魅せつけた花譜という不可解な少女に私は見事に撃ち抜かれました。


この瞬間、私は花譜という存在に、恋に堕ちたのです


無論、恋愛感情などではないので、才能に惚れこむといった表現のほうが正しいとは思いますが惚れこむという言葉では表現できないほど激しい感情に襲われたので恋と表現させていただきます。

その実感は時が経つほどに大きくなり、8月2日の夜は胸に燻る衝動や焦燥感と表現できるものに苛まれて、まともに眠ることが出来ず、今日、noteに思いの丈をぶつけようと思い、現在に至ります。

冒頭でも書きましたが、私はこれまで一度も創作活動をしたことがありません。(クラフト系のゲームすらまともにできない人間です)
ファンレターを書こうとしても文章を考えるのに1時間以上かかります。
実際、1stワンマンライブということで花譜と運営宛にファンレターを書きましたが、合計で4時間ほどかかっていますし、

この文を書くまでに書き始めてから12時間ほど経過しています。
(現在2019年8月4日午前7時48分)

学生時代ぶりの貫徹です、お兄さんびっくりです。

そのような人間がnoteに書き残そうと思うほど、8月1日の花譜は神がかっていましたし、

私の中で凄まじく衝撃的であり、大事件であったのです。

最後に

正直、書きたいことの半分も書き残せているとは思いません。あまり記憶力が良いほうではないので、忘れている部分もありますし、そもそも文章力を鍛えていませんでしたから。

でも、それでも、私の感じた「不可解なナニか」が
ほんの少しでも読んでくださった方に伝わったのなら幸いです。

読みにくい文章ではあったと思いますが、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

乱文乱筆にて失礼いたしました。

JOY SOUNDにて花譜ちゃんのカラオケ配信が開始されてます!
観測者の皆は歌いに行ってくれよな!

アインス(@ayns1990)


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