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春の黒部・大町② 高瀬ダム登山

①はこちら

2日目は高瀬川に連なる3つのダムを巡ります。
位置関係はこんな感じ。

近い!
それぞれ行くのに予習済みです。というか動画を見て今回計画したのですが、それぞれ行きずらかったりするので予習必須です…!

▼予習動画はいつものSiphone TV


七倉山荘出発

朝、チェックアウトギリギリまで粘って出発です。こんな山の中でも二度寝はしてしまう…。七倉山荘のご主人(?)が、高瀬ダムに行くタクシーを捕まえてくれます。

そう、高瀬ダム、タクシーでないと行けないのです。
排ガス規制かと思ったのですが、どちらかというと工事のダンプカーの通行を妨げないためっぽい?

先の通り裏銀座への登山口でもあるので、みなさん七倉山荘近辺に車を止めてタクシーでダムを登り、ダムの天端から登山をスタートするようです。

片道2500円目安とのことでしたが、丁度GWから「とくとくタクシーきっぷ」という5000円分が3000円で買えるクーポン券があるとのことで(これも七倉山荘のご主人が手配してくれました!ありがたや)割安で往復することができました。


高瀬ダム

タクシーの運転手さんに、ダムを上りたいのでダム下で下ろして欲しいとお願いします。
すると、帰りはダムの天端で待っていていただけるとのこと。平日で空いていたからだと思うのですが、ありがたやです。お言葉に甘えます。

高瀬ダムは、ロックフィルダムという岩を積み重ねた形のダムです。高さは黒部ダムに次ぐ176m。建設を考えると気が遠くなります…

で、この高瀬ダムのもう一つの特徴が、ダム自体に道があって登れるということ。
大きすぎて道がわかる写真を下から撮れていないのですが…

こういう風に、つづら折れに道があります。みなさんここをタクシーで上って行かれるのを、歩きましょうということで。プチ登山です。


登"ダム"開始

ダム下の広場から見上げた図になります。比較用の人間は、SDカードの容量が少ないことに気づき慌てて写真を整理する夫です。
うーん、でもなかなか大きさが表せないですね。とにかく大きいです。

洪水吐もはちゃめちゃにでかい

岩は大きいものは2mくらいありそうな巨石で

お猿さんが器用に堤体を登っていました。ちなみに人間は登っちゃダメの看板があります。
運転手さんによると、ここの猿は襲ってこないとのことで。


上っていく車道と合流し

第二カーブから洪水吐の中が見えました。エメラルドグリーンの水が溜まっています

第三カーブから。こんな風に折り返しの道が続きます

お天気が良い〜!ダウンを着ていたのですが、暑くなって脱ぎます。
そして…

天端に到着!ダム湖!
めちゃくちゃ緑色…!

ゲート側の網場には流木が溜まっていました

天端中央から。外国みたい

展望台から見える、山間にちょこん!と出た鋭角が槍ヶ岳らしいです。タクシーの運転手さんに教えてもらいました


濁沢方面

天端の左岸側(下流に向かって左手)にトンネルがあり、そこの奥が堆砂対策の工事現場になっています。砂をダンプカーにのせてひたすらに運ぶという。これも途方もない…

高瀬ダムは上流の山が崩れているらしく(!)、発電専用目的のダムながら、一部高瀬川の砂防的な役割も担ってるのかもしれません…発電的にはやめてくれといったところの

トンネルを抜けると、砂の上の吊り橋

上流側。奥右手にあるはげ山が崩れている模様

下流側。ダム湖に繋がります

登山者はこの吊り橋を渡って更に奥へ行かれるようですが、ダム目的の我々はここでUターン。
天端で待っていただいていたタクシーに乗り、七倉山荘に戻ります。大体1.5時間くらいで高瀬ダム見学完了です。


③に続きます

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