ジュエリー探し、振り出しに戻る
久しぶりに会った義兄から、挨拶もそこそこに「あなた方、最近ミネラルづいているそうで」と話をふられる。
私はそんなこんなで去年の後半ずっと指輪探しをしていて今年も継続予定なのだけど、姉は年末上野ではしご酒をするついでに御徒町でカラーストーンに心奪われてしまい、なんだかんだあって池袋ミネラルマルシェでひとつお迎えしていた。
迷っている姉に対して持ってる指輪シリーズを見せて購買意欲をあおり、「クリスマスだし買ってもらいなよ〜!」と義兄のお財布を巻き込むことを勧めたのは何を隠そうこの私である。結局買ってもらったらしい。優しい人である。
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一通りお酒を片付け、お茶にしながら姉に件の指輪を見せてもらう。薄紫の大きな石がうるうる光り、メレダイヤがきらんきらんに輝く。可愛い。
「K10だしそんなに高いわけではないのだけども」という姉に間髪入れず母が「そのうち黒くなるからちゃんと保管しなさい」という。
うちの母はノーブランド品質重視派であり、石はダイヤかルビー・サファイア・エメラルド、真珠はあこや、地金はプラチナを選ぶ人。
K10ということは半分以上が割金だから、黒ずむは黒ずむのだろうけど、どんなもんだろう。まあ大切にするに越したことはないけども。みたいな話をしながら、姉が次の指輪を出す。
「で、これはおばあちゃんの形見の指輪で、台から石が外れそうだからリフォームしようと思ってて」
オレンジ色の石のついた今はなかなか無さそうなデザインの指輪は、地金が黒ずみアンティークな印象を増幅させている。
刻印を見るとK18。おおよそ70年モノということだが、こんな色になるのかと驚く。
↓拾い画だけど、まさにこんな感じ。
同時期に使っていたと思われるダイヤのPT950リングは多少曇りはあるものの、今なおその銀色の輝きは健在である。使用頻度の差はあったかもしれないので一概には比較できないが、金、やっぱり黒ずむんだなという印象が残った。
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私は結婚指輪は肌身離さず指の毛を剃る時以外は必ずつけており、なかなかハードな温泉…酸ヶ湯温泉とか野沢温泉とか…に入る時もそのままである。PT950のハーフエタニティリング。全くくすまない。
プラチナは高い。
今展示品がK10だったリングをプラチナにして作ってもらっているのだど、PT950=1.2K18=1.6K10という価格感だった。K18がイエローゴールドしかなくて、K10ホワイトゴールドがPTの選択肢があり、ここでケチってもな…と思ったのでPTにしたのだ。いい判断であった。高いものほどやっぱり長く使えるものを選んだ方が良い。
まあそんなことを考えていると、これにしようと決めていた指輪は
K18なのだ。
実はそこがずーっとひっかかっていて、結婚指輪並みに付けっぱなしにしたいのだけど温泉につけていけないのは困るなあ…と思っていた。
ということで。
プラチナ素材で探しなおします。
引き続きお付き合いお願いします。
おわり。
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