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ちなヤクのENL民/ 東京ヤクルトスワローズ/ 日本の平均降水量の倍の雨量(実績値)を…

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ちなヤクのENL民/ 東京ヤクルトスワローズ/ 日本の平均降水量の倍の雨量(実績値)を行先で降らせる雨女/ アメフラ師/ Ingress(Enlightened) / 観たもの/ 読んだもの/ 仕事のこと/ 雑多になんでも書きます。

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  • ノーアウト満塁フルカウント文学

    ノーアウト満塁フルカウントをテーマに、やきうのないシーズンオフに短編小説でも書いてみようじゃないか、という企画です。賛同いただける方、ぼしう中。

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滝行で盛り塩になりたい

お久しぶりの方は、おはようございますこんにちはこんばんは。 Ayocaです。   はじめましての方は、はじめまして。 こんなタイトルのnoteを見ていただき、ありがとうございます。 名前は、あよか、と読みます。 IngressというスマホAR(拡張現実)ゲームのEnlightenedという緑色の陣営で遊んでいます。陣営名はENLと略すことも多いですね。 このゲーム、普段は緑と青の陣取り合戦です。三角を作って陣地を広げたり、相手の三角を削ったり。 たまにアノマリーというイベン

    • Be Professional!

       「プロフェッショナル」という言葉を聞いて、あなたが最初に思い浮かべるのは、どういう人だろうか?  野球やサッカー・バスケットといったプロスポーツ選手、画家や作家・音楽家といったアーティスト。歴史上に名を残した人物、人々の記憶に、記録に残っている人物。そう、何かに秀で、またはそこに向かって大きな努力をして名を残した人物がぱっと浮かぶだろう。  そして、次に思い浮かぶのは身近で成功した人。仕事であれプライベートであれ、こちらも何かの実績を「残した」「なし得た」人だ。  では、そ

      • とあるルーマニア人からの問いに、答えはあるのだろうか

        「野球ってさ、ピッチャーとバッター、どっちが大事なの?」 月曜日深夜、しばらく連絡していなかった友達からのチャットに気がつく。内容は近々野球を見に行く予定はあるか?というもの。理由を聞くと、飲み屋でたまたま隣合って仲良くなったルーマニア人が野球を見たいと言っているが、自分が案内できないので、案内できる人を探しているのだという。 元々の観戦予定日に離れた席を案内することも考えたが、ダイナミックプライシング野郎様のおかげでチケット代は通常の2倍。翌日はほぼ定価だったため、急遽観

        • 愛され大志の生き残り大作戦

           何者かになれる人生とはどういうことだろうか。不意に考え込むことがある。  会社で出世をすること、安心できる家庭をもつこと、不労所得で生活できるほどの大金を得ること。  価値観は人それぞれであり、そしてその価値観が様々であることを、現代では多様性とも呼ぶ。違うことが当たり前の世界が、少しずつ身の回りにも浸透してきている。  一方で、勝負ごとを仕事として生きるプロ野球選手にとっては、そうはいかない。  チームが勝つという共通の価値を出すために、個人成績という結果を出し続けなけ

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        • ノーアウト満塁フルカウント文学
          2本

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          自宅ヤク湯を試してみる

          「サウナ入ってたら得点してたわ」 「月曜以外毎日入って」 千葉ロッテ・益田投手がファンの心臓を鷲掴み(鴎なのに)にする劇場を繰り広げた夜、常駐するチャットで交わされた会話の一つだ。 「ご飯を作ったら、推しが抑えていた」 「トイレ行ったら、ホームラン打たれた」 『XXをしたらYYした』というのは、おそらく因果関係はない。もしくは逆だ。 だが、どうしてもそれを言いたくなってしまう場面が、野球を見ていると多い気がしている。 対ジャイアンツ戦、3年目にして初スタメンの秋広に初

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          なぜやきうグッズ界は巾着袋を売ってしまうのか問題の解を考える

          野球に限らず、グッズ界で長期に渡り居座り続けるもの。それが巾着袋です。 『巾着袋ってなんヤ』という方は、こちらをご参照ください。 私的Twitterアンケートによると、約6割のユーザーが「もういらない」回答するも、ヤクちゃんには届かず。 去年の三冠王グッズにも、今年のレディースデーグッズにも、もちろん含まれていました。 では、なんでそんなに巾着袋をグッズにしたがるのか。 モノづくり視点で、この問題を考えてみました。 ここではモノづくりの評価指標の一つとしてよく出てくる

          なぜやきうグッズ界は巾着袋を売ってしまうのか問題の解を考える

          晴れと雨の間に

          破顔大笑、という単語を初めて知った。 一笑と違い、「顔を綻ばせて大笑いすること」だそうだ。 ベンチで指を組み、キャッチャーの方を見つめ、カメラからの視線を逸らしている。 アウトカウントが増えるたびにマウンドの益田に対して拍手を送る、佐々木朗希が9回表に見せた笑顔だ。 『おはようございます。今日はよろしくお願いします。』 駅前に設置されたマーくんとリーンちゃんの像に心の中で挨拶をして、空の写真を1枚撮る。 幕張は春らしいよく抜けた青空に包まれていて、予想気温が昼には25度を超

          晴れと雨の間に

          ヤクらの草子

          春はアゲぽよ。やうやうさがりゆく打率、少し上がりて、紫だちたる唇の、細くたなびきたる。 2023年開幕戦 ついに声出し応援が解禁された。 出自とは恐ろしいもので、外野応援原理主義者に育てられた私は、グループ観戦以外では、神宮ライトスタンドで応燕(応援)している。 だからこそ、従来より若干赤みを抑えた、けれどほば真紅で背番号が見えづらいと評判のユニを間近に見て、そしてレフトスタンドのスクワット応援を見ては、声出し応援復活!を実感した。 見ている方が肝を冷やす危なっかしい

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          いちサウナ民から見たエスコンフィールドHOKKAIDO

          はじめに 北海道日本ハムファイターズファンの皆様、エスコンフィールドHOKKAIDO開場・今季初勝利おめでとうございます。 対戦相手の楽天ファンには、何よりもダメージが大きい敗戦の仕方ではありますが、お互い開幕しましたね!ということでここはひとつ。相手がいてこその試合ですからね。 この原稿は東京への帰路で書いたのですが、機内の隣席では真新しいスーツと鞄の青年が、窓と席の隙間から離れゆく北の大地を見つめていました。この青年と同じ空間を過ごすのはあと1時間程度ですし、多分もう

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          村神様とベーブ・ルース・ガイ

          Prime Videoで実況をしている斉藤一美アナの実況の仕方が、いろいろ話題だ。 映像を見れないラジオ民からすれば 「これがラジオの野球実況だ」 なんでしょうし、 映像を見ながら楽しむテレビ民からすれば、 「(目に見えていて)必要ない情報が多すぎる」 なんでしょう。 そもそも、見えるもの・見たいものによって、モノの見え方はその人ごとに違うのだから、「なるほど、そういう見方もあるのか」って考えると楽になるのにな、と思わなくはない。 多様性ってそういうことなんじゃないかなぁ

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          『テルマエ・ロマエ』が教えてくれた【百合ヶ丘・松葉浴場】での過ごし方

          空前のサウナブームだと思う。 そして、そのブームにまんまと乗せられている。 コロナ禍で長く続いた行動制限とそれが生み出した分断。 オンライン越しでしか会えなかった遠くの家族や友人・知人に、今年に入っては特に顔を突き合わせて話をする機会が増えてきた。 そのコミュニケーションツールの一つとして、サウナが選ばれているのではないか、とすら思う。 黙食・黙浴ルールはどの温浴施設にもあるが、2人・3人といったグループでの来場とヒソヒソ声でのおしゃべりまでは、店舗スタッフも全部を止めてい

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          やきう民視点で見るB.LEAGUE

          ガシャン!!という派手な音が会場に響く。 マートンと相川のクロスプレイを思い出したが、ここはバスケットボールの競技場だ。 「ノーバスケット」という聞き慣れないアナウンスとともに、固定されているはずのゴール台は大きく揺れ、倒れやしないかと心配になる。 一方でリングに一瞬ぶら下がった選手は慣れた様子でコートに降り、本来のポジションに戻る。 神宮球場のライトで好守備を見せたモヤが3塁ベンチに駆け上がっていくのを、ふと思い出した。 バスケットボールの試合を真剣に見たのは、小学生以

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          くまモンを見たら天国に行くゲームを熊本県内でやると何回転生出来るのかゲーム

          きっかけは、この人だ。 Ingressというゲームがある。リリースされて、もう10年になるそうだ。ポケモンGOの兄貴分的存在のスマホゲームといえば、より通じるかもしれない。 緑陣営と青陣営の2陣営に別れて『陣取り合戦をする』ため、味方陣営内の繋がりも深く、またポケモンGOよりも、『敵』とエンカウントする確率も高い。エンカウントした結果、揉めるケースもあれば、なんでと思うレベルで仲良くなることもある。 さらにその中でその懐を理解しあった人たちの中には、アタマのオカシイ人(褒め

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          やきう界と巾着業界の癒着に切り込む

          「今年を振り返る的なイベントをやるけど、誰かやきうでプレゼンしない?」 声をかけて頂いたので、テーマにしたのがここ数年ずっときになっている 「やきうグッズに巾着(袋)多すぎない?」問題。 いや、問題って思ってるのは自分だけかもですけどね。 まぁ、その前にちょっと今年のやきうも振り返ってみようか まずはヤクちゃん。 球団勝率は6割近いのに、観戦成績が.333… 観に行く度に負けるなぁ…を数字で突きつけられると、来年の現地観戦どうしようかって思う。 そして、オリちゃん。

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          .556のオンナとベストゲーム

          古来から、水は憑き物を落とすなどの浄化の意味で使われることが多い。 「着いたら全部洗い流して、土曜からの神宮に備えようね」 そう誓って、私たちはサウナの扉を開けた。 分厚いガラスの向こうで、最近映画化や舞台化された絵本の作家でもある芸人が、その独特な人生観を、女性お笑い芸人たちに囲まれて話している。 シーズン中はテレビといえば野球だし、スポーツニュースだし、1日の締めはプロ野球ニュースだし。 地上波のお笑い番組を見るのは、いつぶりだろう。 サウナストーン越しという特殊な環

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          『山本由伸の102球』オリックスフィルターが外れた日

          目の前でテレビに見入る彼が泣いていた。タオルに顔をうずめ、声を押し殺している。 背中にはFUSHIMIの文字。 大の大人が、勝ち試合を見て泣いているのを生で見たのは、多分初めてだ。 彼は、オリックスファンだ。 といっても、近年再整備された感のある若いチームの、いわゆる「にわか」ファンではない。阪急ブレーブスからオリックス・ブルーウェーブ、その後の合併分割を通じて38年。強い時代も弱い時代もずっと見守ってきた、いわゆる古参ファンだ。 俊足巧打の選手が好きな彼が、初めてブレーブ

          『山本由伸の102球』オリックスフィルターが外れた日