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滝行で盛り塩になりたい

お久しぶりの方は、おはようございますこんにちはこんばんは。
Ayocaです。
 
はじめましての方は、はじめまして。
こんなタイトルのnoteを見ていただき、ありがとうございます。
名前は、あよか、と読みます。
IngressというスマホAR(拡張現実)ゲームのEnlightenedという緑色の陣営で遊んでいます。陣営名はENLと略すことも多いですね。
このゲーム、普段は緑と青の陣取り合戦です。三角を作って陣地を広げたり、相手の三角を削ったり。

たまにアノマリーというイベントが世界規模で同時発生します。
その時は、チームお揃いのTシャツやグッズを作ったり、やきうの推しユニフォームを着て参加したりしてます。

Enlightened(緑陣営)がアノマリーに勝つと、ENLやきうチームはユニを着てビールかけをやります。

ハマりますよ、ビールかけ。
ビールかけをしたいがためにゲームを頑張る。
そこ、本末転倒とか言わない。

そういうわけで、やきうが好きです。
Ingress仲間のやきう好きたちと、毎日悲鳴と歓声が交差するチャットに住んでいます。

ヤクルトファンです。グッチが好きです。あきおちゃんも好きです。廣岡くんも吉田大成くんも好きです。慎也のショートは日本一です。

名前の由来は、「あー、よかよか」(福岡弁)です。
嘘です。
今考えました。
 
Google+があったころは何かつらつらと書いていた気がしますが、あのサービスが4月にいんたーねっつの海の底へ沈んで以降、ついったーでぽろぽろつぶやくだけの日々を送っていました。
https://mobile.twitter.com/ayocaks

飽きっぽいので続くかどうかはわかりませんが、よろしくお願いします。

で、タイトル。
この日曜にですね、初めて滝行に行ったんです。
ええ、滝行。
アレです、上から流れてくる水を下で人が浴びるやつ。

結論だけ読みたい方向けに先にお伝えしますと、滝行のメリットは2つ、デメリットは1つです。
【メリット】
・どれだけ大声で叫んでも誰にも何も言われない場所で思いつくことをそのまま口にする自由
・結果、驚くほどにクリアになったアタマの中【デメリット】
・滝に打たれようが、ヤクルトは負ける

 
山奥まで早朝から行かなくちゃいけないし、持っていくものもそこそこあるし、筋肉痛とか頭痛とか人によっては来るみたいですし。
自分が気が付いていないメリット・デメリットもたくさんあると思いますが、何かやってみたい・変えたいという方には向いていると思います。はい。
 

もういい
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奇特な方ですね。ありがとうございます。

1. なぜ滝行へ
2. どこでできるの
3. 旅の仲間
4. 事前準備
5. 当日を振り返る
以上5セクションに分けてお届けしたいと思います。

1. なぜ滝行へ
「盛り塩になりた」かったから、というのを丁寧に説明します。
盛り塩の由来は各自で調べていただくとして、盛り塩への期待値の一つは浄化だと思います。
淀んだ何かをきれいにしたい。
変えたい。
穢れを落としたい。
よし、ヤクルトにまつわる悪いものを滝で全部洗い流そう。
そういう次第です。

2. どこでできるの
関東圏で滝行を行うことができるスポットは、いくつかあります。Google tells you.
その中でも、比較的自宅に近い神奈川県の「夕日の滝」に今回は行ってきました。
ここでは、足柄修験の会という団体さんが運営する滝行を体験することができます。
HP内にあるGoogleカレンダーで空き状況を確認し、メールで予約完了。前日に最終の出欠確認を行って、当日は現地まで車で行くか、駅まで送迎をお願いするかの2択です。
割とカジュアルに滝行ができるスポットとして有名らしく、過去にはマツコ会議にも取り上げられたことがあるとか。
そういうところなので、日程を相談するメールの最後にやきうユニを着て良いか確認したところ、快く受け入れていただきました。

3. 旅の仲間
同行者は、ちうにちハァンと横浜ハァンです。ちうにちハァンは、怒らせると多分いちばんこわいひとです。でも怒りません。たまにとても酔っ払うと長島三奈さんの真似をしてくれます。タンキュウタンティン。とてもかわいいです。
横浜ハァンは、かわいい仮面を被ったガチです。やきうを見始めたのは最近と言う割に、この時期は甲子園までしっかり見てます。理由を聞いたら、「将来ウチに入ってくるかもしれないからチェックしている」とのたまいました。やっぱりガチです。

 4. 事前準備
当日滝にうたれるにあたっての持ち物や準備するものについてご紹介します。
【絶対必要なもの】
・旅の仲間
慣れてきたら一人で参加する方もいるようですが、初回は絶対複数人で行ったほうが楽しいです。わーわー感想を言い合うこともできますし。
・タオル 複数枚
夕日の滝の場合、タオルの貸し出しはありません。全身が拭けるサイズと髪の毛が拭けるサイズ各1枚は最低でも。何かあるといけないと思って、私はバスタオル2枚とスポーツタオル2枚にしましたが、さすがに多すぎました。
・水着
現地では道着を貸し出ししてもらえます(サイズは事前申告)が、その下に着用します。道着は水に濡れると透けます。必ず着てください。現地での着替えも可能ですが、出来ることなら家から着ていったほうが、時短にもなりますし、楽チンです。。これはビールかけで学んだ知識でもあります。ただし、帰りの下着を忘れないこと。
・ウォーターシューズ
足の甲までカバーできるものが必須です。ビーサンNG、クロックスOKです。私はクロックスだと滝壺の足元でフラつくのではないかなーと思ったのでAmazonで買いました。安いものなら700円くらいからありますので、買ってよかったです。
・ビニール袋 複数枚
意外と忘れがちですが、終わった後に濡れたタオルや水着を片付けるのに使います。大きめサイズ、なんならゴミ袋でもいいです。濡れた水着で帰れるという猛者や、車に洗濯カゴを積んでこれるような方には不要ですが、電車での往復を考えている方は必須です。余ったら、やきう観戦の際に上から流れてくるこぼれてくるビール対策にでも使ってください。
 ・やきうユニ
オプションでしょ?という方、あまいです。テンションが変わります。観戦の帰り道、ユニ着たまま帰るでしょ?アレと同じです。
ユニで滝に打たれる。
この側から見たらアホすぎる光景も、やってる本人にとっては至って真剣。
負けが込んだユニの浄化にも、推しが試合に出れない憂さ晴らしにもぴったり。
ほーら、あなたも持って行きたくなる。
あ、ただ濡れたユニは死ぬほど重いです。ビールかけやり慣れてるやきう民には常識ですが、ちゃんとしたユニになればなるほど、手でなんて絞れませんから。

【あったらいいな】
・防水ビデオカメラ
インストラクターの方も撮影してくれますが、自分の身につけて入るのも楽しいかもしれません。水圧で壊れる可能性はかなり高いですが。水圧を舐めていた私は、ガッチリ止めていたはずの髪留めとヘアゴムを一瞬で滝壺に奉納しました。合掌。
・撮影してくれる同行者
同行者の料金体系がどうなっているかは確認していないのですが、結婚式やイベントで流すビデオのために撮影してくれる同行者を連れてくる方も多いそうです。今回は、2組ほどそういう方がいました。

5. 当日を振り返る
各自の自宅からバラバラと集合する私たちは、小田急線の新松田駅でピックアップしてもらいました。
ちうにちハァンさんは、朝5時過ぎに家を出たとか。
私は片道2時間の旅。ただし8割が通勤路。
「ほぼ箱根やんけ」とは同行の横浜ハァンの言。
せやな(真顔)。

新松田駅の指定の集合場所に着くと、そこには仙人がいました。
いや、冗談抜きに。
あごひげと髪の毛を伸ばし放題の、見るからに仙人です。
江ノ島で断食道場を営んでいるそうです。
ますます仙人です。

幸い、仙人の助手でもあるドライバー兼インストラクターさん(以下美女インストさん)は一般世界に紛れていても気がつかない普通の美女さんです。
美女インストさん曰く、仙人の発言にはそのうち慣れます、と。
なるほどわからん。

先にお伝えしておくと、とてもよい方たちですので、このままどこか知らない世界へ連れて行かれるということはありません。
多分。
今これを書いている世界が元の世界なら。

滝までの道中は、地域の紹介や近くの川の水かさで今日の滝コンディションがわかるヨといった話で、やや緊張に包まれた私たちを和ませていただきました。

しかし、ここで仙人が仙人ぶりを発揮します。
「江ノ島の花火大会は軍事侵攻で中止」
「ヤマユリのようなものが生えているが、民家の庭積み石から生えているのでヤマユリではない」
「この通りの集落のヤギがクマに襲われたそうだが、やられ方がアブダクション」

わけがわかりません。
しかし美女インストさんはニコニコしながら運転しているので、どうやら通常運行の模様です。
慣れとは恐ろしい。

やがて20分ほどで目的地近くの駐車場に到着します。7-8台駐車可能で、今回同じ組で滝に入る方たちがすでに到着し、待機していました。
「滝行」とフォント300サイズくらい(適当)で書かれた小屋で渡された道着に着替えます。

もちろん、道着の下はユニと水着です。白い道着からカラフルなユニが見え隠れしますが、気にしてはいけません。

貴重品は鍵のかからない着替え小屋には置いていけないので、自家用車に残すか、現地まで持っていく必要があります。現地ではボックスで預かってくれるので、持っていった方が安心です。
滝までの道中の説明を受け、志納金9000円を納めて、いざ現地へ向かいます。
2回目以降の方は志納金が安かったり、人数が5名を超える場合は団体割引もあったりするようです。過去には仕事明けのホスト集団がノリだけでやって来たり、某アイドルファンの方たち40名超で生誕祭と称したイベントしたりもしたとか。
思っていた以上にカジュアルです。

ファミリー向けのキャンプ場の脇を抜け、整備された山道を5分ほど登ると、滝とお堂が見えてきました。途中にトイレもあります。足元も固められているので、予想していたよりも全然歩きやすいです。

現地に着くと、滝の由来や冬場に行う滝行の大変さ(水温1.5度)、1000日間毎日滝行を続けた方の末路などを仙人から説明があり、また希望者は全身が楽になるという気功の施しを受けられます。同じ組の男性1名が受けていましたが、効果のほどは聞きそびれました。

塩とお酒で身を清め、続けて滝に入るための厄除けとして、礼と拍手でご挨拶をし、自分の四方にエイと声を出しながら九の字を書いて結界を張ります。
神道ですかね。
だんだん怪しさが増してきて、滝の観光に来ていた方はいなくなりました。

さらに、安全祈願のお祈りとして、不動明王様が祀られたお堂へ、般若心経が詠まれる中でお線香を捧げていきます。
仏教の登場です。
修験というからには神道のような気もしますが、神仏習合でしょうか。

大雑把な性格なので、細かいことは気にしないことにしました。

さて、いよいよ滝に入る訳ですが、足元は苔で滑りやすく、また前々日に台風6号を発生させた #アメフラ師 のせいで水量が通常の5倍ほどになったことで、水底の石の配置も変わっていたため、かなり慎重に歩く必要があります。

竹の棒を貸してもらえるので、それを杖代わりにして、1歩ずつ水の中に入っていきます。
アレはノックバットではありません。念のため。

身体を水温に慣らすために、まずは腰あたりまで水に10秒浸かります。浸かりながら頭に水をかけ、全身を水に慣れさせます。この時期の水温は、サウナに併設されている水風呂くらいの温度(18度前後)と言われましたが、自然の水はやや冷たく感じます。
一度水から身体を出すと、気温が23度程度のため、かなり冷えを感じます。しかし、そんなことは言ってられません。轟音をあげて落ちてくる滝への入り方の説明を受け、いざ滝の前へ。
背後に落ちる水を感じながら、合図で一歩下がります。

あっという間に視界が消えました。
目なんて開けてられません。
口を開けると水が流れ込んでくるので、悲鳴をあげている隙間もありません。
入る前に指導を受けた通り、頭を下げず、額に水を受けるように姿勢を伸ばします。この辺りで水の冷たさは感じなくなります。
美女インストさんに合わせて、エイと叫んで気合いを入れます。
もちろん水が入ってくるのですが、だんだんそれも気にならなくなってきました。
想いの丈を口にだしてください、と美女インストさんから促されます。最初はエイと引き続き叫ぶだけでしたが、やがて出てきた言葉は、

Bクラスはもうイヤだ!

超具体的です。
右隣のちうにちハァンも「根尾くーん!」と叫んでいます。某中京系テレビ局アナリスペクトだそうです。
左隣の横浜ハァンは「\横浜優勝/」。通常運行です。

その後も
Aクラスに戻りたいです!
もう負けたくない!!
CS行きたい!!!
だんだんと想いというよりは願掛けに近くなってきました。
この辺りで最初の2分が終了です。

滝から抜け出し、浅瀬に出ます。
体調と2回目参加の意思を確認し、今度は場所を変えて中に入ります。
変わった場所がすごかった。

ひたすらランダムに落ちてくるタライのような衝撃(受けたことないけど)が続き、ここは願掛けを口にできるレベルの水量ではないです。
不思議と痛くはないんですが、リズミカルに水量が変わるわけでもないので、立っているだけでやっとです。
1回目より異様に長く感じた2分が経過し、浅瀬に戻ります。
ふらふらです。
苔むした岩に座り込み、放心状態で滝を見つめます。

あの中にいたのか、というかなり客観的な感じです。
同じ組の別の男性が入るのをぼーっと見つめながらの休憩。ダイビングを経験したことある方なら通じると思うのですが、1本潜ったあとの船上甲羅干しタイムのような感じですね。

美女インストさんから、3回目をどうするか聞かれます。
もちろんやります。
そして、ここまで道着に隠していたユニを披露。
緑の濃い森林の中でも、燕パワーユニは映えますね。

3回目は滝の後ろ側に回り、そこから滝の中に突っ込みます。もう冷たさも特に感じるなく、自然と声が出ます。

勝ちたいんヤ!
カツノリイズムでしょうか。三木さんと伊藤智とセットで仙台に輸出してしまいましたが、返してくれませんかね。

根尾く〜ん、タスケテ〜
8連敗中のちうにちハァンの願いは切実です。

\横浜優勝/
戸柱ユニを着た横浜ハァンは、キャッチャーマスクをかぶって滝にはいってます。ビールかけでも見たアレです。どう見てもおかしな風貌ですが、滝はなんでも受け入れてくれます。

連敗脱出!
グッチ、戻ってきて!!
あきおを試合で見たい!!!

こんなことを叫んでいた気がします。
元体育会系部活で鍛えた声量はさすがと、隣のちうにちハァンに褒められましたが、あとから動画で確認したら何一つ聞こえませんでした。
滝の轟音、おそるべし。

滝から抜け、持ってきたものを片手に下る帰り道。

前を歩く柳ユニのちうにちハァンと戸柱ユニの横浜ハァンと、多少の距離をあけながら、

あ、また来てもいいかな

そう思えるほどに、広がった夏空は目に青く、アタマからは日頃の鬱積が抜け切っていたのでした。


ヤクルトの盛り塩になりたい。

なれなかったら…そうね、次は護摩行やね。
ユニ着て護摩行。できるやろか🤔

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