家にクモが出た話
朝 目が覚めたら目の前にクモがいました
冗談抜きで、私の手のひらと同じくらいの大きさ。
成人女性の手のひらと同じ――それ日本にいて大丈夫なやつなの――?
私はクモをやっつけたことがありません。
大人しいのでこわくないし、特に危害もないからです。
何をするのが最善か分からないまま、寝起きで正常な判断ができていない私はそのまま仕度を進め、結局何もせず出勤。
電車の中で、どうしよう…とぼんやり思いながらふと周りの乗客を見る。
今ここにいる人たちは私の家にギネス級のクモがいること知らないんだよな~と思うと不思議な気持ちになりました。
人って何を抱えてるか分かりませんね。私は家に馬鹿でかいクモを抱えています。
ただ、さすがに我慢できなくて会社に着いてすぐ同僚に共有しました。
お前その状態のまま家出たの――?の顔してて面白かったです。
―――さあ、8時間の業務も終わり帰宅。あのクモはまだいるだろうか。
勝手に入ってきたんだし勝手に出て行っているのでは?と淡い期待を抱きながらリビングの電気をつける。
おるなよ
しかし、ちょうど彼はカーテンの近くにいたので、そのまま窓をあけて逃がしました。意外とあっさりしたお別れでよかったです。
もう二度と来ないでくれよ!!
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