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1ヶ月目、終了!

8月の終わりから
学校に行き始めて1ヶ月半が経った。
あっという間だ!恐ろしい。

この1ヶ月は
この日本人はこういう
体制で体育をやるのか!
ってことを子どもたちに
わかってもらえるように、
丁寧に進めるように心がけた。

①並び順を決めて名前を控える

何をするにしても、
みんなとっても意欲的で、
私が!私が!私がやるー!
って人に譲ることを知らないので
結果、統制が取れなくて、
何も出来ないことに
気付きました。
(私の力不足は大いにあります)

初めはちょっと
窮屈かもしれないけど、
子どもたちを4列に並ばせて、
毎週ここに来てね!って約束しました。

次の週からは、
自分たちで並べるように
なっていて感動。
もう、伸びしろがすごすぎるんだが!

こうすることによって
全員が運動できる機会を
与えられるようになった!

この列にも作戦があり、、、
日本だったら、
1列目2列目と列に名前をつけて、
その列に優劣がないことは
分かりきっているけど、

この子たちに、1列目2列目と
名前をつけると
みんな1列目を熱望するのです。
どうしてもみんな
1列目がいいらしい!

列に番号をつけないので、
それぞれの列に

・ワルデ(お花) 列さん
・シャムス(太陽) 列さん
・ファラーシェ(蝶々) 列さん
・ナジュメ(星) 列さん

となんともアラブらしい命名を!

これは同じ学校で働く先生の
アイデアを頂戴しました。
素敵な方法!
子どもたちも列に
名前をつけてもらって嬉しそう。

私も
“ワルデさんおいでー!”
”ファラーシェさんどこー!“
って列ごとに動かせるのでとってもいいです。

ワルデさんおいでー!の場面です。

②フラフープジャンプ

フラフープを9つ置いて跳びます。
これ、ルールが3つ。

・自分の前の人が最後まで跳んだら、自分が跳び始める。[待つ]
・ゴールで私とハイタッチをする[私が一人一人の顔を見て褒める]
・待っているみんなは手拍子で盛り上げる[仲間を応援する]

と、フラフープを跳ぶ本人と、
周りの仲間にも役割を
与えてみました。

1ヶ月間これを繰り返しやっていたら
きちんと待てるようになった!
友達が頑張る姿を応援できるようになった!
大きな成果です、、、


ただし、私が自分自身に問い続けなければいけない問題はここからです。

たしかに、日本で生きていくには
“待つ”という行為は大切かもしれないし
褒められることかもしれない。

でも、ヨルダンで生きていくために、
“待つ”ってことはこの子たちにとって
必要なスキルだろうか、

日本で生きてきた自分の価値観に
縛られてはいないだろうか?

これが良いか悪いかは
一概には言えないと思うし
もっとヨルダンのことを
知らなければ見えてこない
結論だと思う。

自分のやってること全てが
子どもたちの為になってると
思ってはいけないですね。

自分を信じつつ、
疑うことも忘れずに。

色んな側面から。
生徒たちに、私だから
渡せるものを提供して
共有したい!

あ、授業の〆は
チキチキバンバンを
踊って終わります!

もう子どもたちは
日本語のチキチキバンバン
歌えてる!学習能力!拍手!

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