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SixTONESと悲恋ソングの親和性について

SixTONESには悲恋ソングが似合う。
かねてよりそう思ってきました。
ここでSixTONESの切ないラブソングをまとめて紹介したいと思います。
今回も勢いと個人的主観に溢れておりますが、何卒ご容赦を。


Gum Tape

同棲カップルの切ない別れを描いた一曲。
付き合い始めてそれなりに時が経ち、デートがマンネリ化してきたところで、少し空気を変えてみようと軽い気持ちで不動産屋に立ち寄ったことから同棲を始める二人。

まだ覚えてる

「Gum Tape」より

このフレーズは曲中に何度も出てくるけれど、歌うメンバーによって印象が全然違う。
日暮れの窓を見つめ、思い出すことさえつらいと感じさせる樹に対して、慎ちゃんはそんな過去すらも愛おしく思い出しているように感じる。

明日もその明日もまた書き足していこう

「Gum Tape」より

最初はすべてが新鮮で輝いて見えるけれど、段々暮らしていくうちに相手の嫌な部分が見え始めたりして、人と一緒に住むってどんなに仲が良くても大変なんだよね。
この二人も例外じゃなかった。
「ぶつかることに愛を感じていた」のは、彼だけだった。
それがまず、独りよがりでとても悲しい。
彼女に「もうやめませんか」と言われるまで、ひび割れていく生活すらこの先も一緒にいる為に乗り越える試練だと思っていた節があるんだもん、この彼。
ここのパートを髙地が歌ってるのが罪深くていいよね~~!(真っ赤な噓でのパート割然り)

僕らを繋いでいたものは糸よりも脆いGum Tape

「Gum Tape」より

「糸」というワードはラブソングの定番ですよね、でもこの二人の絆は糸ですらなく、引っ越しの時に使用したガムテープのように脆いものだった。ガムテープってすぐ手で切れちゃうし、替えが利くものだよね……つら……

「きっとこれでいいんだろう」この時間今頃君は…君は…誰かと荷物を待ってる

「Gum Tape」より

京本大我の歌声がつらさが畳みかけてくる!彼女には他の大切な誰かが出来てしまったんだね……それを「きっとこれでいいんだろう」と言い聞かせる切なさ……情けなさ……
そして、終盤で『君は…君は…誰かに上書きされてく』とジェスのパートが来る……この「誰かに上書きされてく」ってフレーズがあまりに残酷な響きかつ誰かと別れる上で受け入れざるを得ない現実を突き付けられてグッとくるところ。

僕に残された世界は温もりだけが残る部屋

「Gum Tape」より

ここの掠れるような樹の少し高い歌声が好きすぎる。何度聴いてもいい。
『これでお互い自由に』という最後のフレーズ、前向きなようにも聞こえるけれど、彼だけはこの先も二人で過ごした部屋に囚われ続けるような失恋の重さを感じてしまう。
(Gum Tape好きすぎて1曲目なのにもう1000文字以上書いてしまった……反省……)

Cassette Tape

ほぼ英語の歌詞で構成されたこの曲は、沼落ちする前の私がSixTONESの曲っていいなぁ~と気付いたきっかけでもあります。
ストはジェスだけじゃなく、5人の英語の発音も綺麗なので、違和感感じることなく聴けるところがとても素晴らしい。大好き!
そして、スト悲恋Tapeシリーズと勝手に呼んでる。
本作は、まるでカセットテープのように時を巻き戻せたらいいのに、と別れを一人後悔する失恋ソング。
がっつりカセットテープ世代じゃないSixTONESが、この歌詞を歌っているのもまたいいんですよね。

All the good things that you said Repeat in my head like cassette tapes Wish I could rewind all of the good times

「Cassette Tape」より

ジェスの柔らかな歌声から始まる時点で既に切なさがこみ上げて泣きそうになるよね……ジェスとバラードのマリアージュ、いついかなる時も心に沁みる。

Damn, it hurts so bad I'm not breathin' You got the air that you needed 君がいない部屋は so lonely One mistake but one was just too many yeah

「Cassette Tape」より

樹の英語歌詞の歌い方、歌声、一生愛せる。一生分のらびゅ~を捧ぐ。
またこの人愛し方間違えてる(※Sorry然り)し、髙地は髙地で「君がいない部屋は so lonely」ってまた一人部屋に取り残されてるし!

どうしても消せはしない 君の香りとsmile

「Cassette Tape」より

ここの慎ちゃんの声良すぎ。
一曲のうちに絶対1フレーズ爪痕残す男、森本慎太郎。
死ぬ時耳に残るのは、慎ちゃんの声がいい。

あの日まで巻き戻して cassette tapes

「Cassette Tape」より

サビで悲恋の申し子・松村北斗が頭角を現すよーーー!!
京本大我の高音が唯一無二であるように、北斗の低音もまた唯一無二なんだ……尊い……となるのが『'Cause you're not with me Now I'm singing on my own いつか君に love song 届くように Yeah』のきょもほくね……!ありがとう!ブラボー!
時を巻き戻すことも、やり取りを上書きすることも出来ないことは分かっている。
僕が全部間違っていたんだよね、いつか思い出して笑える日が来るんだろうか、今はとてもじゃないけど無理だね、なんて相手が好きだったラブソングを一人歌うSixTONES、抱き締めたい……!

セピア

SixTONESあるある、シングルのカップリング曲が神曲。
いつかシングルカップリング曲だけ集めたアルバム出してくれないかな……
悲恋ソングに欠かせないワード「写真」……これもまた一人取り残された彼が幸せな二人の過去を振り返る悲恋です。

君を探せる場所が過去にしかないのなら
二度と目を逸らさずに

「セピア」より

セピアの中で一番好きなフレーズ。
君を探せる場所が過去にしかないってあまりに切なすぎない……?(セピアは離別カプ好き女からしたら、イメソンとしての凡庸性が高すぎるところも最強)
もう今も未来にも自分の傍に彼女は居ないんだって分かってるんだよ……全部忘れたいのに覚えてもいたいという矛盾。

内緒で撮った君の寝顔を 一人部屋で抱きしめたら
言えなかった言葉の数々が蘇るんだ まだ

「セピア」より

メンバーの寝顔撮りがちSixTONESによって一気に解像度が上がるフレーズ。
ここのパートがしんじゅりなのさいこ~~!!!
写真フォルダをスクロールして、あの時ああ言えば良かった、こうすれば今頃、って一人後悔の念に苛まれる田中樹と森本慎太郎!!!ありがとう~~~!!!!

君がいない時間を 未来とは呼べなくて
でも時が進むなら

「セピア」より

ゆごほくからの慎ちゃん!
低音から高音に移り変わっていく声のグラデーションが最高。
セピアは、他の悲恋ソングより少しだけ前に進もうという光が見えてる気がすると思ったけど『何千枚 どれも 僕だけの君の全てで』って結局激重感情ソングなんだよね……いいよいいよ……👏👏👏

Call me

「Call me」嫌いなオタクおらんやろ。
彼女には好きな相手が他にいると分かっているけど傷つく彼女を放ってはおけない、自分にしておけばいいのに!
そんな少女漫画的展開をSixTONESが歌ってくれる!
一万年と二千年前から愛してる!大歓喜!詳しくは過去の記事にて。

Tu-tu-lu

最新失恋ソング。これもまた彼女が出て行った部屋で一人想い馳せるSixTONES。今までと違うのは、少し彼女に対して八つ当たり気味なんだよね。強がりなんですけど。

ほら、永遠なんて初めてから信じてはないけど
なんで僕は未だに君だけを また今夜も

「Tu-tu-lu」より

SixTONESの太陽、ジェスにここのフレーズを歌わせるという大罪!!!!でも「永遠なんてない」って誰よりもジェスが一番分かっていそうな気もしていて、ヒュンとなります。
ジェスの柔らかな歌声の後に北斗の低音が来ると安心感あるね。

もしもう一度だけさ あの頃に戻れるとしたら
無駄なプライドなんてもう捨てて 
君を二度と離さないと約束する 今度こそ
そんな事ばっか考えちゃってさ 結局また一人歌ってんだ

「Tu-tu-lu」より

田中樹天才~~~!!!!
私、悲恋ソングで弱気になってたられば話する田中樹大好き~~~!!!
これは余談だけど、PLAYLISTの薄レンズサングラスの樹インテリみあって最高最強の顔面してるよね。好きオブ好き。優勝。

Sorry

番外編。
田中樹のソロ「Sorry」は最高なので全人類聴いて。

強いビジュアルとハードなパフォーマンスがSixTONESの魅力として挙げられますが、バラードも、メンバーの歌声の個性や歌唱力の高さがより際立って最高にエモいので、いつかオーケストラ引き連れてライブツアーやって欲しいなって願ってます。
お願い~~~!!!偉い人~~~~!!!!





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