メビウスの輪

「物事は全て二面性があるんだ」

「短所が裏がえせば長所になるように?」

「そうそう。同じ人物でもAさんから見た評価とBさんから見た評価が違うことがあるよね?」

「受け取る相手によっても違ってくるってことだね」

「そうだね。親密度や自分に対する恩恵やその他諸々の損得や何かで判断する事もあるだろうし、そのどちらが正しいって事でもないと思うんだ」

「なるほどね」

「全ての伝聞は客観的にはなり得ないんだよ。誰もが主観というフィルターで物事を見て考えて判断を下す」

「それじゃあ、物事は常に不公平で理不尽だという事?」

「そうなるね」

「そうすると自分の主張を振りかざすのは暴力に等しくなるね」

「まあ、時と場合によっては」

※オチは浮かばないのですが、ひとまずこのままアップします

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