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たぶん、コロナ日記(その1)

1日目
どうにも頭が痛い。軽い咳も出て、微熱がある。
ちょうど台風が来ていた。
そうだ、気圧のせいか、と納得していた。 
今日は休みだし、家でゴロゴロしていよう、と思ったのだが、なぜかトイレ掃除やら、普段やらないところの掃除やら、張り切って取り掛かる。

2日目
頭痛はまだ続いている。台風は通過したのに。
起床後の検温では37.1。職場ルールで37度を超えたら出勤できない。
電話してその旨伝えると、「明日は休まれたら困るんだよね」と本音がチラリ。
解熱後数日は出勤できないのもルール。
ゴメンなさい。
とりあえず、感染症コールセンターに電話して、最寄りの病院を紹介してもらう。
電車とかバスとか乗ってはいけないので、徒歩で行ける場所を調べてもらう。
事前に予約してから行くように言われ、電話すると、「症状が出てすぐは検査しても反応でないから、市販の風邪薬飲んで2、3日様子みて、それでも治らなかったらまた連絡して」と、言われた。

3日目
熱は上がったり下がったり。
食欲はあるけれど、食料がない。
喉が痛いのに、スパイスカレーラーメンなどを食し、むせる。
とにかく頭が痛いのと、汗がすごい。熱は最高で37.8度。
しかし、紹介された病院は、今日は休みなのでどうすることも出来ない。
ひたすら寝て起きて、腰が痛い。

4日目←イマココ
夜中に平熱になり、あれ?やっぱり風邪?と思いきや、頭痛がしてきて37.4度。
病院の開院時間を待って、電話をする。
「いつからだっけ?症状変わらないの?検査するしかないか」
などと言われ、受付の人とのやり取りに変わるも、電話が遠いらしく「ハアッ?」などという応答をされ、キレかかる。
ひとまず予約した時間に向かう。問診で症状を伝えると、「あー、もう間違いなさそうだね」と言われ、「ワクチン打ってても、感染しないってわけじゃないから。かかる時はかかるんだよ」とにこやかに言われる。
そしてついに、検査をすることに。試験管みたいなのに唾液を溜めるのだけれど、なかなか出ないので、美味しそうなステーキや、寿司などを思い浮かべるが、やはり、梅干しがいちばんだと言う結果に。
集めた唾液は、厳重に封をされ、検査機関に送られるようだ。
「結果は明日以降です。それまで症状辛いだろうからお薬出しときます。ま、コロナだとして、ゆっくりできると思えばいいじゃない。必ず重症化するってわけじゃないんだし」
ポジティブに言われ、病院を後にする。


たぶん、続く。

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