14.オーディションを増やすには。

今回はね、サラリーマンの知識を活かし、
真面目なnoteにしてみますね。
それで少し専門的なお話になるので、
退屈しちゃった人は、いいねだけ押して
退出してくださいね笑

1.オーディションは増やせる

「オーディションの数を増やしたい。」
それはモデルに限らず、俳優さんなどの芸能に関係する職業に就く方々は思った事があり、
尚且つ一度や二度ではないはずだ。

そして思うはずである。
「オーディションを増やすことは可能か?」
ということ。

私が思うに、可能である。

2.前提

《前提条件》
・事務所に所属しているモデル。
・あくまで私の考察である。
・コンポジットカード(モデルの名刺みたいなもの)とBOOK(自分の写真集)は既に持っていることとする。

3.仕組み

図①

図①が大まかなモデル業界での流れ。

キャスティングの連絡を、モデル事務所から受けたモデルは、その時に指定された会場に行き、オーディションを受ける。
その結果はモデル事務所へ通達され、
合格の時のみ、モデルへ本番の日程等の連絡がある。

I. キャスティング

モデルはコンポジットカードを持ち、会場に行き、提出する。
その後、クライアント等の指示に従い、
数歩のウォーキングや、コンポジットカードを持ち壁際で写真を撮られる(ポラロイド)を行う。

『キャスティングの種類』
a.オープンキャスティング
 事務所内のマネージャーが、所属している
 モデルを選考し、キャスティングへ送り出す
 クライアント等は、アジア人や長髪等で
 ある程度特徴を絞り、事務所に連絡している
 ことがある。
b.リクエスト
 モデル事務所のホームページ上にあるモデル
 の写真を見て、直接呼ぶ。
 もしくは、モデル事務所がクライアント等に
 提示したモデルの宣材写真を確認し、
 指定する。

その他いくつかあるが今回は割愛。
併せて、私がまだ知らない可能性もあるため、
有識者の方々はご容赦ください。

II.フッティング

クライアント等が用意した衣装を着て本番に臨むことが基本的であり、その時の衣装を着る。
前段でのウォーキング等の次のステージとも言える。
それは別日に行われることもあり、もちろんフッティングまでいっても落ちることはある。
ブランドの服を着れるのだから、もうそこで楽しいと私は思ってしまう。

Ⅲ.コンファーム

上記Ⅰ-Ⅱを突破した時、「confirm」という言葉でマネージャーから伝えられることが多い。
仕事の日程や時間、場所などの詳細が書かれている。
直前に延期やキャンセルをされることもある、らしい。
とんでもない業界。

Ⅳ.仕事

まぁ、仕事はその仕事により様々である。
ショーをするのか、撮影をするのか、
動画を撮るのか。
指示された内容に沿って動く。

ざっくりと仕組みに触れてきた。
では、私たち新人は、何を改善すべきか。

4.改善点①

「写真を見直せっ!」

先ほどの仕組みにより、モデルに必要なものはある程度並べた。
 ・コンポジットカード
 ・BOOK
 ・見た目の雰囲気
  (これはあってないようなもん)

そしてクライアント等が、初めてそのモデルを知るタイミング。
それは大きく3つあると考えている。
 ・事務所ホームページを見た時
 ・キャスティング会場に行った時
 ・モデルが持ってきたコンポジットを見た時
 ・仕事をした時の露出

人間の第一印象はなかなか覆らないと聞いたことがある。
つまり、最初がめちゃくちゃ大切。

相手にどんな印象を与え、仕事をした時のことを想定させる。
ここまでくれば受かったも同然!

その手法は、、、。

写真だ。

モデルは写真で語れなと意味がない。
どれだけ素敵なポテンシャルを持っていようが、
持っている写真がゴミカスならば、そもそもキャスティング会場にすら行けない可能性がある。
何故ならば、
クライアント等がモデルを知るタイミングは、直接会う時以外は全て写真だからだ。

では闇雲に良い写真を集めたら良いか?
そんなこともないと考える。

SSRのレアカードを10枚持っているくせに、
対戦したらザコいやつ。
SSRは5枚しかないが、他カードとの組合せが良く、強いやつ。

コンポジットカードもBOOKも、戦略を含む。

見せるべきか、見せないべきか。
配置は?構成は?何枚にするか?などなど。
考えれば考えるほど、奥が深い。

5.改善点②

「自信をつけよう!」

では、写真は前よりは良くなった、と仮定して、改善点②へ進む。
次のステップは、確率を上げること

キャスティング自体の数は増えた!
けれども、受からず、仕事をしていない。

数打ちゃ当たるでも悪くはないと思うが、それじゃ効率は悪くないか??

「写真は良く見えるけれども、
 直接見たらそうでもないなぁ。」

その人は、カメラマンや、ヘアメイクやロケーション、などたくさんの自分以外の要因が加わり、よく見えているだけで、
本人はそのレベルに至っていない。
だから他人から見られた時に、写真よりも劣ると思われる。
そうなれば落ちるのは当然。

ただ、自分の写真より見劣りしない人もいる。
こういった人は、写真のレベルと自分のレベルが同じくらいのだから、他人から見た時に、
自分より見劣りしない。

こういう人の特徴は、
何故か、大きく見え、自信があるように見え、
自然体で、リラックスしているかのよう。
というような特徴を今まで感じてきた。

この現象は、迷信かもしれない。
だから改善策としては不適切かもしれない。
だが、全員が知っているもの。
オーラ」である。

ただ、オーラは出そうと思って出るものでもないし、
それなりの経験をしないと得られないものでもあるだろう。
新人が「オーラを出したいです!
私はこれをお門違いだと言いたい。

出そうと思って出したオーラなんてものは付け焼き刃でしかないし、
あるかどうかもわからないものに縋るよりは、
確実性のあるものを強化すべきだと思うから。

ただ、オーラは存在する。
だがそのうち身につくかもしれない、
そのくらいの感覚でいて、期待はしない。

しかし、精神状態は少なからず外見要因に影響を及ぼす。
そのため、この魔法の言葉を胸に刻み、
オーラや落ち着きが出るのを待ちましょう。
「おれはおれ、あいつはあいつ。」

6.改善点③

「リピート絶対逃すべからず!」

良い写真を揃え、自分の写真に見劣りすることなく、自分の実力がついてきた時、
本当に不思議だが、自然と受かりやすくなると感じる。
いくつかの仕事に呼ばれるようになったら次の段階、というより、仕事を獲ったら全て逃さない気持ちで臨むべきである。

現場で良い仕事をして、気を利かせて動き、
コミュニケーションを積極的にとる。
それはクライアントからモデルまで全て。

相手に
「あのアジアハゲ、良いやつだったよな、
 また使いたいな〜」
「このコンセプトなら、この前いたアイツ
 合うんじゃねえか?呼んでみよう」
と思わせたら、勝ち。

それでも落ちることはある。
ただ、呼ばれた時点で、他のモデルより優位な位置でキャスティングをスタート出来るのは事実。

モデル業界は供給が超過多であるため、
そもそも見つけてもらえない、覚えてもらえない、それじゃあ論外だと思う。
せっかくチャンスを掴んだのなら、次に広める努力をすべき。

7.改善点④

自分のキャラと需要を擦り合わせるべし!

いくつかのキャスティングを受け、仕事をするようになった時、分かる。

事務所は、おれにこーゆー仕事させたいのかな?
こーゆー仕事なら、おれ楽に取れるな。
何回キャスティング会場で他のモデルを観て、
こいつとキャラ被ってるのなら、アイツは他人からどう見えて、おれはどう写ってるのか。

そんな具合に、自分のキャラを練り直す。
大幅なキャラ変更は、本末転倒であり、
今まで築いたものを全て台無しにしかねない。

ここまでずっと芽が出ずに困ってる。
その場合であれば、大幅な変更はアリだとは思うが、今回は、上記①〜③は全て成功していると仮定する。

自分のキャラがブレない範囲内で、需要に寄せに行くことが大切だと思う。

例えば、
・私はスリムな衣装の時が多い。
 だから、着膨れはせずにもう少し絞って
 みようかな。
・マネージャーは髪の毛が少し長かった時期
 の写真をよく選び、
 クライアントはBOOKを観る時に、比較的
 長く観ている印象がある。
 だから髪の毛を少し伸ばしてみるか。
・上半身を脱ぐ撮影が多いから
 もう少し美しく見えるように絞るか。

仮説を立てて、実験をする。
ある程度の結果を考察し、また仮説を立てる。
そのようにして、需要とキャラを一致させていく。

この作業が、唯一無二で、なのに需要から逸脱していない自分を作る大切作業だと思う。

8.まとめ

オーディションは増やせる!
私はポテンシャルや運ももちろんあるだろうが
同時期に始めたモデル仲間に比べ、私は3本以上キャスティングが多い。

これは少しでも進もう、何かを変えようとした
結果が現れているのではないかと思う。

今すぐに売れること、明日起きたらたくさんキャスティングが!
そんなことは100%あり得ない。
だからこそ、毎日少しずつでも進んで、振り返ったときに、雲泥の差があると感じるのかもしれない。

日々大切にして、というか、この海外挑戦中に大切にしようと思ったことを添えて終える。
それは、

「自分がした行動は必ず
 説明ができなければならない。
 行動には必ず”意思”がある。
 なんとなく、それにもなんとなくを
 弾き出した経験や意思が存在するはずだ。
 だからなんとなくなんか無い。
 自分の行動に説明ができれば修正が効くし、
 他人の考えも理解できる。」

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