一ノ関 晏由美

【自己表現活動家】 書く人+描く人+撮る人+踊る人=自己表現活動家。 HPはコチラhttp://kiccoudo.jimdo.com/

何も代わり映えはしないけれど、いろんな形で日々は進み、そうして人もまた変化してゆく
ひとつの経験から枝葉が別れ、みるみるうちに成長する

成長の速度は人それぞれなれど、日が昇り来ればまた一日の経験を積み重ねる

世の理とはそういうモノ
生きてこそなり得るモノ

あるがままが美しい

全て洗い流して、全ての気持ちを断ってみようか。精心を整えて、深呼吸の日々を送ってみよう。

追わず、求めず、望まず、果たさず、ただ生きるのみ。

謝罪

少女の頃、登校中に
眼の前の景色が歪んで見えた
路上に植えられた木々や草花
僅か遠くに見える山々が
燃えながら 歪んでいる
その風景が記憶の隅々にまで広がって
教室から見える校内に植えられた
ひょろりと立っている木に
ただただ、眺めながら
ごめんなさいと、謝罪した

また、ある日の登校中に
道端に横たわる小鳥を見つけた
少女は駆け寄ってみたが
小鳥は既に硬直し、石のように
固く、冷たかった
持って

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狂人の最期

一度、刺してしまえば
あとは何度も繰り返し
繰り返し刺し込むコトは
然程のコトもなかった

一度の傷口では許されない
その傷口から吐き出てくる
白い煙を出し切るには
無数の傷が必要なのだ

誰しもが
傷ついたと言う
その償いを
この体内を貪る白い煙を
追い出すために
これ以上の被害者を出すわけにはいかない

短剣でこの時間を止めるには
どれくらい刺し続ければいいだろう
白い煙がきっと誰かを
癒やし

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避けて通れぬ齢道

ある日の午後 それは突然やってきた
自分には考えられない出来事のようだった
もっと遥か遠くにあって、いつかという日になって
ようやく自分に訪れるモノだと思っていた

いつものようにこの手があり
いつものようにこの足があり
いつものようにこの声がある

全てがいつものようでいて
まるで別世界に取り残されたようだ

公園のベンチに腰掛け
昼間の強い太陽に目をやると
やはり、こちらを見るなとばかりに

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命を名乗れ

糞、馬鹿に阿呆、刺す、殺す
そんな言葉には無反応で
死にたいって呟きひとつに
まるで過剰アレルギー

死にたいだとか消えたいだとか
本心なんだよ
半分くらいは嘘だけどね

死にたい病はたまにやって来るんだ
突然、何の音沙汰も無く
それは僕のせいじゃないし
君でもない
時代のせいでもないし
過去のせいでもない

誰しもが抱えている心の重みが
ある日突然10倍に膨れ上がる

恐怖、諦め

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