見出し画像

ただ、楽しむ

「ただ、楽しめばいいだけ」

先日、ある人とのやりとりの中で、私に投げかけられた言葉。
ポカンとして、呆気にとられている私がいた。

「!?」
「へ。。??」
「ただそれだけでいいの???」

「うん、それだけでいい」
「結果は後からついてくる」

忘れかけていたことが、
大事にしていたことだったのに、
いつの間にか忘れてしまっていたことが、
その一言でありありと思い出されて、
一瞬頭が真っ白になったほど。


そう、初めはワクワクとした気持ちから出発していたことだった。

なのに、良くも悪くも必死さがどんどん出てきてしまって、自分で自分をアップアップにさせていたのだった。

家のこと、子供のこと、仕事のこと、子ども会のこと、そして自分の好きな英語学習や、試験の勉強、そのほかには日本語や英語の読書、海外のニュースのリスニングなどなど。。

いつも、どれも全力疾走しすぎていて、いつぶっ倒れてもおかしくないほど自分を追い込んでいて、毎日フラフラだったこの頃。

この続け方ではカラダがもたない。。。

そう感じて、ある人に話をしていたやりとりの中で、その言葉が出てきたわけだが。

そんなことは基本中の基本なのだが、自分のことをマネジメントできないフラストレーションを抱えていた私には、ハッと我に還るようなそんな感覚がした。

「頑張りすぎです」
「このあなたも、このあなたも、
 もの凄いんです」

その言葉は、
本来なら私から私へかけてあげる言葉。

忘れていた。日々の忙殺に追われ(というか、勝手に自分でそうしていた)、余白さえもタスクだらけにしていた。

やってもやっても、焦りは消えず、むしろ焦燥感が増してくばかりだった。

なんだかフッと力が一瞬にして抜けていくのを感じて、泣きたいような、笑いたいような、そんな感覚になっていた。

基本に立ち返る

そう、それは「楽しむこと」だったな。
そう、軽やかに。

その日の終わり、
私はその人にこう伝えた。

「 ”軽やか” ですね」

その人は最後にこう付け加えてくれた。


「今日のこの一連の話は、その言葉が全てを語ってくれていますね。」

爽やかに
とても爽やかな風が
私の中に吹いた気がしていた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?