躍動感に溢れた人々をみてると、
胸が高鳴り、心が震える。

身体の細胞全てが目を覚まし、
いてもたってもいられない衝動とでも言おうか。


昨日、とある公園にて
偶然野外ステージが行われていた。

一般や大学生などのチームが
アカペラを披露していて、

ふらっと1人立ち寄った私は、
ベンチに腰掛け、周りの観客と共に
その歌声を聴いていた。

そこに座るや否や、
すぐさま私の心を魅了し、
なんとも言えない高揚感に襲われた。

ステージ上で、
それぞれのパートを奏で、
皆で一つの音楽を作りあげているその姿。

一人一人が、
本当にキラキラと輝いてみえた。

もしかしたら、この人たちも
ステージ上で緊張しているかもしれないよね…。
なんて思いながら眺めていた。

でも
そんなことは微塵も感じさせず、
各々が本当に楽しそうに、
表情豊かに躍動していた。

そんな姿をみていると、
私もこんな風に生きたいと、
いつも胸が熱くなる。

全身で生きることを楽しんでいる姿。

それは
私に勇気と生きる力を与えてくれる。

思春期頃からかな、
傷つかないようなるべく目立たないように
と思うようになって、
ずーっと自分を出さないように、
無難にとでも言おうか、
そんな風に生きてきたところがある。

自分が何をやりたいのかさえ
わからないまま。

だからか、
そういう命の鼓動というか、
躍動感に溢れる人々を目の当たりにすると、
全身がうずくような、そんな衝動が走るのだ。

年齢なんて
おそらく関係ない。

どの年代であっても、
心から楽しんでいたり、
一生懸命な姿というのは、
内側から光り輝くものを感じる。

今日もまた、
私の中に新風が吹いたような、
魂が震えるかのような、

そんなトキメキを感じた瞬間だった。