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六本木のお手軽中華「52」

あゆミシュランと称して美味しいお店を紹介するコーナー。

今日は、六本木にある中華料理屋さん。

土地柄なのか、ランチ営業はなく、ディナーから明け方5:00まで営業している。
2軒目に訪れるにもぴったりなお店。

何を食べても美味しいお店

場所は、六本木のミッドタウンそば。

お店の名前は「52」。

はじめてだったら絶対分からない。

入り口に看板はなく、木製の扉が一枚。

恐る恐る扉を開けると、

お客さんで賑わうお店がそこにある。

まずは、生。

カウンター席の目の前にはピカピカのサーバーが並び、

そそられてしまった。

メニューのデザインはユニークで大人な雰囲気。

まずは、香菜のサラダといこう。

特別、他のレストランと違いがあるわけではないけれど、

香菜好きな私は決まって注文するメニュー。

言い忘れたが、

「52」の名物といえば餃子。

まずは、焼餃子。

初回ほどの感動はなかったものの、安定感のあるお味。
いつもながらに、箸がすすむ。

ココは、あんが美味しい。
肉汁を感じる。

そして、皮も美味しい。
しっかりとした厚みと存在感がある。

よく餃子の名店と言われるお店でも、
あんと皮の両方が美味しいお店って意外と少ない。

こういうお店は貴重である。

次に、水餃子。

実は「52」で水餃子を食べるのは初めて。

肉汁溢れるこの餃子はかなり美味しかった。

ゴマベースのタレと、
醤油ベースの甘みのタレ、
そして餃子の上にのったモヤシがまたいい。

ペロリといけちゃう美味しさ。

焼餃子よりも水餃子の方が、
より溢れ出る肉汁を感じられる。

ここで一言。

肉汁が売りの餃子屋さんは、
ハナから肉汁だけを意識して
餃子を作っていると思うんだ。

ココのは違う。あくまで私の見解だけど、
肉汁は副産物的なもので
餃子の全体的なバランスをまず考えてから
作られている気がする。

だから、イヤミな感じの肉汁たっぷり感ではなく、自然な感じ。
肉汁が餃子を邪魔してない。

私としては、断然水餃子推し。

いや、でも、
まずは試しにどちらも食べてもらいたい。

どちらも完成度は高い。

そして、ついもう一皿頼んでしまいそうだが餃子以外も美味しいお店なので、ここは我慢。


続いて、青菜木耳玉子炒め。

味にインパクトがあるわけではないんだけど、普通の中華料理屋さんで食べるより美味しい。

ちょっと玉子が固めだったのが、残念な点。

本当は、ふわっとした玉子とそれを包むアンと一緒に食べたい。

ただ、「試しに、また次回頼んでみよう」と思えるのは

全体として味に安定感のあるお店だから。


お次は、油淋鶏。

鶏もカラッと揚がっているし、タレもまずまず。

上に野菜を載せちゃう辺りがオシャレだなと感じさせる。
男性ふたりで営業されているのだけど、こういうところにセンスを感じる。

コレは女性ウケするな。

そうそう、このお店、

レモンサワーがよく出る。

カウンターの目の前で作っているんだけど、生のレモンをくーっと絞って作る光景。
そして、流れてくるレモンのフレッシュな香りに、思わず私も頼んでしまった。

コレがお店の戦法通りだとしたら、悔しい。

人生初めてのレモンサワーなので比較は出来ないが、
たぶん普通に美味しい。
レモンの新鮮さが伝わる味だ。

でも正直、私にはお酒というよりジュースに近い。

さて、もう少し何か食べたいな〜というところで、シュウマイを頼んでみた。

餃子が美味しいとあって
点心系は美味しいだろうと期待したが、

やっぱり餃子の方がオススメ。

ただ、平均以上の美味しいシュウマイは食べられる。
マズイわけではないが、期待以上ではなかった辺りが残念ポイント。

お次に、本当は水煮牛肉を食べたかったんだが、

「うちで一番辛いですよ?」

の言葉にビビってやめてしまった。


代わりに、辛いホルモン。

いやー、辛い。
水煮牛肉を頼まないでホッとした。

ただ、私、辛さへの耐性はないので、ソコソコの辛さだと思ってほしい。

しかし、このモツは美味しかった。

モツ炒めとなると大したレベルのモツが使われてないことが多いけれど、ここのはモツ鍋にも使えるレベルの柔らかいモツだった。

さて、そろそろシメにいこう。

しかし、シメはメニューに書いておらず、

ぜひお店の人に尋ねてほしい。

たしか、炒飯・担々麺・麻婆豆腐と他にもあった気がする。

前回は担々麺をいただいた。

ちなみに、「52」の料理人お二人は以前「希須林」で働いていたらしい。(こちらも昔はよく通った)
希須林の担々麺も有名である。

さて、今日は麻婆豆腐にしてみた。

熱々の鍋で出てくるとテンションが上がる。

やっぱり、ココはセンスがいい。
こてこて中華ではないのは明らか。

辛めではあるものの、

つい、ごはんと一緒に食べ進めてしまう。

そういえば、
先日来店した時にはお隣に政治家?の方がおられた。

どうやら常連らしく、土地柄そんな人もふらっと訪れるようだ。

男性ふたりで営業しており、

ちょっと愛想ない感じもするが
それでもぜひオススメしたいお店。


まとめ。

「52」さんはセンスがいい。

味も器も、お店の作りも、

全体として統一感があって、

モダンでオシャレな中華。

それでいてカジュアルに楽しめる。

非常に使い勝手がいい。

だから本当は教えたくない、

普段使いのお店である。


「52」さん、ごちそうさまでした。


52

03-3402-0052
東京都港区六本木4-6-4 第5一越ビル 2F
アクセス:六本木駅から徒歩4分
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13150543

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