頭のメモリを喰う

放ったらかしにしているものってないだろうか。

放ったらかしにしている、というよりは後回しにして放置しているという方が正しいだろうか。


「ああ、あれやらなきゃなあ」「これやらなきゃなあ」と思いつつも後回しにして放置しているものたち。それは仕事かもしれないし家の掃除かもしれないし、自分がやりたいことかもしれない。幅は広いけれど誰もが後回しにして放置した経験はあるのではないかと思う。




その放置したものは意外と意識のメモリを喰らい尽くしてくる。


自分では後回しにしているくらい優先順位が低いものだから大事だとは思っていない。むしろどうでもいいことの方が多かったりする。でもふとした瞬間にそれは思い出される。そうしてまた頭の片隅の、忘れない程度の部分に置かれていく。その繰り返し。


つい先日まで放置していたことが山ほどあった。掃除・友だちとのランチの連絡・ブログ・請求書・ライティングの勉強・まだまだ納期が先だからと後で後でと置いていた仕事。




それをこの3日くらいで一気に片付けた。なんだこの爽快感。


一気に意識のメモリが空いたからだろうか、集中力が上がった。






最近、集中力が自分の中の課題だった。どれだけパソコンに向かってもすぐに集中力が切れる。だから最近は思いきって集中力が切れた時はなにもしないでいた。



でもあっさりと原因がわかってしまった。頭の片隅に置いてきた後回しにしていること、こいつらがふとした瞬間にあらわれて、それがあらわれるから集中力が切れていた。そのふとした瞬間にあらわれるものがなくなったから今日はひたすらパソコンに向かうことができたのだ。


後回しにしていることは以外に頭を侵食している。どんどんどんどん蝕んでいって気がついたらものすごく大切なものを奪っている。でも人はそれすらもなかなか気づけないのだ。


もしかしたら、他にも気づいていないことはたくさんあるのかもしれない。







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