伸ばした手

苦手の中の得意

長い長い戦いが、終わった。

長い戦いというのは、確定申告だ。なんなら書類をそろえるのが終わったというだけで、まだ提出はしていない。明日、最終日にしてくる。かなりギリギリなのだけれど、仕方がない。

そして、中国に行っていたことと、帰ってからは確定申告に追われていたので、このnoteの毎日更新がストップしていた。けれど、前ほど切羽詰まらずに、「まあできるときに書く感じの毎日更新」というスタンスは、楽だし心地よいのでよしとする。

本題に戻る。長い戦いといっても、私は白色申告なのでとても簡単だ。確定申告には青と白があって、青の方が難しい。けれど、青の方が節税ができて、お財布に優しくなる。白は簡単だけれど、お財布は得しない。

その青色申告をするには、開業届を出すタイミングか、とある期限までに「青色申告しますよ」という用紙を出さなければいけないのだけれど、私はそれを忘れていた。去年に気がついたときには、白しか選択できない時期だった。

「また来年度ですね」税務署の同じ年くらいのお兄さんにそう言われた。常にギリギリだ。

といいつつも、去年の5月頃に独立したので、確定申告は今年が初めてだ。白といっても、税金やら書類やら、ちんぷんかんぷんだった。戦いは長くなる、そう思うと手が伸びず、つい3日前まで放置していた。放置しすぎだ。

これが青色申告だったら、きっと間に合っていない。青色申告は、書類につける支出やら収入の部類が、白色よりもこまかくなるのだ(たぶん)。白色は大まかなので、割とギリギリでもなんとかなる。

けれど、初めてみたら案外楽しかった。というのも、私は分析が好きだ。だから、出来上がった売り上げと経費の履歴を見て、「ここはこうだから、来年はこうできるかも」「ここはこうしたら良いのか」と、自然と考えていた。

これが案外楽しかった。苦手なことでも、その中に得意があれば、はかどるらしい。

そんな風に楽しいポイントを見つけてからは、早かった。パパッと入力をして、振り返りながら終了して、印刷して、必要書類も印刷して。あとは提出するだけだ。

苦手なことでも始めたら楽しいし、その中に得意が紛れ込んでいるかもしれない。やらなければ知らなかった。これから、苦手な作業をするときは「得意探し」をしながらやろうかな。

けれど、明日提出に行くための苦手な「早起き」、この中に得意が見当たらない。


サポートでいただいたお金は、ライティング力向上の書籍購入に使わせていただきます。読んだ本はまたnoteで感想とともに紹介します。